prisoner's BLOG

見た映画のメモを☆=20点★=5点による評価つきでつけていますが、テレビ画面で見たなどの理由でつけないこともあります。

「ふたりのイーダ」

2017年03月24日 | 映画
実は原作の名前は知っていたが内容はまったく知らず、児童文学ということで「ふたりのロッテ」みたいなのかなと思っていたら、まったく違っていた。

ふつうに子供たちが田舎で夏休みを過ごす描写が続いていたら、小さな幼児用の木の椅子が出てきて、これがひとりでに歩きだしたのは驚いた。
ファンタスティックな展開もだが、その動き自体が操り人形風に素朴で種を明かすとすごく単純なトリックなのかもしれないが表面上は粗が見えず、それでいてちょっとギクシャクしていて良く出来過ぎていないのが、ちょっと大林宣彦がわざと自主映画っぽい手触りを残したりするのに結果として似たような不思議な感覚を出している。
タイトルバックにいわさきちひろの画を作っているのと合っている。他のいくつかの特撮シーンも同様。

後半、なんと話が原爆の方にシフトしていくのも意外のようで、こういう描き方もあるのかと思わせる。
子供に見せるための方便というだけでなく、原爆は悲惨すぎてリアリズムでは迫り切れないところがある。

監督・脚本 松山善三。主演の(本当の主役は子供たちだが)倍賞千恵子が当時35歳。「幸福の黄色いハンカチ」の前の年の1976年製作。リアルな一方で古い洋館におとぎ話風のテイストを盛り込んだ美術は村木忍。

ふたりのイーダ (講談社青い鳥文庫 6-6)
クリエーター情報なし
講談社
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3月23日(木)のつぶやき

2017年03月24日 | Weblog
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3月22日(水)のつぶやき

2017年03月23日 | Weblog
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3月21日(火)のつぶやき その2

2017年03月22日 | Weblog
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3月21日(火)のつぶやき その1

2017年03月22日 | Weblog
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「シノーラ」

2017年03月21日 | 映画
イーストウッドが「ダーティハリー」1作目でスーパースターに飛躍したすぐ後に作られた西部劇。
「OK牧場の決闘」「ブラボー砦の脱出」などシャープな画面構成で西部劇に新風を吹き込んだジョン・スタージェスを監督を迎えて、マカロニ・ウェスタン出身のスターでオーソドックスな西部劇に新味を出そうとしたのが製作の狙いだったと思しいが、すでに時代が進んでしまっていて、なんだかぱっとしない。

すでにスタージェスも「北極の基地/潜航大作戦」のようなスパイ冒険もの、「宇宙からの脱出」みたいなSFものといったジャンルに手を出してかなりキャリアが下降気味だった後と、不調をかこっていた頃。もっともこの後で「鷲は舞い降りた」は

列車が街に突っ込むスペクタクルが一応の見せ場。

シノーラ|映画情報のぴあ映画生活

シノーラ [DVD]
クリント・イーストウッド
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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3月20日(月)のつぶやき

2017年03月21日 | Weblog
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「お嬢さん」

2017年03月20日 | 映画
日本と英国の様式をくっつけた屋敷、というのが外観がレンガ造りの洋館と木造の日本家屋が続いているというだけでなく、中も手前に書棚がずらっと並び、奥にバカに広い畳敷きの座敷がくっついている美術デザインの奇態さと大仰さが見もの。大道具小道具も大いに凝っている。
エンドタイトルを見ると、けっこう日本でロケしているところも多い。

韓国人が日本人を演じていて当然変なところも多いのだが、もともと詐欺の話から始まるわけでキッチェ(ニセモノ)くささを強調した作りともとれる。
メイクや髪形も何の冗談かと思うようなのを大々的に出してくる。基地外病院を堂々と出してくるあたりも、日本を口実にするとかなり変でも許されるのをむしろ利用しているのではないか。

全体が三部に分かれていて、第一部と第二部で同じ話を別の視点から繰り返して描く「羅生門」「現金に体を張れ」式の話法。ちょっと長すぎる感じはするし、第二部で終わるのかと勘違いしたりはした。

北斎のタコが裸女に絡みついている有名な絵(「喜能会之故真通」(きのえ のこまつ)より「蛸と海女」)が出てくるのがご愛敬。

エロチックな描写は相当なもので、韓国映画がぽつぽつ紹介されてきた頃は「膝と膝の間」「桑の葉」みたいに官能映画が先行したのを思わせる。スケベと変態に国境なしということか。
年配の客で大入りでした。
(☆☆☆★★)

お嬢さん 公式ホームページ

お嬢さん|映画情報のぴあ映画生活

映画『お嬢さん』 - シネマトゥデイ



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3月19日(日)のつぶやき その2

2017年03月20日 | Weblog
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3月19日(日)のつぶやき その1

2017年03月20日 | Weblog
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「ボヤージュ・オブ・タイム」

2017年03月19日 | 映画
「ツリー・オブ・ライフ」のドラマ部分を除いて全編を通したみたいで、どうにも挨拶に困ります。寝言を聞かされているのだか、自分が寝ているのだか、という気分にもなる。

「天国の日々」でファンになったテレンス・マリックですが、いかになんでも最近の作品はついていくのは難しい。
錚々たるスターが出演するから撮ることはできるのだけれど、逆にどうしてああスターが出るのか不思議ではある。ウディ・アレンの作品が大ヒットするわけではなくギャラは安く抑えられているのにスターが並んでいるのに似ているのかな。

困るのは宇宙の始まりといった時間と空間がまだ出来ていない状態を映像で表現するのは不可能だし、ナレーションがどうも曖昧模糊として、言葉が生成すると同時に世界が現出するといった詩の作用が現れているとも思えず、タルコフスキーが父のアルセニーやチュッツェフの詩の朗読を流すように、詩そのものが刺激になっているわけでもない。

オープニングでホームレスの姿を見せたり、紛争地帯かどこかの悲惨な状況にある人々の実写映像が挟まったりするのだが、「天国の日々」の搾取的な労働に追われる季節労働者を捉えたような美的・詩的な映像と対立するような批評的な作用がないのだな。

ネイチャー・ドキュメンタリーみたいに画そのものの迫力や目新しさに走りすぎているわけではないのは良し悪し。

オリジナルのケイト・ブランシェットのではなく中谷美紀のナレーションによるものになった分、なんだか底が見えたような気分。

ボヤージュ・オブ・タイム

映画『ボヤージュ・オブ・タイム』 - シネマトゥデイ

ボヤージュ・オブ・タイム|映画情報のぴあ映画生活

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3月18日(土)のつぶやき

2017年03月19日 | Weblog
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「アサシン クリード」

2017年03月18日 | 映画
大昔のスペインのアサシンの記憶を、その遥か子孫の遺伝子を通じて再現して体験させる、というのは、いくらなんでも荒唐無稽に過ぎるというか、そこまで子孫に伝わるものかと思うし、さらにその武闘シーンが記憶が再現されるのとアクションそのものの相乗効果を狙ったのかもしれないが、基本的に全部ヴァーチャル・リアリティになってしまい、生きるか死ぬかという闘いはみんなとっくの昔に終わってしまっているのがスリルにブレーキをかける。

鷹が記憶を導くあたりの空撮を多用した映像は「エクソシスト2」ばり。あれもずいぶん先駆的な映画だったな。
全体に映像はMTV風のスモークがかかったトーンだが編集が思ったほどちゃかちゃかしていないのは救い。代わりに平凡な印象にもなった。

人間の暴力性を司る遺伝的形質を割り出して暴力性を抑制するのに生かす、という研究らしいけれど、どう見ても暴力性を培養としているようにしか見えないし、実際そういう展開になる。

展開になるといっても設定が終わったあたりで映画は終わってしまうのであって、後は続編を待てというつもりか知らないが、ちょっと露骨すぎ。
(☆☆☆)

アサシン クリード 公式ホームページ

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映画『アサシン クリード』 - シネマトゥデイ



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3月17日(金)のつぶやき

2017年03月18日 | Weblog
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「にっぽん戦後史 マダムおんぼろの生活」

2017年03月17日 | 映画
今村昌平が大作「神々の深き欲望」('68)で大赤字を出し、劇映画としては約十年「復讐するは我にあり」('79)まで間があくまでに作った数々のドキュメンタリーの一本。70年作。

「にっぽん昆虫記」('63)を作ると時に売春の元締めをしている一人の女性に徹底的に取材してからそれを元にシナリオを作ったというが、その取材の過程自体を改めて取り上げ掘り下げているよう。

ドキュメンタリーとすると、オープニングのやりとりで言葉と口の動きが合っていなかったり、ほとんど間をおかず牛の屠殺の実写が入るという調子で、取材対象とジャーナリスティックに客観主義的につきあっているわけではないのを宣言するようなノイズが入る。
このあたり、劇映画でもリアリズムかと思っていると奇妙に象徴的な小動物などのオブジェが入ってくるのと通じる。

この屠殺の実写で突起が出た巨きなハンマーで牛の眉間を過たず叩く腕前が明らかに職業的に慣れた感じで、こういう仕事を生業にしていた人たちがいたことをなんとなく隠されていたのをあっさり暴く。

たびたび挿入されるニュース映像でも、戦後史でしばしば使われるようなのとは一線を画して、下山事件で線路上に人間の残骸のようなものが飛び散っているような映像とか、戸田城聖や若き日の池田大作の実写などが入るのが貴重、というよりあまり見られなくなっていて貴重になっているのを気づかされる。
創価学会がどういう層に食い込んで勢力を拡大していったか端的にわかるし、アメリカ兵と
次々と関係してまわる女性というのも日本そのものという感じ。

今村昌平ワールド にっぽん戦後史 マダムおんぼろの生活

にっぽん戦後史 マダムおんぼろの生活|映画情報のぴあ映画生活



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