渡部昇一氏逝く:
誠に残念なことだと存じます。上智大学の出身者としては気骨ある大変な学者であり論客であったと、尊敬申し上げておりました。
私よりは確か3期上の同じ文学部英文学科の方で、思い出としては「通常はあり得ないことでしたが、1年生の時に教養課程の科目で専門課程の渡部昇一さんが同じ教室におられたのでした。東北弁の訥々とした語り方に特徴があったので、良く覚えていました」次第です。まさか後年あれほど有名な上智大学教授になられるとは夢にも思っていませんでした。今にして思えば光栄なことでお話しする機会であったならと思っております。
上智大学出身者には多くの産業界の大手メーカーや総合商社で出会いましたが、何れも穏やかで能力ある静かな実務派が多く、水曜会のTK博士のような気骨に溢れた論客は少なく、その点でも渡部昇一さんは異色というか特色がある学者だったと思っております。本当に惜しい方を失ったと残念至極に思います。上智大学にとっても損失だったでしょう。
ここに生前の遺徳を偲んで哀悼の意を表します。
誠に残念なことだと存じます。上智大学の出身者としては気骨ある大変な学者であり論客であったと、尊敬申し上げておりました。
私よりは確か3期上の同じ文学部英文学科の方で、思い出としては「通常はあり得ないことでしたが、1年生の時に教養課程の科目で専門課程の渡部昇一さんが同じ教室におられたのでした。東北弁の訥々とした語り方に特徴があったので、良く覚えていました」次第です。まさか後年あれほど有名な上智大学教授になられるとは夢にも思っていませんでした。今にして思えば光栄なことでお話しする機会であったならと思っております。
上智大学出身者には多くの産業界の大手メーカーや総合商社で出会いましたが、何れも穏やかで能力ある静かな実務派が多く、水曜会のTK博士のような気骨に溢れた論客は少なく、その点でも渡部昇一さんは異色というか特色がある学者だったと思っております。本当に惜しい方を失ったと残念至極に思います。上智大学にとっても損失だったでしょう。
ここに生前の遺徳を偲んで哀悼の意を表します。