ごろっと、えほんをひろげよう

子供と一緒に絵本、本を読んで早や10年。今は学校図書館司書をしています。読んできた本読みたい本を綴りたいと思ってます。

ミーナの行進

2006-09-27 15:27:11 | 児童書
 保健の先生は、本を買っては読めないのといつも言ってます。
 TBS「王様のブランチ」の本のコーナーはよくご覧のようで、新しい
本の事はよくご存じです。ときどき図書室前を通ると、本のお話しが出来
るので楽しくなります。
 その先生に貸して頂いたのが、小川洋子さんの「ミーナの行進」です。
読売新聞で連載していたのは見ていましたが、その時は読みませんでした。
 始めはなかなか進みませんでしたが、中盤からおもしろくなってきました。
物語を語っている朋子は、私の姉と同年、私は5歳離れているのですが、
その姉がいたお陰で周りの子どもより、世間に目を向けていたかもしれませ
ん。ミューヘンオリンピックやバレーボールの「ミューヘンへの道」は、
よく覚えています。伯父さんの会社「フレッシー」は昔「プラッシー」って
飲み物があって、うちの親戚の米屋のおばさんちでコップを貰った記憶があ
ります。
 ジャコビニー彗星は、そのことは知らなかったけれど、私がもう少し大き
くなって、ユーミンの曲で知りそれがまた懐かしく、口ずさみながら読んで
いました。
 
 今、小学校に勤務させてもらっていて、日々若い人たちにエネルギーをも
らっているけれど、久しぶりに自分のあの頃を発掘して、コアなものを確認
した一冊でした。

 さびしくなれば、またくるかしら とおくおをひく、りゅうせいぐん

 あの頃は10月が一年の中で一番好きでした。
今は秋が暑すぎて、傾いていく感じが掴めませんね。

 今日は珍しく、子ども抜きの読書感想でした。
今は、斉藤洋さんの「白狐魔記」と児童書にもどってます。
秋は読書じゃ!がんばるぞ!


廃棄本

2006-09-26 16:20:01 | 本とのいろいろ
 昨年もあまり廃棄をしてこなかったので、本棚はキュウキュウ。
誰も取り出せない状況を打破しようと、古い本や複本の多いものを中心に、
まず抜いていきました。その中から図書部の先生に見て頂き、廃棄本を選
びました。(選ぶと言ってもほとんどですが。)

 今年は傷んだ辞書などを既に廃棄していたので、今回物語本を廃棄すると
今年度の廃棄本が400冊に及ぶ勢いです。
さすがにこれ以上はまずいかなと思って、100冊ほどは段ボールに残して
この1ヶ月で300冊を廃棄しました。

 さて、それらの本をどうしたらいいのか、思案しましたが公共図書館に倣っ
て、子ども達に無料配布しようということになりました。
期間を決めて展示して、自由に持って行ってもらおうと思いますが、運動会
や父兄が来校される機会に手にとって貰うのもいいかもしれません。
誰かの手に渡って、生き返ってくれたらうれしいですよね。

 本当に本は捨てるのが惜しいです。「こんなに廃棄しっちゃてごめんね。」
と、心で思いながら作業してました。
うちにも何冊か頂きたいものです。こども読むかな~?




図書室にて

2006-09-23 20:22:55 | お話し会
 勤務校の運動会が30日にあり、休み時間に応援団など練習に余念があり
ません。そのせいで図書委員さん達が当番の日にもちっとも顔を見せません。
 当番でない子がカウンターで貸し出し業務をしてくれる始末。私もつい、
その子達とおしゃべりしたりして反省…。
 次の日は、おしゃべりさんを誘って新しく購入した絵本を何冊か持ち出し
みんなで読むことにしました。5年生の女の子が読んでくれた絵本でみんな
で大笑いしたのは
「くまくん」二宮由紀子作、あべ弘士絵でした。
くまくんと他の動物たちのやりとりがおもしろくて、翌日のお話し会で早速
読んでみました。年長さん以下の子達でしたが、楽しんでくれました。
 とっても一石二鳥な出来事だったので、これからも続けていきたいと思い
ました。

 どうしても図書の時間がない場合が多く、私も雑務を片づけられるので、
寂しいけどちょっとラッキーなこの頃です。来週は何が出来るかな~。
まとめてある廃棄本を一気に片づけたいです。
 

九月の活動

2006-09-19 09:10:04 | 高学年読み聞かせ
 またまた、はや中旬になってしまって、反省反省。

 9月に入っては小学校は運動会の準備が始まり必然的に、図書の時間が圧迫
されている感じ。45分間来て貰えない場合が多く、結果、読み聞かせはしな
い事があります。
 そうした中、1年生のクラスで国語の単元でもあるので、エプロンシアター
「おおきなかぶ」をしたり、2年生では落語絵本川端誠さんの「そばせい」を
しました。
 
 息子の学校では6年生の読み聞かせが今学期も継続されることになって、
先週後藤竜二さんの「紅玉」を読みました。この絵本は今年の読書感想文の課
題図書になっていました。絵本を読んだあと後藤さんの作品について少し説明
しましたが、「12歳の伝説」を読んだ人はいませんでした。
あまり詳しくは話しませんでしたが、このクラスの人たちには読んで欲しいな
とつくづく思います。
 6年生、うちの息子だって最近全然読まないものね。
何とかしたい秋です。

新学期の図書室

2006-09-01 20:50:58 | Weblog
 今日から新学期。図書室にもよく日焼けした子ども達が戻ってきました。
 今の子ども達、本当に色んな所へ行っているのですね。沖縄、北海道、
ハワイ!!などなど… ウチの子には可哀想だったかなと思ったりして。

 中休みは雨が降っていたので、本当に盛況でした。今日はまだ貸し出し
をしなかったけど、何人も本を持って来た子がいてうれしかったです。
私的には、掃除をして、予約本の整理、廊下の掲示物の張り替え、廃棄本
の処理などしていました。
 
 いよいよ来週からは、学級文庫作りに取りかかります。早く仕上げて、
図書室内の掲示とか、学校図書室の指針作りをしたいです。