本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

キャリアの階段-誰でも簡単に登れる!:  リクルートing@extra

2005-06-15 00:00:00 | リクルートing。
仕事のための12の基礎力~「キャリア」と「能力」の育て方~

日経BP社

このアイテムの詳細を見る


ずばり、仕事に必要な基礎力とは?
①リアクション、反応力
②愛嬌力
③楽天力
④目標発見力
⑤継続学習力
⑥文脈理解力
⑦専門構築力
⑧人脈開拓力
⑨委任力
⑩カウンセリング、相談力
⑪教授力
⑫コーディネート、仲介調整力
のことだ。

この本でいわんとしていることは、僕がこれまでにいろいろな機を捉えて考えてきたキャリア論に近いといえる。
それは、
「少し乱暴な言い方かもしれませんが、最初にどのような仕事に就くかということはそれほど重要なことではありません。やりたいと思っていた仕事でも,やっているうちにまた別な仕事に目がいって、やりたい仕事が変化するからです。」(11ページより)

「大学を卒業して就職も進学もしない人(無業者)の比率は22.5パーセントですが、修士卒の場合は16.9パーセント、博士卒の場合はなんと34.9パーセントであり、行き場を失ってしまう人が多いのです。」(14ページより)

私は、キャリアというものを「仕事で高い成果を上げること」と「仕事を楽しむこと」の2つを両立させながら就業人生を過ごすことだと考えています。そのためには適切なタイミングで適切な学習をしていくことが必要になります。(31ページより)

キャリア論で知られるマサチューセッツ工科大学のエドガー・シャイン教授は、自己概念をはぐくむことで、自己概念がキャリア選択を方向付けるアンカーの機能を果たすようになると指摘しています。自己概念とは①自分の強み、弱みとは何か?②自分の目標は何か?③自分の価値観は?という問いかけを長年にわたって繰り返すことから生まれてくるもので、その自己概念が確立していれば、自分の航路を間違えることなく進めるようになるというのです。
私は、このような3つの問いかけを自分自身に投げかけていくことと共に、12の基礎力を身につけていくことが重要で、その結果、自分の天職ともいえるものに行き着くことができると考えています。(188-189ページより)

長い引用になってしまったが、
この本では、要するに、仕事、就職なんてそんな気負わなくても大丈夫!
気軽に初めて気長に学んでいきながらキャリアという不確かな階段を登っていけばいいさ!
という本だ。
リクルートワークス研究所のボスがこんなで軽い考えをしているとはさすがとしか言いようがない!


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 人材輩出企業といわれる会社... | トップ | 社会人最高の教科書:松山情... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

リクルートing。」カテゴリの最新記事