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ニュージーランドの地酒 その独特の味わいとは

2017-10-12 06:00:00 | 報道/ニュース

9月20日 国際報道2017


バーでふるまわれたのは
ラグビーのニュージーランド代表チーム「オールブラックス」にちなんで名づけられたご当地の酒
その名も「全黒」。
(客)
「とても繊細で軽く
 きつくない味わいを楽しめる感じがします。」
「全黒」が造られているのは南部のクイーンズタウン。
山に囲まれ
豊富な雪解け水と長く続く寒冷な気候が酒造りを支えている。
杜氏のデピッド・ジョールさん(55)。
妻の康子さんと日本酒の製法で酒造りをしている。
若いころ日本に留学し日本酒の存在を知ったジョールさん。
世界で日本酒がブームになるなか
母国でもその魅力を広めたいと
50歳を過ぎて日本やカナダの酒蔵で修業。
2015年
地元に酒蔵を立ち上げた。
(杜氏 デピッド・ジョールさん)
「日本の文化に深く触れられる何かに取り組みたいと思っていました。
 ニュージーランドでは誰も日本の酒を造っていませんでした。」
設備はほとんど特注か手作り。
伝統的な手法を大切にしながらも
ニュージーランドらしい酒造りを追求している。
独自の酒造りの核となっているのがもろみを混ぜる「かい棒」である。
ニュージーランドに自生する「マヌカ」から作った。
「マヌカ」は先住民族マオリの人たちが昔から重宝してきた薬としても使われる樹木で
葉や樹皮などにビタミンが豊富に含まれ
殺菌効果もあるとされている。
効能を生かすためわざと荒削りの状態で使っている。
もろみが完成するまでの約1か月棒を浸したままにする。
(デピッド・ジョールさん)
「マヌカがほのかに影響して独特の酒にしていると思います。」
ニュージーランドと日本の文化を融合させたジョールさんの酒。
醸造を始めてから1年が経った去年夏には
国際大会で金賞を受賞するまでになった。
(デピッド・ジョールさん)
「日本の人たちにも私たちのお酒を飲んでもらいたいです。
 飲む人を笑顔にするようなお酒を造りたいです。」



 

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