Box 第620回ダイナミックグローブ

貯めに貯めてしまっている録画を観戦。

58㎏契約8回戦「神足茂利(MT)　vs　プラティック・チンラム(タイ)」
元ムエタイ2階級王者の国際式初来日戦。
予想通りな感じではあるが、チンラム選手のボクシングスキルは正直4回戦レベル以下。神足選手のジャブを全く外せないまま、相打ち狙いの捨て身攻撃を繰り返す。神足選手のワンサイドのまま3回に1ダウン、4回にボディでKOフィニッシュ。
多少期待していただけに残念過ぎる出来・・・チンラム選手はスパーリンと試合の違いを痛感しているだろうと。

WBO-APウェルター級タイトル戦「豊嶋亮太(帝拳)　vs　佐々木尽(八王子中屋)」
OPBF王者で世界ランカーの豊嶋選手に21歳の日本ランカー佐々木選手が挑むチャレンジマッチ。
初回から一歩も引かない両者が打ち合い開始。豊嶋選手の右フックに合わせる佐々木選手の左フックが再三ヒット。ブロック＆リターンで打ち終わりを狙うかと思えば、今度は更に小さい軌道でのハンドスピードで先に当てる左フックを直撃させる。最後は豊嶋選手の左フックの打ち終わりに左フックを合わせ、右フック⇒左ボディフック、左フック、右アッパー⇒左フック、踏み込んでの左フックをフルで叩き込んでKOフィニッシュ。
まさかの１RKOフィニッシュで大アップセット成る。

この日は週末興行だけあって、お客さん入っていて中々盛り上がってる感。
ダウンやKOも多くて面白かったのだが、その際のワークが酷過ぎるセコンドが散見されるのは大丈夫なのか・・・。帝拳セコンドは別格だったけど、倒れてる選手の横でただ座ってるタイのセコンドとか有り得ないと思うのだが。見かねた帝拳のセコンドが倒れてる選手の介抱してるって・・・。

ジム(Kick) 12月興行

ジムから2名が参戦。

ライト級3回戦「蘭賀大介　vs　 鷹也(ストライプル茨城)」
アクシデンタルによる無効試合のリマッチ。
前回カットした部位が微妙に心配だった蘭賀だが、今回は開始からペースグリップ。蘭賀のストロングポイントの一つであるジャブも出たし、クリンチ時の混乱も無く対処。パンチ、キック、ヒザ、ヒジとオールラウンダー化し始めた蘭賀が2RにRSCフィニッシュ。未だ無敗街道中。

59.0kg契約3回戦「鎌田政興　vs　田中大翔(不死鳥)」
4戦無敗の田中選手との1戦。
経験値もあり立ち上がりの構築は問題ない鎌田・・・後は課題の手数が出せるかどうか。ただ先手を取るのはやはり田中選手。決定的なダメージを受けている訳では無いが、田中選手が先置きするパンチを最後まで外せずに被弾。判定がMDだったのが有難かったくらいだが、そもそも勝てない試合ではなかったのが残念。次戦にご期待という事で。