トレーナー的日記。

できる事が増えるより楽しめる事が増えるのがいい人生。。。モタさん

Box 伊藤選手世界挑戦。

2018-07-29 | 日記
待ちに待ったLive放送だったのに録画観戦・・・。

WBO世界Sフェザー級タイトル戦「伊藤雅雪(伴流) VS クリストファー・ディアス(プエルトリコ)」。
ロマチェンコ選手が返上したタイトルを争う1戦。
1位の23戦無敗のディアス選手と2位の24戦1敗の伊藤選手という文句無しの好カード。スポーツエリートで鳴らした身体能力と、日本とロスを半々で過ごす海外慣れとテクニックで期待値高しの伊藤選手。

試合はディアス選手が強い左で主導権を取りにくるも、伊藤選手がインとアウトを使い分けるコンビや流行のワンツーからの右ジャブなどを駆使して素晴らしい攻防戦を展開。もう1Rで全てのファンが好ファイトを確信した事間違い無し。
そして4Rも主導権の取り合いが続くのかと思いきや、伊藤選手の逆ワンツーのダブルから右ストレートコンビが直撃して1ダウン。伊藤選手はフィニッシュに向かって強いアタックをかけるが、ディアス選手も動かない脚で必死にカウンター応戦で勝負強さを見せる。
続く5Rになるとディアス選手が早くも取り返しにかかり始め、伊藤選手の打ち終わりを狙って右ストレートや左フックを強振。6Rに伊藤選手の左ジャブの打ち終わりに右クロスを合わせた所から、お互いの得意なレンジが鮮明になる。ショートでは伊藤選手が完全に掌握し、ミドルからロングではディアス選手も1発があるという構図。
それでも伊藤選手は挑戦者らしく圧倒的なフェイント数と手数で主導権をキープ。対するディアス選手はパンチのある倒し屋でここまで来れてしまった弊害が出た感じ。後半はかつての日本人ボクサーが海外の選手に揶揄される事が多かった単調なコンビネーションが目立ったディアス選手。対する伊藤選手の華麗なコンビネーションの数々が時代を感じさせてくれる。
このまま判定ながらUDにて伊藤選手が敵地で完勝という結果に。なんとアメリカで世界タイトル奪取は三原正選手以来で37年ぶりの快挙だそーな。そしてアメリカの放送席にティモシー・ブラッドリー元選手が解説にいて、試合後に日本人の伊藤選手がインタビューを受けるという有り得ない映像が流れていたのも時代が変わった証拠だろうと・・・。


Kick Rise151。

2018-07-21 | 日記
録画観戦。
那須川選手が負けてたんじゃないか・・・くらいの評判をちらほら聞いたファイト。少し期待しながらようやくチェック。

フェザー級タイトル戦「那須川天心(TARGET/Cygames) VS ロッタン・ジットムアンノン(タイ)」。
試合は那須川選手のパンチを受け続けるロッタン選手のタフさに会場が驚愕する展開。結局ドロー延長までもつれてからの判定勝利と相成った。
キックっぽい無駄な削り合いが無い面白い試合だった。ロッタン選手も単調過ぎるがタフさがあるので、身を削って試合を盛り上げる昭和な香りが懐かしい。昔ってこういう選手多かったなーと・・・彼らの後々の人生はどーなったのか気になる感じ。那須川選手がKOを意識し過ぎてる感が残念だが、1人で背負ってるので致し方無しか・・・「試合に勝って勝負に負けた」とマイクしていたが、完全に舐めていた反省を素直に口にしていたのかなーと。
延長戦では那須川選手が自分から試合をメイクして完勝するが、本戦ではリターン&カウンターに固執し過ぎてしまったかも。ロッタン選手みたいなタイプはボクシングに徹して戦う事が鉄則だ。打たれ強さも長年の蓄積からは逃れられないのは立証されている訳で、ロッタン選手の戦い方では今後長く維持し続ける事は出来ない。未来のある那須川選手はそんなものに付き合う必要は無く、逆にフルコントロールする技術で魅せれば良いと思う。
まぁそれでも当方的にはフルマークで那須川選手の圧勝だと思っていたので本戦ドローにはかなり驚いた。6Rを通じてロッタン選手の攻撃は殆ど当たって無いのだが・・・ロッタン選手が上回ったと言えば前進とミドルキックになるが、それがパンチのヒットより高得点を得たという事になってしまうが本当にそれで大丈夫なのか。もはやパンチはムエタイ並みに得点率が低い攻撃となってしまうのか・・・。
はっきり言ってこのファイトで一番衝撃だった点はこのジャッジングだろうと。K-1もそうだがレフェリーやジャッジ何とか出来ないものかなーと。

加えてMMAの高谷選手、トライハードのHiroya選手と松倉選手がRiseに参戦してたので、那須川選手以外にも知ってる選手が出ていたのはデカイ。結局トライハードの選手は殆どが独立してK-1に戻っていったが、K-1で活躍した選手がよそで出場する効果は大きいなーと改めて実感。


Box カネロ vs GGG。

2018-07-19 | 日記
ついに再戦が決定との嬉しいNewsが。
カネロ選手が薬物でやらかしてくれた事で、交渉のパワーバランスが崩れて大難航してた。
ゴロフキン陣営が配分50:50を要求するという絶望的事態が報道されていただけに、もうこのファイトは実現できないと大方のファンが諦めていたはず。
カネロ選手をスターへと押し上げるヒスパニック系は若年層ではすでに白人を超えてマジョリティ化してる。カネロ選手と戦える選手は皆この恩恵にあやかれる。2017年のゴロフキン選手の稼ぎは約28億円程度・・・その内22億円近くをカネロ戦1回で稼ぎ出しているそーな。逆に言えばカネロ選手の商品価値が圧倒的という事で、配分50:50を主張する事は再戦の意思無しくらいの話しになっちゃう訳で。
でもこういうビッグマッチは実現すれば双方が勝者。色々と要因はあるようだけど、やはり要因はお金。カネロ選手以外とのファイトでは1億~2億円が限界のゴロフキン選手だが、今回カネロ選手とマッチメイクが成れば総額40億円近くまで伸びるとの話しも。
カネロ選手はダニエル・ジェイコブス選手、ゴロフキン選手はビリー・ジョー・サンダーズ選手というバックアップOPがありながらも、カネロ戦が実現しなければジャーマル・チャーロ選手との指名試合をWBCが指定。チャーロ選手は費用対効果としてあまりにも時期尚早なのは明白で、リスクを考えれば王者側的に誰もが最もやりたくない選手だろうと。

加えて、この興行にロマゴン選手の復帰戦も絡めてくる話しも・・・。母国ニカラグアの政治情勢問題で色々と難航していたみたいだけど、このスター選手のファイトがまた見れる幸せ感も。


Box 天才 VS ヴィシャス。

2018-07-15 | 日記
The Real Fight3時間放送を録画観戦。

WBOアジアパシフィックLフライ級タイトル戦「小西伶弥(真正) VS オーリー・シルベストレ(フィリピン)」。
復帰戦ながら世界前哨戦となるため、小西選手は絶対に負けられない1戦。
いつも通り積極的に前に出る小西選手だが、相手のシルベストレ選手が中々の強さ。小西選手の連打に真っ向勝負で打ち負けない。それでも小西選手の左ボディショットが再三ヒットし、徐々にシルベストレ選手が正面を避ける展開に変化。このまま押しきるかと思われたが、終盤に逆に前に出る勝負強さを見せるシルベストレ選手。
予想外の好ファイトに発展しつつ、最終12R打ち合いの中で小西選手のショートワンツーがヒットしてKOフィニッシュ。世界を考えると色々言われてしまうのかもしれないが、相手を考えれば決して悪くなかったと思うのだが・・・。

WBO世界ミニマム級タイトル戦「山中竜也(真正) VS ビック・サルダール(フィリピン)」。
天才と称される23歳とは思えない考えしつくされたファイトを見せる山中選手の2回目の防衛戦。
ビジュアルが素朴過ぎるのが残念だが、試合前の映像にてたくさんのプレスからフラッシュを浴びながら笑顔でママチャリで会場入りする山中選手の映像が・・・さすがにプレスの笑い声も拾えていて、ビジュアルの素朴さを庶民派王者としていたのはさすがな感じ。
そしてこの試合も相手のサルダール選手が厄介なくらいに強い。スピードも山中選手と拮抗しているし、ボディショットを混ぜたコンビネーションが顔面のみのコンビと同じ速度で打てる身体能力も怖過ぎる。でも対する山中選手の左ボディフックも超絶に多彩。井上尚弥選手と種類は違うが、世界屈指の使い手である事は間違い無いと言い切りたい。
いい流れになってきたと思われた中盤7Rに、サルダール選手のワンツーが直撃してまさかの1ダウン。さすが田中恒成選手をダウンさせたサルダール選手のパンチは伊達では無かった感じ。そのまま最終ラウンドまで打ち合いを継続するも、最終ラウンドでなお手数を増やしスピードを加速させるサルダール選手のスタミナとメンタルが驚異的。残念ながらUD判定でサルダール選手が新王者に。

山中選手は残念だったけど、どちらもタイトル戦にふさわしい名勝負だったかと。とても刺激&お勉強になるファイトだったと感謝。


Etc Tシャツ。

2018-07-02 | 日記
昨日、K-1GP19のTV4時間半放送を見ていると・・・
ボクシングファッションのRSCTシャツにK-1GPがプリントされたTシャツがオフィシャルになっていた。すかさずググってみると・・・ソレ以外にもこれなら欲しいかもというのがチラホラ。

K-1GP     RSC productsコラボ。
K-1GP     映画Rockyコラボ。
山際和希選手  RSC productsコラボ。
小宮山工介選手 Everlastコラボ。

格闘技ファンながらキックやMMA系のデザインってどうしても好きになれない事が多々。こう思ってるファンってかなり多いと思うのだがどーなんだろう。何と言うか・・・タイっぽい雰囲気かLDHっぽい雰囲気のどちらかしか無い感じで、どこで着るのって代物ばかりに感じてた。なので今までRSCを始め物販はボクシングや空手系の物しか買った事が無かったが、実は少しづつ変わってきてるみたい。
かつては多くのユーザーを悩ませたスポーツウェアやバイクウェアも、今はクールなデザインが増えて楽しい限り。Pumaのモータースポーツみたいに、他のハイブランドとかのコラボグッズなんかも出たら楽しいなーみたいな。