トレーナー的日記。

できる事が増えるより楽しめる事が増えるのがいい人生。。。モタさん

Box パックマン vs 54ミラグロ

2021-08-22 | 日記
最近ビッグマッチ続きでLive放送が多くて嬉しい。

WBA世界ウェルター級タイトル戦「マニー・パッキャオ(フィリピン) vs ヨリデニス・ウガス(キューバ)」
パック選手の対戦相手が直前で変わってしまったのが微妙だけど、自分的には元オリンピアのウガス選手は変わらず興味大。加えてパック選手にローチ氏、ウガス選手にサラス氏のトレーナー対決としても面白い。

試合の第一印象はウガス選手がパック選手対策を徹底してきたのがよく分かるなという点。まずは手数を殺してでもガードを徹底させ、パック選手得意の逆ワンツーからの左ストレートをダッキングで避けられるのも凄い・・・練習してこなければ絶対に出来ないはず。対するパック選手の方はさすがに年齢に合わせた戦い方を強いられてるなという感じ。
ウガス選手が自分のスタイルを崩してガードを徹底させている間にもう少しポイントを取りたいパック選手という感じなのだが、この状態でヒット数はウガス選手が上回ってしまっている。もう多くのパックファンが序盤で嫌な予感が漂いまくっていたはず。
ただトータル19㎏の階級を上げてきたパック選手の凄さはこのペースのまま終盤までいけてしまう事・・・ウガス選手にとってはこのスタイルを後半まで継続させられるのは想定外だったかもしれない。いつもの半分の手数も出していないウガス選手が疲労を隠しきれていなかった感。
パック選手の軽い連打から勝負の左が全く当たらないところに、時折ウガス選手のパンチが的確にヒット。ヒット数が変わらない上にダメージングショットがウガス選手となると、有効打の比較は明確にウガス選手になるざる負えない。これが初回から最終回まで継続され、やはり判定はUDにてウガス選手に・・・そしてオリンピアは総じて強いという当たり前の事を再確認。
実況によると今回のファイトマネーも25億円超えとの事。やはりボクシングは夢があるなーと。


Box 東京五輪

2021-08-19 | 日記
今ごろの録画観戦を全て終了。

ライト級「アンディ・クルス(キューバ) vs キーショーン・デービス(アメリカ)」
まぁこの試合が最大の注目であった事は間違い無い訳で、確かにレベル高過ぎて全ての動きがお勉強になると認めざる負えない。
ここまでくるとプロとかアマとかの垣根は無く、全ての選手がチェックして練習に取り入れないといけないファイト。勝利したクルス選手足速すぎ・・・そしてレベルが高くなればなるほどフェイントとリードパンチの重要性を再確認。

そしてメダル獲得の入江選手・並木選手や田中選手に加え、Legend出場勢の岡澤選手・森脇選手・成松選手は残念。
とにかく全員凄いスピード・・・特にこの女子達のスピードで3R戦える男子が世のジムにどれだけいるかって話し。加えてとにかくアタックの殆どをコンビネーションでいく凄さ。もうこのオリンピア達のコンビネーションをコピーして戦うのが一番・・・アマ選手はこれで立ち技競技で負ける事は有り得ないかと。こういうのが映像で繰り返し見れるとなると、もはや選手育てるのにトレーナー要らないじゃんみたいな話しも現実的。


Etc Abema News

2021-08-15 | 日記
あのAbema Newsで格闘技ネタ「本当の強さ、生激論」なる配信が。
しかもゲストに青木真也選手が登場・・・チェック出来てよかったが、これ自分の入院中に出してくれたら良かったのにとも。いつものゲストが格闘技について論じていく中で、青木選手が格闘家の強さについて持論を展開。
・人間としてのタフさを持つ者
 どんな環境でも生き抜ける強さを持つなど。
・格闘の強さの無意味を知る者
 外の世界で格闘の強さを使う場など無い事を知っている事など。
・自分が強くないという事を知っている者
 弱いからこそ強さに憧れるコンプレックス集団だという事など。
さすが青木選手・・・言葉が刺さります。
特に後半の「本当に強い人間は格闘技などやらない」という意見はすこぶる賛成出来ると思う。根っから強い人間はそもそもこれ系に憧れない訳だし、加えて現実のストリートでは1対1とか素手ゴロとか有り得ないので結局は人数か身体の大きさや持ってる武器で決まっちゃう。あえてルール無用の1対1で素手ゴロ設定なら、獣の世界と同じで身体の大きさを凌駕するのは至難の業なのが現実。よく軽中量級の不良系ファイターがストリート自慢する映像などを見るが、本当に強い連中と対峙した事が無いと言っているようなモノ。いかに戦いを避けるかを考えて生きてる世界の人達は、公平性や安全性を担保してから行う格闘技なんて意味の無いモノはやらない・・・そんな人達を多く見てきた記憶。
加えて「格闘技をやる事でメンタルが強くなるとは思えない」という主張も激しく同意出来ると思う。青木選手は格闘技をやるくらいでメンタルが強くなる・・・そんな便利なモノでは無いし、それは他のスポーツも勉強も仕事も同じだと。メンタル系をお勉強すると分かる事なのだけど、この「そんな便利なモノは存在しない」という事を知ってるかどうかは大きいと思う。子供に格闘技を習わせる礼儀作法や集中力などの理由についても「格闘技である必要は無い」と断言。格闘技をやったから何か特別に身に付く事は無いし、逆に暴力性が助長される事も無いという当たり前の事をはっきり言ってくれる有難さ。最後に子供に護身術として格闘技をさせるという意見に対し、「護身術というものは成立しないフェイクだ」と言い切るのも激しく同意見。先のストリートと同じで、術とか技とかいうものは現実にはルールがあって初めて成立するものである事を青木選手は知っているなーと。特に女性に護身術として格闘技をさせるなんて考えは当方は絶対に反対派だ。現実のストリートで非力な女性が妙な抵抗を試みるリスクは想像するだけで恐怖しか無い。青木選手の「護身するなら、戦わない事」という意見に大賛成・・・こんな一流選手のくせにストリート感覚有り過ぎ。


Box ドキュメンタリー

2021-08-08 | 日記
入院している間に自動録画されていた良質番組が多数・・・。

「Sporting Greats Muhammad Ali」
モハメド・アリ選手のドキュメンタリー番組。
アリ選手はもはや競技者のレベルでは無く、政治・宗教・戦争・・・とテーマが多岐。それでも見た事が無いアマ時代の映像やトレーニング映像なんかも多数。ライバルだったジョー・フレイジャー選手やラリー・ホームズ選手も出演する完全保存マストな映像。

「Sporting Greats Sugar Ray Leonard」
シュガー・レイ・レナード選手のドキュメンタリー番組。
アマ時代の映像から中量級黄金時代まで。。。トレーナーのアンジェロ・ダンディ氏繋がりか。メイ選手やパック選手のようなスターですら、中量級以下の選手が稼げるのはこのレナード選手が土壌を築いたからだという評価も。

「42to1~タイソンに勝った男~」
マイク・タイソン選手とジェームス・ダグラス選手のドキュメンタリー番組。
あの東京ドームで行われたオッズ42対1の試合を追った番組。いくら37戦無敗のタイソン選手と言えど、35戦4敗のレコードを誇るダグラス選手を相手に「次の犠牲者はダグラス」と新聞に試合の決定を報じらていたのが凄い。やはりファンも含めて冷静ではいられなくさせるのがタイソン選手だったんだなーと。

「チェイシング・タイソン~二人の王者、3367日の軌跡」
マイク・タイソン選手とホリ・フィールド選手のドキュメンタリー番組。
タイソン選手を中心に動くヘビー級の中で、中々評価されなかったホリ・フィールド選手の苦悩っぷりが多く描かれていた感じ。再戦は耳噛み事件にまで発展した大惨事になってしまった訳だけど、「次勝てなければ、もう勝てない」と試合前に語っていたタイソン選手のギリギリ感も鳥肌。

海外の番組をそのまま流してる訳なんだがホント有難い。
ボクシング以外にもテニスやサッカーなどの選手の番組もあったみたい。競技として成り立ち、歴史を刻む事の大切さを痛感・・・他の格闘技とボクシングが決定的に違う点なんだよなーと。どんな競技でもフツーに存在するはずのオールドファンというサポーターが育たない格闘技業界。今後もブームの浮き沈みと共に歩んでいくのみなのか・・・。