あべちゃんが、靖国神社を参拝したことで大騒ぎになっています。
何故って…あべちゃんは総理大臣だから。
「内閣総理大臣 安倍晋三」の名で献花したんだって。
つまり日本人を代表して靖国参拝したことに、中国も韓国もカンカンに怒っています。
あべちゃんに悪意はないらしい。
この日参拝したのは、「ご英霊に政権1年の歩みと、二度と再び戦争の惨禍に人々が苦しむことのない
時代をつくるとの決意をお伝えするためだ」と、記者団に語ったそうです。
でも、その論理が隣国に理解されると本気で思っているのなら、
あべちゃんっておめでたい方ですよね~
これまで閣僚が参拝するだけでも中韓両国から抗議の声が上がり続けていたのに、
その声は全く耳に入っていなかったのでしょうか?
そんなことはありませんよね。
入っていたからこそ、第一次安倍内閣の時は参拝しなかったんですものね。
じゃあ、なぜ、今回は?
私のかってな予想ですが、あべちゃんは、いま自信満々なのではないでしょうか?
首相に返り咲いてわずか1年で、
経済をこんなに上向きにした!
(私たち庶民に実感はありません…むしろ年金も減り負担は増え苦しくなっていますが)
原発事故の汚染水も完全にコントロールしている!
(そんな言葉を本気で信じてる人がいるでしょうか?)
消費税も来年からアップできる!
(来年度予算は増税分以上に無駄な支出が多いようですが)
歴代総理ができなかった秘密保護法も成立させた!
(戦後最大の悪法だと言われてますが…)
懸案の基地移設問題も沖縄で解決した!
(知事や議会が受け入れても、県民の苦悩は続きます)
すべてが順調にいっている。為せば成るのだ!
正しいと思ったことは勇気をもってやるべきだ!
と自信に満ち、
以前からやりたくてたまらなかった靖国参拝を決行するのは…「今でしょ!」
と思われたのではないでしょうか。
しかし、その結果、
中国は「国際社会に対する大きな挑戦で、中日関係を大きく傷つけた」と即座に抗議、
韓国は「これまでの努力を水の泡にした。憤怒を禁じ得ない」と述べ、
米国も「近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している」
との声明を発表しました。
あべちゃんは、やはり、お坊ちゃんだったのですね~
自分の考えは常に正しい、自分の信じる通りに進めば必ず周りは理解してついてくる。
そう思われていたんでしょうね~
しかし、世の中そんなに簡単じゃありませんよね~
あべちゃんの思う正義が国民みんなの共通認識ではありませんし、
ましてや、他国の認識とは大きく異なります。
それぞれの国にはそれぞれの正義があり、いずこも自分たちの正義が絶対正しいと信じています。
その正義を振りかざすばかりでは…行きつく先は戦争。
でしたよね?その歴史はあべちゃんだってご存じのはずですが…。
あべちゃんは他人の思いを忖度することが苦手な方なのかもしれませんね~
「僕は日本のために尊い命を捧げた英霊に尊崇の念を捧げただけなんだよ。
それをどうして他国の人にごちゃごちゃ言われなくちゃいけないの?」
とお思いなのでしょう。
その他国(中国や韓国)の人の気持ちになって考えれば簡単なことなのに。
例えば、自分のお父さんが、かつて日本兵によって残虐な行為を受け死んでいったとしたら、
その指揮をしていた戦犯への憎しみは決して消えないだろうなぁ、
その戦犯を日本の総理が英霊として崇めていると聞いたら、やっぱ怒りが湧いてくるだろうなぁ
なんて、想像するのは難しいことではないと思うのですが…
あべちゃんは、想像すること自体、苦手な方なのかもしれないですね~
もしまた、福島原発のような事故が他の原発でおきたら…とか、
もしまた、オスプレイの墜落事故が沖縄のど真ん中でおきたら…とか、
そんな想像は、すべて有り得ないこととして、頭の片隅にもないのでしょう。
ということは…
就任一年目にして、私たち国民はやっと気づいたわけですね~
人の心も忖度できない、
いろんな事態を想像することもできない、
そんなリーダー失格のあべちゃんを総理にしてしまったってことに。
猪瀬さんは都議会に厳しく追及されて、めでたく一年でお辞めになりましたが、
あべちゃんの場合は、仲間がたくさんいて守られてるから安泰なのでしょうね~
ということは、
日本丸の行く手には暗雲が・・・前途多難です!