トレーナー的日記。

できる事が増えるより楽しめる事が増えるのがいい人生。。。モタさん

Box IBA

2022-01-29 | 日記
昨年の12月に国際ボクシング協会の略称が「AIBA」⇒「IBA」に変更になっていたと・・・全然知らなかったので書き残し。
目的は国際オリンピック委員会(IOC)への信頼回復アピールとブランドイメージの回復。問題視されていた不正判定疑惑を受けた役員達は、第三者組織による調査を受けての追放済み。今後の大会においても不正判定への関与をもって永久追放する事を公言。そして不正判定撲滅キャンペーンまで打って、かつての犠牲者とされたロイ・ジョーンズ氏を世界選手権の大使に任命したと。ただこれらを持ってしても参加国からの疑念が完全払拭された訳では無く、ビデオ判定システムの「バウトレビュー」で決着させる内容が多発・・・まだまだ道半ば状態みたい。
ただ当方的にはアマチュアの「A」が取れた事はかなり評価したい感覚。このアマという響きが、何かプロより格下みたいな誤ったイメージが付きまとうのが嫌過ぎる。もはや金銭的にもプロより大きい金額が動いてるし、何より競技レベルも種類が違うだけで全く劣ってもいない。ジムで2~3R程度のスパーやらせたら、アマ選手に勝てるプロがどれだけいるのかって現実はトレーナーなら誰もがって話しだし。
とにかくIBAには期待しか無い訳で、保留にされてしまっている2028年のロス五輪大会をクリアするのみ。むしろプロ興行のジャッジも怪しい事が多々あるのでそっちはどーなんだろーという気持ち・・・。


Etc 魔裟斗チャンネル(大橋ボクシングジムへ)

2022-01-21 | 日記
当方的大尊敬の八重樫トレーナーが出まくる神回。
https://www.youtube.com/watch?v=--SEV7zPETo

高校でインハイ大学では国体、プロではOPBFとWBA。現在は飲食店と会社経営しながら芸能活動とトレーナー業もこなす・・・もはや尊敬しか無い。自分もこれくらい人生を楽しんでみたいもの。そんな八重樫氏からトレーナー目線の話しが聞けるのは興味大。
そして練習的には武居選手のシャドーがじっくり見れるのが有難い。シャドーと実戦が全くリンクしておらず、ただのアップになってる選手も多く見られるので要チェックかなと。そしてバッグ打ちも、しっかり手打ちで打てていて加速している上にムーヴが途切れない。特にキック選手のバッグ打ちは完全に筋トレにしかなっていない例が多いので要注意。最後に八重樫vs武居マス、ミット打ち、シングルボールまで。これが無料で見れるって凄い時代だなーと・・・。
K-1はどんどんボクシング界と絡んでもらいたいと強く希望。間違ってもRiizinのような話題路線やキック団体得意のムエタイ路線にはいかないでほしいところ・・・この2つやると徐々に衰退が始まるってもはや方程式だと思うレベル。


Etc 健康スポーツ医学講習会・未来医療予想

2022-01-14 | 日記
前回の1回目に引き続き、後期2回目。

おがさわらクリニック小笠原先生による「運動療法とリハビリテーション 内科系疾患」
メディカルチェック、運動負荷試験、運動処方を経ての運動療法である事。運動療法の基本はウォーキング、我々が普段目的にしがちなストレス性の高い運動は当然に向いていない。BMI30以上は運動よりも食事療法を優先させる事も考慮。
西宮回生病院の吉矢先生による「運動療法とリハビリテーション 運動器疾患」
平成28年に各学校にて始まった子供ロコモチェック・・・当方らの世代では出来ない子を探すのが困難だと思われる内容に衝撃。ステージ1~4に分けたメディリハ・アスリハの学習。

加えてBS朝日にて、元東京大准教授の奥先生による「世界のトップドクターが注目 未来医療予想」も面白かった。
人間の最高齢が150歳になる事を医師の半数が予想する未来において、奥先生が具体的に未来の予想を2回放送に分けて紹介。
2022年:コロナ収束に向かう/2025年:認知症早期発見時代へ/2030年:臓器オーダーメイド時代へ/2035年:大半のガンが治癒可能時代へ/2050年:身体の大半をサイボーグ化出来る時代へ・・・
色々な医療技術の紹介があったが、我々が意識する点はつまり寿命ですらお金次第になっていくという現実。唯一平等であった"時間"までも格差がついていく事に・・・。そして家族をどこまで生かせるかが経済力で決まっていく時代に日本も突入していく訳で、先ずは「出世しなくてもいい」とか「残業したくない」とか言ってる場合じゃないのかも。


Box ボクサー兄弟 進化の記録

2022-01-08 | 日記
BS-.NHKにて「ボクサー兄弟」のまさかの続編を無事に録画鑑賞。

前回の兄亮明選手は、五輪予選にて海外勢のパワーの前に自分の守りのボクシングが通用しなかった。そのため自らの築き上げたスタイルを捨て、攻めのボクシングに賭けた。今度は弟恒成選手の番・・・井岡選手に攻めのボクシングを貫いて完敗し、自ら築き上げた攻めのボクシングからの脱却を図る。
復帰戦に向け、練習の殆どをディフェンスに費やす恒成選手。ガードを高く脚を動かし、頭を常に低くキープしながらムーヴする。ただスパーリングにおいては肝心の所でガードが下がり、復帰戦においても守りと攻めの両立に苦戦する道半ば状態。
そしてそのまま今後もお追っかけるようなナレーションで終わったという事は、このドキュメンタリーは引き続くのかという期待値。NHKって芸人使ってバラエティとかわざわざ反感買うような事せず、報道とドキュメンタリーだけやってればいいのにとつくづく・・・。


Etc 健康スポーツ医学講習会

2022-01-01 | 日記
前期からの引き続き後期1回目・・・

日本メディカルトレーニングセンター稲次先生による「運動と内科的障害」
スポーツ中の突然死やメディカルチェックとAEDの重要性。熱中症への対策5か条から、運動誘発性喘息のコントロールについて。女性に多い貧血においても、その改善により最大酸素摂取量は確実に増えるとの事で早期の対応が大切と。
群馬大学の高岸先生による「スポーツによる外傷と障害 上肢」
スポーツ医科学試験でお勉強した内容が多く、脱臼の難しさを再確認。ボクサー骨折やベネット骨折にも触れてくれていて、鋼線固定などの写真を見る事が出来た。
京都鞍馬口医療センターの原先生による「スポーツによる外傷と障害 下肢」
脚関節や膝関節の外傷など。現役時代に膝関節に受傷を繰り返し、変形が進行した事で老人並の変形性膝関節になった事例は考えさせられた。応急処置のRICEにて、冷却時や圧迫の加減の難しさも再確認。
国際医療福祉大学の南先生による「スポーツによる外傷と障害 脊椎・体幹」
頸部・腰部の外傷・障害において、水泳・ラグビー・ボクシング・陸上・野球・体操・柔道などの報告が多いと。腰椎・頸椎ともにヘルニア経験の当方的に、加齢に伴う髄核の損傷が視覚的に見れてショック。そして現場での対応法がとても参考になった。
東京慈恵医大の谷先生による「スポーツによる外傷と障害 頭部」
谷先生と言えば、かつてピューマ渡久地選手の脳梗塞について所見を述べたドキュメンタリーを見た記憶。最悪の合併症である急性硬膜下血腫は格闘技に携わる以上マスト知識。そして脳震盪に関して発表されている論文数の推移から、世界的にスポーツにおける脳震盪の問題が注目されている事を知っておくべきと。東京五輪でスクープストレッチャーが使い物にならなかった裏話しも面白かった。
ライフスタイル医科学研究所の庄野先生による「運動負荷試験と運動処方の基本」
運動負荷試験の目的と方法、評価から運動処方まで。スポーツの禁忌と同様に運動負荷試験の禁忌にも要注意。