今日も、こんなにきれいな桜を見ることができました。
ふれあいセンターへ向かうバスの中から目撃し、
「うわー、すごい!帰りはぜったい歩いて帰ろう!」と心の中で叫んでいました。
今日は、佐世保音声訳の会の「西海アラカルト」の録音日。
仲間の皆さんに最後のご挨拶をしてきました。
佐世保に来てすぐ、2008年夏、音声訳というボランティアがあることを知り、
講座を受講、2009年春から会員としての活動を始めました。
予想以上にハードなボランティア活動でしたが、
毎月楽しみに聴いていますよ、と視覚障害者の方に言われると嬉しくなって、
もっと頑張ろう…と思ったものです。
しかし、その後、「石木川まもり隊」の活動が増え、
立場上、そちらを優先しなければならなくなると、アラカルトの仲間の皆さんに迷惑をかけてしまう。
それが心の負担になって、正式にやめる決心をして、先月、会へ退会の意思を伝えました。
今日は、録音機器の返却と、アラカルトの皆さんに会うために行ったのですが、
たまたま音声訳の会の会長さんや、指導者のSさんなど、
お世話になった方々もいらしてて、お礼とお詫びを伝えることができて、とてもよかった…
お二人とも気持ちよく、温かく送り出してくださいました。
「石木ダムのこと、頑張ってね。私たちは何もできないけど陰ながら応援しています。
いつかここに帰ってきてくれると信じていますよ」と。
その言葉が耳の奥に残ったまま、桜の下を歩いていると、
なんだか卒業生の心境になってきました。
卒業というより、中退ですが…
中退でもいい、
アラカルトに在籍していたことを誇りに思います。
散った花びらがいつかは土に帰り、桜の栄養分となるように、
私も、アラカルトで体験したことが、きっと私の中で何かの糧になるでしょう。
天国のKさん、ごめんね。
途中で投げ出して…
でも、貴方なら、私の選択を
「いいと思うよ。自分に素直に生きるのが一番!」と言ってくれるでしょう。