佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

福島県のある小学校で

2013-02-28 | さよなら原発

昨日友人から届いたメールです。

友人はメル友から受け取ったそのメールに驚き、転送してくれました。

つい最近の話です。

福島県のある小学校で、ホントにあった授業の内容です。

 

次女が通う小学校の話。

京都大学から講師を招き出前授業をするとのプリントに保護者も希望があれば参加できるとのことだったので行ってきました。
うちの子供のクラスで参加した保護者は私一人。
それだけでもうちの子供は少し特別な存在になります。
そんな福島県○○市です。

授業の内容をシェアします。

授業が始まると4人1グループになる。
3人のグループがあり、私もそこに入るよう講師に言われる。

一緒に授業を受け、クイズに参加し、点数を稼いで賞状をゲットしよう~~!
ということらしい。

まずは放射線って?放射性物質って?
雲や雨雲に例えて説明。

「放射線がそこにあることが問題でない。」

シャワーに例える。
ちょうど良い温度でちょうどよい水圧で浴びれば気持ちがいい。

「水圧が強かったり冷水だったりするとびっくりするよねーー?」
「シャワーから出てくるのがお湯じゃなくておしっこやうんちだったらどう?」
「嫌だよね~~~~」
児童は「やだ~~~~」っと笑う。

自然放射能について

「みんなポテチ好き?」
「ポテチにも自然放射能はたくさん含まれてるよ」

低線量の影響がなぜわからないのか?について

「ちょっとの怪我で血が流れてもずっとずっと血が流れたままで死んでしまう人はいないよね?」
ちょっとの放射線によって細胞が傷ついても体が治していくから、実際にどれだけ影響があるのかはわからないと言いたいらしい。

それから「誰も実験台になりたくないよね?だから今までわからなかったの。
これから5年後、10年後に低線量被ばくの影響がわかるのではないかと言われています。」
それをこの子達が証明していくのでしょうか?と思いたくもなるような言い方でした。

「世界中どこそこの人は年間100ミリシーベルト浴びてる人もいます。
でもみんな元気です!」

「宇宙飛行士も浴びてるよ!!」

授業の中で6問クイズがありました。

たとえば
「放射線は防げる?」
選択肢は1.絶対に防げない。2.だいたいは防げる。
答えは2です。

「放射線は私たちの暮らしに役立ちますか?」
1.害になるだけ
2.役に立つ
答えは2。

ガンマ線はじゃがいもの芽が出ないように当てたりするのにも使うし
病院のガーゼなどの滅菌にも使われていて、とっても役に立っています。

放射線から離れれば離れるほど弱くなり、影響も低くなる。

授業の最初と最後にアンケートを取りました。

はじめは「放射能について知っていることを45秒以内に書く」というもの。

終わりには「授業を受けて感じたこと、わかったことを45秒以内に書く」

私の目の前に座ってた男児は終わりのアンケートに
「体によいときもある」「少しなら浴びてもだいじょうぶ」と書いてました。

私は45秒以内というルールを破り、

「放射線が身近であることを強調し、健康への影響を過小に見せる内容の授業でした。
低線量被ばくによる影響がどのように出るかわからないのなら、余計な被ばくは避け
初期被ばくに更に上乗せするような事がないように身を守りながら生活していくことを教えてほしいです。
文科省が発行した副読本は原子力の安全神話、原発推進側に偏った教育として問題を指摘されました。
今日の授業も副読本と同等です。」

と書いて、講師の目をまっすぐ見据えて手渡しました。

授業は一貫して放射能は身近にあり、少し浴びるなら大丈夫という内容でした。
このような指導をどこでもない、この福島で行っているのです、教育者が。

最後にクイズの点数が高かったグループの代表者が表彰されて授業は終了しました。
まーーー、無駄にテンポの良い授業。
学校から帰って来たわが子に感想を聞いてみると「体に入ってもすぐに出ていくんだね!」と笑顔で。
それはカリウム40の事でしょ・・・

私がいつも気を付けていることも知ってるし、口うるさく言い聞かせても子どもの知識、理解力とはこの程度。
大学の先生様がいらしてオモシロおかしく放射線を教えてくれたらこんなにもハッピーな解釈をしてしまう。

とても原発事故による被害を受けた地域の学校の話とは思えないね。
悪い夢ではないの。現実なの。

 

言葉遣いから察して、この京都大学講師は、若い女性のように思います。

本当にこの講師は、

「放射線はだいたい防げる」「放射線は私たちの暮らしに役に立つ」

と、心から思っているのでしょうか・・・

 

この小学校は、なんの目的で、はるばる京都から先生をお迎えしたのでしょうか?

子どもたちが、放射線を怖がらないように?

年間100ミリシーベルト浴びても、みんな元気!

だから、心配しないで!・・・と?

 

それは、校長先生が決めたのでしょうか?

県 or 市の教育委員会が決めたのでしょうか?

そのように決めた方にはお子さんはいないのでしょうか?

小さな子どもや孫はいないのでしょうか?

 

不思議で、不思議で、しかたありません。

 

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『詩の礫』和合亮一 

2013-02-27 | 佐世保・長崎

和合さんの詩を、大竹しのぶさんが朗読しています。

まだ聴いたことがなかったら、どうぞ聴いてみてください。

 

 

 

ありふれた言葉が、

私の心に、

ほんとうに、礫のように飛んできました。

 

大竹しのぶさんの、柔らかくて、しかも凛とした声が、

心の奥深く、礫のように投げ込まれました。

 

浜通りの

美しさを

戻して下さい

空気の

清々しさを

海のきらめきを

風の吐息を

 

ところが、海のきらめきを戻すどころか、

東京電力は1月24日、福島第1原発で増え続けている放射性物質を含んだ汚染水について、

処理装置で放射性物質を除去した後に海に放出する方針を明らかにしました。

それに対し・・

 

相馬双葉漁協は本県沖での漁業再開を目指して昨年6月から試験操業を続けている。

遠藤和則総務部長は「たとえ処理済みだとしても汚染水を再び海に流すなんて

言語道断。

漁業者の思いを踏みにじる対応で、受け入れられるわけがない」と反発している。

                     (福島民報 2013125 より)

 

 

東電には、「詩の礫」も届かないらしい。

痛くも痒くもないのか?

本物の礫が必要かも・・・

 

 

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何でごめんなさいなの?

2013-02-26 | さよなら原発

福島原発事故の3カ月後、自ら命を絶った酪農家の男性がいましたね。

覚えていますか?

あの時の写真、壁に書かれたメッセージを見たとき、私は、

悲しみよりも怒りで胸がいっぱいになったのに、

その後のこと、ご家族のことなど、何も知らず、知ろうともせず、

いつの間にか忘れていました。

 

少し前(2月17日)ですが、朝日新聞のネット版に、ご遺族(妻)に取材した記事を見つけたので

ご紹介します。

 

http://digital.asahi.com/articles/TKY201302160431.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201302160431

 

「原発さえなければ」。そう書き残し、東京電力福島第一原発事故の三ヶ月後に福島県相馬市の酪農家の男性が自ら命を絶った。「事故で平穏な生活を奪われた」と、妻と息子2人が3月、東電に対して損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こす。夫への思い、東電への怒り。妻が取材に語った。

 菅野重清さん(当時54)が自分の酪農場の堆肥(たいひ)小屋で首をつり、亡くなったのは2011年6月。小屋は原発事故の2カ月ほど前、堆肥販売を拡大しようと、借金をし500万円以上かけて建てたばかりだった。

 小屋の壁には今も、重清さんがチョークで書いたメッセージが残っている。「仕事をする気力をなくしました」「ごめんなさい」「なにもできない父親でした」――。

 妻のバネッサさん(34)が壁を見つめ、涙を流しながらつぶやいた。「10年以上一緒に暮らしたお父さん、会いたいよ。お父さんは悪くないのに、何でごめんなさいなの」

 バネッサさんは00年、母国のフィリピンで重清さんとお見合いして結婚し、相馬市に来た。約40頭の乳牛を育て、つくった堆肥を売る生活。重清さんは寡黙だが、家族との暮らしをいつも一番に考えてくれた。休日には長男(8)、次男(7)と4人で買い物に出かけたり、山で山菜を採ったりした。バネッサさんにはそんな日常が幸せだった。

 原発事故で全てが暗転した。放射能の影響で牛乳は1カ月、出荷停止に。堆肥も売れず、収入は途絶えた。借金返済のめどが立たない。重清さんは「どうすればいいのか」と繰り返すようになった。

 バネッサさんはフィリピン政府に促され、11年4月中旬から息子2人を連れて一時的に帰国した。重清さんも酪農を捨てて移住することを考え、4月下旬からフィリピンで1週間過ごした。だが、仕事が見つからずに日本に戻った。

 夫婦は週に2、3回、電話で話をした。「飯、食ったか」「元気か」。たわいのないやりとりで互いの様子を確認し合った。

 6月10日の早朝も電話があった。早い時間の電話に驚いたが、夫の声はいつもと変わらなかった。「バネちゃん、ちゃんと子どもの面倒見てね。(日本に)帰ってこなくていいんだ。子どもを大事にして」

 翌日の午前、重清さんは遺体で見つかった。「なんで、どうして」。友人からのメールで夫の死を知ったバネッサさんは、放心状態のまま子どもと日本に戻り、葬儀を済ませた。

 放射能が怖くて、自宅から約20キロ離れた福島県伊達市の借家に引っ越した。病気がちの子どもの世話があり、働けない。夫の生命保険で約800万円の借金を返し、残りを取り崩して暮らしている。

 昨年11月、事故後の福島の現状を追う映画を撮影していた四ノ宮浩監督と出会った。東電への不満をため込みながら、どうしてよいか分からなかったバネッサさんは、自分の思いを初めて他人に伝えた。「東電を訴えたい」。その一言で訴訟の準備が始まった。「お父さんがいてくれたらなと、思う。生活も苦しい。子どものために闘いたい」

 バネッサさんと息子2人は3月に起こす訴訟で、約1億1千万円の損害賠償を求める予定だ。原発事故の影響で酪農が続けられなくなり、生活が破壊されて自殺に追い込まれた、と主張していく。

 東電広報部は取材に「多くの皆様にご迷惑とご心配をおかけしていることについて心からおわび申し上げます。提訴については承知していません」と回答した。

 

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明日の未来を見つめて

2013-02-24 | さよなら原発

 

今日は、こんな素敵なイベントに参加してきました。

月に一度、脱原発の署名活動を主催している「オランダの花やさん」のアトリエでの集まり。

ほとんど若い人ばかりで、関東からの疎開者が半分以上でした。

 

まずはじめに、花屋の主のMさんから、

昨年末急逝した署名仲間であり疎開者のYさん、そのお母さんからのお手紙が朗読されました。

Yさんのお母さんらしい、前向きで心のこもったお手紙でした。

 

続いて、埼玉からの疎開者Hさんのお話しが始まりました。

Hさんは、原発事故直後、娘さんや息子さん一家と長崎での避難生活を始め、

埼玉で一人頑張っているご主人との二重生活を続けています。

多くの問題を抱えながらも、いつもニコニコ笑顔で元気いっぱい。

昨年から原爆被爆者の手記の朗読ボランティアを始めたことなど、

すべてを生きる糧にして受け入れ取り組む姿が、とても眩しく感じられました。

 

私も、「さよなら原発させぼの集い」の活動について話しました。

Mさんが私を紹介するときに、「石木ダムの反対運動もしてる人で・・・」と言ったので、

予定外でしたが、ダムと原発の共通点や、石木ダム問題の現状も少しだけ話させてもらいました。

後で帰る直前に、前に座っていた若い女性が、

「私も石木ダムは反対です。要らないと思う。いつかゆっくりお話し聞かせてください」と声をかけられ、

本当に嬉しかった!

 

ティータイムを挟んで、いよいよメインゲスト冨田さんのお話し。

政治とどう向き合うか、どんな暮らし方をするかなど、具体的でしかも深いお話でした。

とても共感できる内容でしたが、特に心に残る言葉がいくつもありました。

 

みんな答えを急ぎすぎている

判断をする(断じる)こと自体が暴力的

正義を振りかざしても孤立する

いま見えない暴力が蔓延している

自分の心と会話しよう

大事なのは寄り添うこと

今の現実を生み出したのは僕たち自身

「無関心な人たち」などと括るな

垣根や分断や対立をなくし、今有る繋がりを育んでいこう

 

私の中のモヤモヤしていた霧のようなものが、スーっと引いていくのを感じました。

急ぐのはよそう。

断じることなく、迷いながら、

焦らず、一歩一歩、

あるがままの自分の心と会話し続けていこう、

そして、いつか本当に寄り添えるような人になりたい…

 

 

 

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さよなら原発ウォーキング じゃなくて 山登りでした~

2013-02-23 | さよなら原発

みんなの行いが良かったので? ピカピカの青い空!

空気は少し冷たいけれど、歩くとかえって心地いいウオーキング日和です。

「さよなら原発」の仲間だけでなく、「てくてくウォーキング」の会の方や、

ライフを見たと言って来てくださった方など、30名以上が集まりました。

今日の趣旨説明を簡単にさせて頂いて、あとはウォーキングの先生Yさんにバトンタッチ。

怪我などしないよう柔軟体操もしっかりやって、いざ、出発。

こんな素敵な飛び石の川渡りをしたり、

 トンネルを抜けたり、

地域の歴史や、道端に咲いていた「イヌフグリ」の名前の由来を聴いたりしながら、

楽しく歩いているうちに、道はだんだん上り坂。

お天気と愛宕市に誘われて、今日の愛宕山は大賑わい。

途中でたくさんの人とすれ違いました。

「こんにちは~」と声をかけ合いながら、

私たちの胸に下がっているカードを目にして、

「そうよねー、原発はこわいからねー」

「原発?要らん、要らん」とつぶやきながら通り過ぎる人も数人いましたし、

「さよなら原発?原発がなかったら電気が使われんたい。困ろうもん」とか、

「うちの子もそこで働いてるからね・・・」などとおっしゃる方もいました。

 

そんな会話も途中からは途絶え、

息はハーハー、足は上がらず、手すりに捕まり、ヨイショヨイショという感じの方もちらほら。

これがウォーキング?

どこがウォーキング?

山登りじゃん!

と思いつつも、Yさんの気配り(速度はゆっくり、小休止も数回)のおかげで、

みんな無事に山頂に到着。

わずか259mの低い山ですが、長い石段はけっこう急な勾配で、

明日の筋肉痛がちょっと心配・・

 

山頂は狭くて、ラッシュアワー状態。

木陰から見える海は絵のようで、

町を見下ろす気分は最高。

みんなで愛宕勝軍地蔵菩薩に拝礼し、原発廃炉を祈願しました。

戦いに勝つための神様が、はたして原発を止めてくださるか・・はなはだ疑問ですが、

ま、この際、硬いことは言いっこ無しということで・・・

 

記念撮影。はい、チーズ!

おや?見知らぬボクたちも入っていますね。

いいのよ、いいのよ、大歓迎よ。

そして、さよなら原発の仲間のSさんたちが出してるテントで、

超美味な(これホント!お世辞ではありません)だご汁とおにぎりを食べ、

愛宕市をのんびり楽しんで帰りました。

 

病院を抜け出して見送りに来てくださったYさん、

腰が痛いから登山口まで参加したいと言って川棚から来てくださったMさん、

前回のデモで知り合って松浦市から参加してくださったUさん、

わかりやすく楽しいガイドをしてくださったYさん、

本当にありがとうございました。

皆さんのおかげで、たくさんの元気をもらいました。

 

とても好評だったので、「さよなら原発ウォーキング」は来月以降も続けることになりました~

皆さん、またよろしくお願いしまーす

 

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ガマン大敵!子宮内膜症

2013-02-20 | 雑感

友人からTV番組の情報が送られてきました。

今夜の「ためしてガッテン!」

タイトルは「女性の敵!あの痛みをまだガマンしますか?」

 

あの痛みとは、生理痛しかないよな~

私はもう関係ないのに・・

そうか!

以前、娘の生理痛の酷さを伝えていたのを覚えていてくれたんだ~

ありがたいな~

ちょうどその時間だったので、急いで娘に電話。

が、まだ会社だったので、代わりに見て報告することに・・・

 

子宮内膜症

推定患者数=260万人

ところが、お医者さんにかかっているのは、60万人。

残り200万人は?・・・ただ我慢、忍の一字!

なぜ?

それは、生理痛は誰にでもあること、程度の違いがあるだけ、病気ではない、という思い込み。

薬を飲めば和らぐし、月に1度のことなので、喉元すぎれば・・ってヤツ。

また、痛みも徐々に激しくなっていくので、体がある程度までは慣らされてしまいがち。

また、病気かも?と思っても、産婦人科のドアを開けるのはとても勇気がいること。

女性なら誰もがわかる高い壁・・

 

そんなこんなで、いま、ひどい生理痛で苦しんでいる女性の200万人くらいは、

子宮内膜症かもしれないそうです。

 

次のチェック項目を参考にしてください。

1.生理痛がだんだんひどくなって、薬の量が増えたり、効かなくなってきた

2.生理以外の時も下腹部痛がある

3.排便痛や性交痛がある

 

思い当たる人は、ぜひ受信してください。

ガマンは美徳ではありません。

放置しておいたら悪化するばかりです。

子宮や卵巣だけでなく、腹膜や肺にまで穴を開けてしまうことがあるそうです。

不妊やガンになる危険性もある、怖い病気です。

 

昔からある病気ですが、最近増えているそうです。

もう一度言います。

ガマン大敵!

ガマンしないで、病院に行きましょう!  

 

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ガンジーの言葉

2013-02-19 | 雑感

今日、埼玉の先輩が、素敵な言葉を教えてくれました。

 

あなたのおこなう行動が、ほとんど無意味だとしても、

それでもあなたは、それをやらなければなりません。

それは世界を変えるためにではなく、

あなたが世界によって変えられないようにするためにです

 

これは、ガンジーの言葉だそうです。

 

 ほんとうにそうだと思うとともに、

 インド独立という「世界を変えた」人の言葉と思うと、

 勇気も出てきます。

 

と、メールには書かれていました。

私も本当に、その通りだな~と思いました。

でも、先輩のように強い使命感もなく、何事にもついつい流されそうになる弱い私には、

勇気も素直に出てきません。

 

非暴力の人、ガンジーはもっとも尊敬する人の一人だけれど、

この言葉は、知らなかった。。

さっきインターネットで検索してみたら、

いや~、あるんですね~、名言の数々。

 

 

 世界の不幸や誤解の四分の三は

  敵の懐に入り

  彼らの立場を理解したら

  消え去るであろう。

 

 

 もし、過ちを犯す自由がないのならば

  自由を持つ価値はない

 

 

 明日死ぬと思って生きなさい

  永遠に生きると思って学びなさい

 

 

 善きことは

  カタツムリの速度で動く

 

 

いいですね。

特に最後の言葉、いいですね~

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バラにはなぜ棘がある?

2013-02-19 | 雑感

ご存知ですか?

それは敵から身を守るためでしょ?

と答える人が多いと思います。

私もそう思っていました。

でも、そうではないのです。

棘付きのバラを、ヤギやラクダやキリンなど草食動物は、

みんなムシャムシャ美味しそうに食べるそうです。

虫たちも全然へっちゃらです。

そもそも虫たちが寄って来るように、バラはいい香りを発して招き寄せてるわけで…

虫たちを遠ざけたら、バラは繁殖できない!

 

では、何のために棘があるかというと・・・

ツルと一緒。

棘が他の植物に引っかかれば、その植物が成長することで、自分も伸びていける。

そうして、日照を確保したり、生息域を広げたりしているんだそうです。

 

へぇ~、なるほどね~と思いつつ、小さなリポートにまとめ、いつものようにFAXしました。

送信先は、御年81歳の恩師、O先生です。

O先生は、いくつになっても観察力や探究心が鋭く、好奇心旺盛。

でも、パソコンをお持ちではなく、そういうものには関心がないので・・

私がいつの間にかその代用品になってしまいました。

 

3週間ほど前には、幸徳秋水の大逆事件の詳細が知りたいとのこと。

インターネットで検索して印刷してFAXするだけ。

枚数が多いので先生は恐縮してたけど、そんなのは楽チン。

 

2週間ほど前には、「マイ・マイ・マイ」「ハッピー・ホセ」「哀しみのソレアード」について、

いつ、どこで生まれた曲か、作者は?エピソードは?などなどの宿題が出され、

古い曲ばかりで、時間がかかった割には情報が少なかった…

でも、へー、坂本九ちゃんが歌ってたんだ~とか、

あ、「チン・チン・ルンバ」なら聴いたことあるような・・

と、楽しみながら調べました。

 

そして、3日前に質問されたのが「バラにはなぜ棘があるの?」でした。

予想に反した事実を知って、今回も得した気分。

「忙しいのに、いつも悪いね~」と言われ、

「いいえー」と言いつつ、

(なんでいつまでも宿題出されなきゃいけないの?)と思ったりもするけれど、

調べ始めると楽しいし、新しい発見に心ワクワク。

 

ただね・・

残念なことに、出来の悪い生徒はすぐに忘れちゃうのです。

自分で考えるわけでもなく、あちこちに足を運んで調べまわるわけでもなく、

お手軽にパソコンで検索するだけだから、

へー!と思ったことも、数ヵ月後には忘れてしまう。

 

埼玉にいた頃、「なんで雲は落ちてこないんだろう?」と言われて、

かなり調べて、かなり感動したのは覚えているんだけど、

いま、そのメカニズムを説明することはできない。。

あ~あ、

このPC同様、私の脳ミソの容量もかなり小さいようで・・

いつかは脳ミソも外付けできるようになるかしら? 

 

 

 

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自殺の理由が統廃合?!

2013-02-17 | 雑感

大阪でまた子供が自殺した。

今度は小学生だ。小学5年生。11歳。

わずか11年間と数ヶ月の人生を、自ら終わらせてしまった。

理由は・・・

イジメでもなく、体罰でもなく、

とうはいごう

統廃合!

 

電車に飛び込んだ、そのホームに残されていたリュックサックの中にはメモがあり、

どうか一つのちいさな命とひきかえに、とうはいごうを中止してください

と書かれていたという。

 

この子が通っていた小学校はこの3月で廃校になることが決まっていて、

子どもたちは近くの2つの学校に分かれて統合されることになっていた。

それがきっと、大人には理解できないほど辛い悲しいことだったのだろう。

 

だとしても、わからない。

この子は自殺する2分前に母親あてにメールを送っていた。

みんな大・大・大好き」と書かれていた。

死んでしまったら、大好きな両親を悲しませるとか、

大好きな人たちと永遠の別れになるとか、考えなかったのだろうか。

家族との永遠の別れより、友だちとの学校生活の崩壊の方が耐えられなかったのか?

 

だれもが理解できないでいる。

ネット上には、親の育て方が間違っていたとか、

統廃合問題に関して親がヘンな意識を植え付けていたのではないかなどの

かってな憶測による酷い中傷もみられる。

 

報道によると、ご両親は、

「子どもが抱えていた思いは知ってほしいが、

自分が死ぬことで事態を変えようとするのはまちがっている、

ほかの子に自殺が正しい方法とは思ってほしくない」

と語っていたという。

 

校長は、

とても優しい児童だった。こんなに深く悩んでいたことをつかめず申し訳ない

と謝罪したという。

 

親も先生も友だちも、誰も悪くない。

みんなから愛された幸せな子どもだったに違いない。

それなのに、なぜ?との思いが消えなくて、

こんなことがおきてしまった今の社会が、だんだん不気味なものに思えてくる。

 

幸せだったけど、夢を持ってなかったのかもしれない。

将来は野球選手になるとか、

科学者になってノーベル賞を取りたいとか、

お医者さんになって、病気で苦しんでいる人を治してあげたいとか・・

具体的な夢があれば、死のうなんて思わないはず。

生きて夢を叶えたいと思うから。

子どもたちが夢を持たない社会なんて・・寂しい。

 

それから、この言葉に引っかかる。

「どうか一つのちいさな命とひきかえに、とうはいごうを中止してください」

一つのちいさな命とひきかえに」なんて書く?

普通は、

「どうか僕の命とひきかえに、とうはいごうを中止してください」と書くだろう。

「一つのちいさな命」って、まるで他人のことを言ってるみたい。

客観視し過ぎている。

 

賢すぎたのかもしれない。

優しすぎたのかもしれない。

真面目すぎたのかもしれない。

でも、君はまだ子どもだよ。

たかだか11年しかこの世を知らない子どもだよ。

生きて、もっと生きて、いっぱい学んで、ダメな社会を変えて欲しかった。。

 

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おばちゃんが日本を救う

2013-02-16 | 雑感

全日本おばちゃん党」って知ってる?

ツイッターもフェイスブックもやらない私は、名前しか知らなかった。

衆院選前に、いろんな新政党が乱立したときに、その名前を聞いて、何それ?って思った。

その後、「党」とは言うけれど、いわゆる本物の政党ではないと知って、

こんな大事な時にふざけないでほしいな~

そんな暇があったら、

同じ関西圏の女性、嘉田由紀子さんが党首を務める「日本未来の党」でも応援してほしいな~

なんて思ってた。

 

オハズカシイ・・

今頃、「全日本おばちゃん党」の本当の姿を知った。

つい先日の新聞で。

その基本理念「全日本おばちゃん党はっさく」(「維新八策」をもじったもの)を読んで、

心打たれました。

 

その1 うちの子もよその子も戦争には出さん!

その2 税金はあるところから取ってや。

     けど、ちゃんと使うなら、ケチらへんわ。

その3 地震や津波で大変な人には、生活立て直すために予算使ってな。

     ほかのことに使ったら許さへんで!

その4 将来にわたって始末できない核のごみはいらん。

     放射能を子どもに浴びさせたくないからや。

その5 子育てや介護をみんなで助け合っていきたいねん。

     そんな仕組み、しっかり作ってや。

その6 働くもんを大切にしいや!

     働きたい人にはあんじょうしてやって。

その7 力の弱いもん、声が小さいもんが大切にされる社会がええねん。

その8 だからおばちゃんの目を政治に生かしてや!

 

わかりやすくて、心がこもっていて、温かい。

こんな政治家や政党が、今とても必要なんだ・・と、あらためて感じました。

 

あ~あ、「全日本おばちゃん党」が本当の政党だったらな~

次の国政選挙で大事な一票を投じたいのにな~

 

国会はオッサンだらけ。

右とか左とか、主義主張にこだわるのは、もう古い。

子育てや介護や・・女性は暮らしの中で政治のことちゃんと考えている。

暮らしやすい国にするには、困っている人を心配するおばちゃんの視点が必要。

そんなこんなで生まれた「全日本おばちゃん党」は、現在党員1600人。

これからもドンドン伸びていってほしい。

心からそう思います。  

 

同じ中年?熟年?女性だけど、おばちゃんにはなかなかなれない私。

あんなふうにおおらかで、あけすけで、ユーモアたっぷりには話せない。

気転が効いた鋭いツッコミも・・・無理。

新聞に写ってるおばちゃんたちは、みんなとびっきりの笑顔!

みんな大きく口を開けて、お腹のそこから笑っている。

気取ったりしない、本音の人たちだ。

その笑顔から、大きなエネルギーが伝わってくる。

 

もしかしたら、数年後には、本当の政党になっているかも・・

いでよ、日本中のおばちゃんたち。

肝っ玉母さんのようなおばちゃんたちこそが、日本を救えるのかもしれない。。。

 

 

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