prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「何者」

2016年10月23日 | 映画
画がなんだか平板でスタジオドラマみたい、回想の使い過ぎも就活の展開の緊迫感を削いだ。

芝居をやっている学生が主人公で何度も舞台の場面もあるのだから積極的に映画中劇に過去の経緯を投影してするくらいの工夫をしてよかったのではないか。
部分的にイメージショット的に芝居面を使うくらいだと物足りない。

クライマックスで佐藤健がツイッターで呟いていた内容が明かされるのだが、ツイッターでなくても人が<自分を棚に上げる>のは当然で、スタートに過ぎない地点をゴールにしているみたい。
あと共同でパソコン使うのに不用意すぎはしないかと思ったぞ。

「桐島」もピンとこなかったけれど、ホンネを隠したつきあいと人目に映った自分の姿と戦うひとり相撲をえんえんと見せられても始まらない。それが現代のリアルだといえばそうなのだろうが、どうも興味を持てない。
(☆☆☆)

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