佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

来る年に願いを込めて

2013-12-31 | 雑感

昨日届いたお花のケーキ。

ありがとう。また一つ歳をとりました。

このプリザーブドフラワーのように瑞々しいままではいられないけど、

皺が増えても、頭の回転が鈍くなっても、歳を重ねるごとに人生は豊かになります。

 

今日はお天気だったので、平戸までドライブ。

大好きな川内峠に行ってきました。

義母が癌で亡くなる1ヵ月前に、夫と3人でドライブして、たまたま出会った場所です。

あの時と同じ冬枯れの草原と青空と、展望台からはぐるりと海が見渡せました。

でも、今日はあんまり風が強いので、早々に降りてくると…

小さな子どもが、

風に飛ばされそうになりながら、

転んでも、

また立ち上がって、何かをしっかり握っています。

その先にあったのは…

空高く舞う凧でした。

 

たこたこあがれ  風よくうけて  雲まであがれ  天まであがれ

 

来る年への夢をのせて 天まで上がれ

来る年が 平和でありますように

それぞれの願いに一歩でも近づく年でありますように

風を起こし 風よくうけて 天まであがれ

 

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安倍首相 靖国参拝

2013-12-26 | 平和

あべちゃんが、靖国神社を参拝したことで大騒ぎになっています。

何故って…あべちゃんは総理大臣だから。

「内閣総理大臣 安倍晋三」の名で献花したんだって。

つまり日本人を代表して靖国参拝したことに、中国も韓国もカンカンに怒っています。

 

あべちゃんに悪意はないらしい。

この日参拝したのは、「ご英霊に政権1年の歩みと、二度と再び戦争の惨禍に人々が苦しむことのない

時代をつくるとの決意をお伝えするためだ」と、記者団に語ったそうです。

でも、その論理が隣国に理解されると本気で思っているのなら、

あべちゃんっておめでたい方ですよね~

 

これまで閣僚が参拝するだけでも中韓両国から抗議の声が上がり続けていたのに、

その声は全く耳に入っていなかったのでしょうか?

そんなことはありませんよね。

入っていたからこそ、第一次安倍内閣の時は参拝しなかったんですものね。

 

じゃあ、なぜ、今回は?

私のかってな予想ですが、あべちゃんは、いま自信満々なのではないでしょうか?

首相に返り咲いてわずか1年で、

経済をこんなに上向きにした!

(私たち庶民に実感はありません…むしろ年金も減り負担は増え苦しくなっていますが)

原発事故の汚染水も完全にコントロールしている!

(そんな言葉を本気で信じてる人がいるでしょうか?)

消費税も来年からアップできる!

(来年度予算は増税分以上に無駄な支出が多いようですが)

歴代総理ができなかった秘密保護法も成立させた!

(戦後最大の悪法だと言われてますが…)

懸案の基地移設問題も沖縄で解決した!

(知事や議会が受け入れても、県民の苦悩は続きます)

 

すべてが順調にいっている。為せば成るのだ!

正しいと思ったことは勇気をもってやるべきだ!

と自信に満ち、

以前からやりたくてたまらなかった靖国参拝を決行するのは…「今でしょ!」

と思われたのではないでしょうか。

 

しかし、その結果、

中国は「国際社会に対する大きな挑戦で、中日関係を大きく傷つけた」と即座に抗議、

韓国は「これまでの努力を水の泡にした。憤怒を禁じ得ない」と述べ、

米国も「近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している

との声明を発表しました。

 

あべちゃんは、やはり、お坊ちゃんだったのですね~

自分の考えは常に正しい、自分の信じる通りに進めば必ず周りは理解してついてくる。

そう思われていたんでしょうね~

 

しかし、世の中そんなに簡単じゃありませんよね~

あべちゃんの思う正義が国民みんなの共通認識ではありませんし、

ましてや、他国の認識とは大きく異なります。

それぞれの国にはそれぞれの正義があり、いずこも自分たちの正義が絶対正しいと信じています。

その正義を振りかざすばかりでは…行きつく先は戦争

でしたよね?その歴史はあべちゃんだってご存じのはずですが…。

 

あべちゃんは他人の思いを忖度することが苦手な方なのかもしれませんね~

「僕は日本のために尊い命を捧げた英霊に尊崇の念を捧げただけなんだよ。

それをどうして他国の人にごちゃごちゃ言われなくちゃいけないの?」

とお思いなのでしょう。

その他国(中国や韓国)の人の気持ちになって考えれば簡単なことなのに。

例えば、自分のお父さんが、かつて日本兵によって残虐な行為を受け死んでいったとしたら、

その指揮をしていた戦犯への憎しみは決して消えないだろうなぁ、

その戦犯を日本の総理が英霊として崇めていると聞いたら、やっぱ怒りが湧いてくるだろうなぁ

なんて、想像するのは難しいことではないと思うのですが…

 

あべちゃんは、想像すること自体、苦手な方なのかもしれないですね~

もしまた、福島原発のような事故が他の原発でおきたら…とか、

もしまた、オスプレイの墜落事故が沖縄のど真ん中でおきたら…とか、

そんな想像は、すべて有り得ないこととして、頭の片隅にもないのでしょう。

 

ということは…

就任一年目にして、私たち国民はやっと気づいたわけですね~

人の心も忖度できない、

いろんな事態を想像することもできない、

そんなリーダー失格のあべちゃんを総理にしてしまったってことに。

 

猪瀬さんは都議会に厳しく追及されて、めでたく一年でお辞めになりましたが、

あべちゃんの場合は、仲間がたくさんいて守られてるから安泰なのでしょうね~

ということは、

日本丸の行く手には暗雲が・・・前途多難です! 

 

 

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仮設住宅で暮らす川内村村民の現状

2013-12-25 | さよなら原発

今朝友人から届いた情報に絶句。

情報源は、郡山市議の蛇石さんのブログでした。
http://h-cosmos.blog.ocn.ne.jp/ikuko/2013/12/post_6c82.html

私も転載させていただきます。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


福島原発事故川内村からの避難者 (仮設:郡山市内)NPO法人昭和横丁代表志田さんに

お会いして実情を伺ってきました。

お米、布団、毛布、温かな衣類など送って下さると嬉しいと仰ってました。

ご協力のほどよろしくお願いします。

(送り先)
      〒963-0115   福島県 郡山市 南1丁目 94

      南仮設住宅 A-4-10 NPO法人 昭和横丁

      TEL 080-1387-2302

*********

状況報告(お願い)

川内村住民は2011年3月11日の震災、

その後の東電原発の発災にともない、川内村は全村避難しました。

なかでも多くの村民は郡山市内県営施設ビッグパレットに避難、

同年6月から8月にかけ、郡山市内の仮設住宅に仮の住まいを置きました。

その後、2012年4月、川内村役場機能・小中学校が川内村に戻ったものの、

現在でも完全帰村者(約535名)

   週4日帰村者(約920名:村外からの仕事のため

 村外借上げ住宅者(約1600名)

  村外仮設住宅者(約680名)となっております。


このうち、村外仮設住宅者は高齢者・無雇用者・障がい者世帯など無収入微収入者

が多い状態です。特に2012年8月で精神的賠償(月額10万円/人)が終了、

2013年3月までの生活保障として20万円が支給され一切が打ち切られました。

(※注 帰還困難区域の解除にともなって打ち切り。避難区域では続いている)


そのような現況のなかで喫緊の生活支援が必要な状況にあります。

仮設住宅者の多くは、帰村しても仕事がなく家族が分断され車などの生活手段に事欠き、

住居の修繕すらままならない状況にあります。


当該NPOは、設立目的のとおり受領支援物資の給付などに取り組んでおりますが、

その量・質においてきわめて不十分な状況です。

現下の状況に鑑み、ご理解をいただき支援の輪を広げて頂きたくお願いいたします。

**********************

 

さらに、この呼びかけを行った福島のNPO法人シャロームさんからの補足がこちらにありました。
http://blog.goo.ne.jp/donationship/e/40401a56a28f74529bfa3bcc09f2f77d
    
長いので、かってに短くしてみました。時間のある方は原文をごらんください。

 

川内村は帰還困難区域の解除を一番早く行われたため2013.3で保障も打ち切りとなり、

仮設住宅への入居は認められているが、高齢者等が多く、国民年金程度の収入しかなく

困窮している。行政の支援もなく、年を越せるかを心配している。

 

川内村は帰還を進めているが、若い世帯は帰らない人が多い。 

動ける人は借上げ住宅などに移っているが、自分たちの子育て生活再建で手一杯、 

仮設に残っているのは高齢者や社会的弱者だが、行政サービスもない。 

県や行政は5年後とかの町の構想を打ち上げているが、こちらは待ったなし。

 

お米がいちばんありがたい、あと敷布団など寝具、冬物衣料など。 

仮設に最初に入居した時にもらった布団がせんべいになってて、皆さんそれで寝ている。

体が中から弱って、高齢者がバタバタ死んでいる。自殺も心配。。。

 

・この情報を皆さんの周囲の方にも伝えて下さい。

よろしくお願いします。


今年はたまたま友人知人から頂いた新米が余分にあったので、さっそくそれを送りました。

あと、箪笥の肥やしになっていた冬物衣類も…大掃除の前の整理整頓にちょうどよかった!

皆さんも、もし着なくなった冬物や寝具などあったら、ご検討頂けると嬉しいですが、

普段から断捨離を心掛けている方には無理なお願い。

そういう方にはこの情報を少しでも多くの人に拡散して頂けますよう…。 m(_ _)m

 

 

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五番街デビュー

2013-12-24 | 佐世保・長崎

今日の午後は久しぶりに予定無し。

自由な時間。

しかも天気も上々。

よ~し、ついに行ってみるかな~、五番街へ!

 

何しろ、11月29日グランドオープン以来、誰に聞いても「すごい人だった!」

と言うし、

実際一度だけ覗いたことはあるんだけど、

レジの前に30人くらい並んでいるのを見て、何も買わずにすたこらさっさと帰ったのでした。

 

あれから一月近くたってるし、平日だから大丈夫だろう…

との読みは当たってました。

まずレジで待たされることはなかったし、

人通りも多すぎず少なすぎず、ちょうどいい感じ。

の~んびりウインドゥショッピングを楽しみました。

 

目的地は「無印良品」のお店。

埼玉にいた頃から、娘共々お気に入りのお店でしたから、

近くにできて嬉しいなぁ~

でも、品数は思ったほどではなくて、

目的の3品中、買ったのは1つだけ。

840円の「醤油さし」。

帰宅してさっそく使ってみましたが、実に使いやすくて…満足、満足。

 

あ、他にもお菓子を4点ほど買いましたが…。

だってねぇ、せっかく出かけたのに1点だけじゃねぇ。。。

 

そうそう、今日はクリスマスイブだから、ケンタッキーにも寄って…と、

出口に向かおうとしていたら、何やら素敵な音色…

東ゾーンの吹き抜け広場で出会ったのは、

重松壮一郎さんの演奏でした。

壮一郎さんは、知る人ぞ知るアーチスト、佐世保の若者にはたいへん人気のある方です。

ピアニストであり、作曲家であり、即興演奏家でもあり…

「オランダの花やさん」の舞さんとコラボなさっているのを何回か聴いたことがありました。

生け花の実演と、その世界に寄り添い共鳴するような演奏でした。

 

今日は、ほかおななこさんの歌との共演もありました。

ななこさんの歌も、とても素敵でした。

のびやかなのに、つるつるではない、木綿の肌触りのような声。

島唄のような感じの歌でした。

 

聴き入っていたら、携帯がブルブル。

あー、マナーモードにしててよかった~

と思いつつ発信者を見て、慌てて、外へ。

松ちゃんのお友だち。

あるものを持ってきてくれるので受け取るようにと松ちゃんから頼まれていたんだっけ。

前回は留守していたので、今日は受け取らなくちゃ…

と、慌てて帰ったのでありました。

 

よって、今夜はフライドチキン、食べ損なってしまった!

でも、思いがけず、素敵なクリスマスコンサートに出会えて   でした~

 

佐世保五番街…予想以上にいいかも。。

これからは時々足を延ばしてみようかな~

延ばすったって…我が家から歩いて5~6分の距離だもの。

新しい散歩コースに追加します。

 

生まれたての五番街。

来年以降もすくすくと元気に育ちますように。

願わくば、お店はこれ以上増やさず、周りに緑をもっと増やして、

そう、本家ニューヨーク五番街のそばにあるセントラルパークみたいに、

(私は行ったことありませんが)

市民が憩える街づくりを忘れないでほしい。 

 

 

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にんじんあし

2013-12-24 | 雑感

「にんじんあし」ってわかります?

ナゾナゾではありません。

人参足=人参のような赤い足のこと。

それって…何って?

では、こちらをどうぞ。

 

あしゆして にんじんあしに なっちゃった

 

これならすぐに納得ですよね。

長崎市立西町小1年生が創った川柳。

長崎新聞「レッツ575」に掲載された今月の作品の一つ。

 

子どもたちはみんな詩人です。

子どもたちはいつも歌人です。

見たまんま、感じたまんまを歌います。

 

  ふゆになる はなからはなみず こんにちは

                          西海市立大島幼稚園

 

  足十本 こたつの中で 押し合って

                           西海市立亀岳小4年

 

  おなかでね シャケとごはんが おどってる

                           諫早市立諫早幼稚園

 

 あー、シャケ茶漬けが食べたくなっちゃった~

 

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諌干 開門不履行 謝罪無し!

2013-12-21 | 有明海・諫早干拓

 

今朝の新聞一面、大見出しの記事です。

昨日、2013年12月20日は、それほど歴史的な日でした。

 

ギロチンと呼ばれた諫早湾潮受け堤防の排水門が閉じられて以降、

漁業不振に苦しんでいた漁民と、市民、弁護団によるの粘り強い裁判闘争の末、

やっと勝ち取った開門命令が確定したのが3年前。

 

開門命令を受け入れた国は、その実現に3年の準備期間が必要だとして、

福岡高裁が示したタイムリミットが昨日でした。

海苔の不作、タイラギの不漁、追いつめられていた漁民にとっては、

どんなに長い3年だったことでしょう。

その待ち焦がれた日は、何事もなく、門は閉じられたまま過ぎてしまいました。

 

あまりにもひどい。

国が確定判決を守らないという前代未聞の事態に、

今日、漁民と弁護団を中心に、抗議集会が諫早市で開かれました。

はじめにマイクを持った馬奈木弁護団長は、強い口調で農水省官僚を追及しました。

なぜ林農水大臣はここに出てこないのか?

なぜ開門できなかったのか、その理由は何か?

これからどうしようと考えているのか?

開門するのか、しないのか?

大臣の代わりに出席した吉村馨九州農政局長や農水省の瀧戸淑章農地資源課長ら

農水省官僚は、神妙に聴きながらも、一切謝罪はなく

開門を禁じた11月の長崎地裁の仮処分決定を楯に、

開門するともしないとも言えない」と繰り返すばかりでした。

 

佐賀県太良町のタイラギ漁師、Hさんは「悔しくてたまらない。憤りはこれ以上ないくらいだ。

私たちは国に騙され、欺かれ、失望感でいっぱいだ。しかし、海が元気になる可能性がある

かぎり、これからも開門を求めていきたい」と述べ、会場は大きな拍手に包まれました。

 

今日、この集会に参加してわかったことが3つあります。

 

1.国は2010年の確定判決の主文(開門命令)は受け入れたが、

  判決内容(諫早湾干拓事業による漁業被害や、有明海への影響)は認めていなかった。

 

2.だから、地元の合意が得られないことを口実に、開門へ向けた準備をさぼってきた。

 

3.2010年福岡高裁判決(開門確定)と2013年長崎地裁判決(開門阻止仮処分)は

  矛盾するものではない

 

特に3については、理解できない方が多いと思いますので、詳しく説明しますと、

 

長崎地裁が、開門阻止の仮処分判決を示したのは、開門による被害が予測できるから。

今のままでは農業用水の確保ができないとか、塩害や防災問題など。

しかし、これらの問題を解決できる方法はある。

その準備のために3年間の時間を下さいと国は言ったのだ。

しかし、実際には国は何もせず、無為無策で時間を浪費した。

その結果、今の状態で開門しては農業に被害が起きることが予測されるので、

長崎地裁は待ったをかけた、というだけのこと。

国がちゃんと確定判決を守る意思を固め、本気で、

農業被害が起きないような対策を施せば、解決する問題なのです。

少しも矛盾しないのです。

 

そういうことを、私も今日初めて知りました。

テレビニュースなどを見ているかぎり、

司法が相反する2つの判決を示した結果、

国は板挟みで、どうしようもない事態に陥っている、

解決方法はあるんだろうか?

司法の一貫性の無さが原因で、国はまるでその被害者であるかのような、

そんな印象を受けている人は多いのではないかな~

 

しかし、よくよく意識を持って見ていると、そうではないことが、

新聞にもたまに書かれている。

今日見つけたのですが、朝日新聞11月26日にこんな記事が…

(記者有論)諫早開門と司法 ねじれているのは国だ 岡田将平

2013年11月26日05時00分

国は、確定判決が認定した漁業被害を今も認めていない。だから、長崎地裁での仮処分の審理でも、漁業被害を軽減するために開門が必要だ、とは主張しなかった。そのため、地裁は今回、漁業被害は「考慮できない」とし、開門による農業被害を認めて、差し止めを命じた。

 ルールだから、確定判決には従う。だが、自ら進めた大型公共事業に問題があったとは認めたくない――。国の姿勢にはそんな本音が透けて見える。矛盾する司法判断は、国の一貫性を欠いた態度がもたらした結果だ。

 

漁民と農民、同じ国民を対立させ、両者に経済的被害と心の傷を負わせ…

それで公共事業と言えるのでしょうか?

そんな公共事業は、まっぴらゴメンです。

そして、一番被害を受けているのは、有明の海。

今日の長崎新聞『水や空』には、こう書かれています。

 

太古の昔から恵みを与え続けてくれたわれらの海の苦境を見ながら放置して、

無駄に時を過ごしているのが人間である。恩知らずとは、このことだ。

▲人間にひどい仕打ちを受けた自然は黙って去ってはくれない。必ず、しっぺ

返しが来る。そこで後悔しても、時すでに遅しである。

 

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ゆる~いデモ、ゆる~い市民運動、19日佐世保市民の会

2013-12-20 | 平和

昨日は「19日佐世保市民の会」の忘年会でした。

佐世保に移住した2008年の10月に初参加。

http://blog.goo.ne.jp/michie39/d/20081019

以来、毎月19日のデモ行進には、できる限り参加しています。

 

何のデモかって?

反戦・反核・反基地、そして平和を訴えるデモ行進です。

なぜ「19日佐世保市民の会」と言うのか?

それは、1968年1月19日の米原子力空母エンタープライズの佐世保寄港をきっかけに、

このデモ行進が翌月19日に始まったから。

以来45年と11か月続いてきたのです。

 

すごいですね~

長寿の秘訣は、誰でも参加できるゆる~い活動だから、じゃないかな?

「平和のために歩きましょう」という横断幕を先頭に、幟やプラカードなどを掲げ歩くだけ。

シュプレヒコールなどは一切ありません。

何の準備も要りません。

時間と体と平和を願う意思さえあればいいのです。

毎月19日の夕方6時、アーケード街の松浦公園前に来れば、

幟やプラカードは用意されています。

それを掲げて歩くだけ。

仲間の皆さんとおしゃべりしながらでもいいし、

一人静かに歩くのもいいし、

ほんとにゆる~いデモ行進です。

 

この「ゆるさ」が私は気に入っていますが、

ゆるくなくては続かない事情もあるようです。

参加者の多くが高齢者。

足腰が弱って早く歩けない人もいますし、

体に医療器具を装着して参加してる人もいます。

くも膜下出血の後遺症を持つ人もいます。

でも、皆さん、明るくて、お元気で、前向き。

そして、平和を願う思いは若いころから少しも変わらない素敵な方々です。

 

昨夜は忘年会の会場へ向かう時、一人の男性が階段で倒れました。

足が縺れただけで、怪我もなくホッとしました。

隣の席の女性は77歳でした。

元小学校教諭で、今も学童保育のお手伝いをなさっているとか。

正面の男性は、なんと長崎市在住の方でした。

いつもみえているので、てっきり佐世保市民かと思っていたら、実は長崎市民。

そういえば、昨夜は欠席でしたが、遠くの島から船に乗って来る女性もいるし…

 

遠くても、歳をとっても、ここに来たい。

一市民としてできる精いっぱいの意思表示のために…

そう思っている人たちがいる限り、「19日佐世保市民の会」は、

これからもなが~く続いていくでしょう。

 

だから、Y子さん、がんばってね~ 

応援してまーす。

 

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生きてるみたいな人形と、人形みたいな人間と・・・

2013-12-18 | 雑感

昨日は、かなり面白くないことがありまして、

気分転換に面白い動画を探していたら、

こーんなの見つけました。

 

面白いと言うより、すごい!

まるで生きてるみたいなガイコツ人形。

踊りがとっても上手です。

踊っているのは、ホネホネロックだって!

 

こちらもすごい!

まるで人形みたいな動きのダンサー、ケンイチ・エビナ君です!

ダンスもすごいけど、

笑顔もいいよね~ 

 

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日本国憲法前文~池田香代子の場合

2013-12-17 | 平和

先日、南風椎さん訳の日本国憲法前文を紹介しましたが、

もう少しやさしい表現で訳されたものがありました。

池田香代子さんの翻訳です。

そう、「世界がもし100人の村だったら」の著者の池田さんです。

この本の監修をしたダグラス・ラミスさんが書かれた英語版日本国憲法前文を、

池田香代子さんが、わかりやすく優しい日本語にしてくださいました。

その名も「やさしいことばで日本国憲法」です。

 

       日本国憲法 前文

 

日本のわたしたちは、

正しい方法でえらばれた国会議員をつうじ、

わたしたちと子孫のために、


かたく心に決めました。


すべての国ぐにと平和に力をあわせ、


その成果を手にいれよう、


自由の恵みを、この国にくまなくいきわたらせよう、


政府がひきおこす恐ろしい戦争に


二度とさらされないようにしよう、と。


わたしたちは、


主権は人びとのものだと高らかに宣言し、


この憲法をさだめます。



国政とは、その国の人びとの信頼を


なにより重くうけとめてなされるものです。


その権威のみなもとは、人びとです。


その権威をふるうのは、人びとの代表です。


そこから利益をうけるのは、人びとです。



これは、人類に共通するおおもとの考え方で、


この憲法は、この考え方をふまえています。


わたしたちは、


この考え方とはあいいれないいっさいの


憲法や、法令や、詔勅をうけいれません。


そういうものにしたがう義務はありません。


日本のわたしたちは、

平和がいつまでもつづくことを強く望みます。


人と人との関係にはたらくべき気高い理想を


深く心にきざみます。


わたしたちは、


世界の、平和を愛する人びとは、


公正で誠実だと信頼することにします。


そして、そうすることにより、


わたしたちの安全と命をまもろうと決意しました。

わたしたちは、

平和をまもろうとつとめる国際社会、


この世界から、圧政や隷属、抑圧や不寛容を


永久になくそうとつとめる国際社会で、


尊敬されるわたしたちになりたいと思います。


わたしたちは、確認します。

世界のすべての人びとには、


恐怖や貧しさからまぬがれて、


平和に生きる権利があることを。




わたしたちは、信じます。


自分の国さえよければいいのではなく、


どんな国も、政治のモラルをまもるべきだ、と。


そして、このモラルにしたがうことは、


独立した国であろうとし、


独立した国として


ほかの国ぐにとつきあおうとする、


すべての国のつとめだ、と。




日本のわたしたちは、誓います。


わたしたちの国の名誉にかけて、


この気高い理想と目的を実現するために。


あらゆる力をかたむけることを。



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日本国憲法 前文

2013-12-14 | 平和

安倍さんが、「特定秘密保護法」なんてトンデモナイ法律を作ってくれたおかげで、

平和ボケしていた私たちも、ようやくバチっと目覚めましたよ。

あらら・・ずいぶん崖っぷちまで来てたのね~

って感じ。

 

そうだ・・・。

確か憲法のどこかに、

憲法が保障する権利は、国民の不断の努力によって守るべし、

みたいなことが書かれてましたっけ。。

 

このところ、努力を忘れてましたもんね~

すっかり政治家任せで・・

 

どこに書いてあったかな~

と、憲法を開いてみたら、

あった、あった、ありましたよ。

 

第12条(人権の本質)

この憲法が国民に保障する自由及び権利は、

国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。

 

そして、その前にふと立ち止まったのが、憲法前文。

何回読んでもいいですねー。

と思っていたら、

この日本国憲法前文を分かりやすく、しかも心に深くしみる、

詩のような前文に出会いました。

 

英語で書かれた日本国憲法を、あらためて日本語に訳したものです。

翻訳したのは南風椎さん。

 

じっくりお読みください。


 

日本国憲法 前文   南風椎 訳 

 

 

私たち日本人は 

正しく選ばれた 

国会の代表者たちをとおして 

行動します。 

 

 

私たち日本人は 

すべての国々との 

平和的な協力によってえられる実りと 

この国土いっぱいに 

自由がもたらしてくれた恵みを 

かたく守っていくことを決心しました。 

私たち自身と子孫たちのために。 

 

 

私たち日本人は 

政府によっておこされる戦争の恐怖を 

もう二度と 

私たちのところにやってこさせないことを 

決意しました。 

 

 

私たち日本人は 

人々こそが最高の力をもつことを 

宣言します。 

 

 

そして私たち日本人は 

揺るぎない意志で 

この憲法を制定します。 

 

 

政府は 

人々の神聖な信頼によるものです。 

その権威は人々から出され 

その力は人々の代表者たちによって行使され 

その利益は人々によって楽しまれます。 

 

 

これは人類すべてがもつ原則であり 

この憲法は 

その原則にもとづいています。 

私たちはこれに反する 

どのような憲法 

どのような法令 

どのような詔勅も排除します。 

 

 

私たち日本人は 

永遠の平和を願います。 

 

 

私たち日本人は 

人と人との友好関係を支配している 

高い理想を 

心から自覚します。 

 

 

私たち日本人は 

平和を愛する世界の人々の 

正義と信念を信じて 

私たちの安全と存続を 

守っていくことを決めました。 

 

 

平和を守り 

専制政治や奴隷制、圧制や偏狭を 

地球から永久に追放しようとしている国際社会で 

私たちは 

誇り高い地位を占めたいと願っています。 

 

 

世界中の人々が 

恐怖も欠乏もない 

平和な暮らしをする権利を持っているということを 

私たちは認識しています。 

 

 

どのような国でも 

自分の国のことだけを考えてはいけない、という 

政治道徳の法則は 

誰にもどこにでも通用するものだと 

私たちは信じています。 

 

 

自分の国の主権を保ち 

他の国々と対等な関係をもとうとする 

すべての国にとって 

この法則に従うことは義務なのだと 

私たちは信じています。 

 

 

私たち日本人は 

国の名誉にかけ 

全力をあげて 

これらの高い理想と目的を 

達成することを誓います。 



 

 

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