さよなら原発 連続講座 「太郎ホントの話」
今回のDVDの中で語られた山本太郎さんの話は、ホントにショッキングでした。
昨年、彼はベラルーシに取材に行き、こんな言葉に出会う。
「こどもたちは病気の花束を持って生まれてくる」
白血病や甲状腺がんだけじゃなく、脳や心臓や消化器にも、あらゆる影響がでている。
チェルノブイリ原発事故から四半世紀たった今も、こどもたちの健康被害は増えている。
でも、今のベラルーシは言論統制が厳しく、病院での取材では、誰も本当のことを教えてくれなかった。
ところが、昨年9月23日に放映されたNHK・Eテレの番組、
「チェルノブイリ・汚染地帯からの報告(2) ウクライナは訴える」の取材で、
恐るべき現実が明らかになったのです。
事故当時14歳以下だったこどもの甲状腺癌発生率が、ウクライナでも年を追うごとに増え続けていた。
さらに、
・今や、原発事故の汚染地域で生まれたこどもたちの78%に慢性疾患が見られる。
・被爆者から生まれたこどものうち健康に生まれてくるこどもは
事故発生から6年後の1992年には22%だったが、2008年には6%しかいない!
つまり事故から20年以上たった今、ほとんどの赤ちゃんが健康な状態では生まれてこないということ。
・コロステン市のある学校では、全校生徒485人中、
正規の体育の授業が受けられる子は、たった14人しかいない!
これらの情報はウクライナ政府が発表したもの。
国立記録センターが集めた236万人のデータ中、こども32万人のデータを分析した結果なのです。
チェルノブイリはベラルーシとの国境間近にあります。
きっと両国の子どもたちの被害も似通っていることでしょう。
そして、福島のこどもたちの未来を予感するようで…辛い。
辛いけれど、知らなければならない。
知って、それを今、生かさなければならない。
こどもたちの被害を少しでもくい止めるために、いま、政府は何をやるべきか。。。
一日も早く、こどもたちを安全な場所へ
一日も早く、汚染水の地下や海への流失を止めよ
そして、原発の再稼働は断念すべき!
あのベラルーシでさえ、事故から26年経ってやっと再稼働を目指し始めたというのに、
日本はまだ2年とちょっとしかたっていない…
事故は何も終わっていない。
それでも、もう再稼働ですか!