prisoner's BLOG

見た映画のメモを☆=20点★=5点による評価つきでつけていますが、テレビ画面で見たなどの理由でつけないこともあります。

「ギャンブラー」

2017年06月27日 | 映画
ヴィルモス・ジグモンド(スィグモンドが正しい発音らしいが)の撮影が凄くてほとんどそれで見てしまう。
西部劇「らしさ」を排するのはアルトマン流だけれど、ラストの決闘で西部劇調になると見せて、逆にリアルさで一気に逆に突き抜けてしまう。

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ギャンブラー [DVD]
監督 ロバート・アルトマン主演 ウォーレン・ビーティ ジュリー・クリスティ撮影 ヴィルモス・ジグモンド
ワーナー・ホーム・ビデオ
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6月26日(月)のつぶやき

2017年06月27日 | Weblog
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「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」シャネル・ネクサス・ホール

2017年06月26日 | アート
主に人形、それも人間型のと一緒に爬虫類、あるいは恐竜(怪獣のゲスラが混ざっている)の人形と花が混然とした作品が多くを占め、生きている人間のポートレイトやヌードといったいつもの(というか一般的なイメージとしての)荒木のモチーフより多い。

「墓」情というタイトルに相応しく死の匂いが強いが、墓石屋そのものを撮った写真があって、あんまりもろなのでちょっと笑ってしまう。死の匂いといっても間に本物の昔の卵白紙による写真がいくつもあってすでにとっくに死んでいる人たちの生きている姿を見せており、写真そのものがもともとそういう性格をもっているのを示唆しているようで、猥雑で湿っているが陰々滅々としているわけではない。

横綱白鵬をはじめ宮城野部屋の関取たちが稽古後の泥まみれのままずらっと横並びに並んだ写真が異彩を放つ。

「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」シャネル・ネクサス・ホール



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6月25日(日)のつぶやき

2017年06月26日 | Weblog
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「キング・アーサー」

2017年06月25日 | 映画
ガイ・リッチー監督としては「シャーロック・ホームズ」シリーズでやって注目された時制を細かく交錯させる技法を再使用しているわけだが、ホームズが現実に起こることを先走って推理して予測しているのを画にして見せるのとはわけが違い、なんで時制をシャッフルさせるのか意味がわからない。

アーサーの父ウーサーが持っていた聖剣エクスカリバー(名前ちゃんと出てきましたっけ)がいったんある場所に突き立てられ、誰も抜けなかったのをアーサーが抜くことができたので正当な後継者と認められる、というその突き立てられる場面が描かれないでずっと後になってやっとフラッシュバックで描かれるというのでは、ストーリーの基礎の部分がぼやけたまま前半進むということで、しかも明かされる場面も単なる説明に堕している。

おかげで普通は剣が突き立てられるのが金てこだったり岩だったりするのを今回は新しいアイデアを出してきているのにあまり生きていない。

他も全体として時間軸に沿って普通に描いていけばいいものを、悪く凝りすぎて説明の連続みたいになってしまっている。

やたらちゃかちゃかした映像処理もそれで迫力が増したかというと力の緩急がついていないのでかえって平板。

金かかっているスペクタクルというのはむしろ大味なくらい技巧を弄さないで描いた方がスケールが出るのではないか。今どきCG使わないで済ますわけもないので何かやりたくなるのだろうけれど、とにかく悪く凝りすぎ。
(☆☆☆)

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6月24日(土)のつぶやき

2017年06月25日 | Weblog
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「ホームレス理事長 ~退学球児再生計画~」

2017年06月24日 | 映画
ホームレスというのは大げさではなくて、高校を中退した球児たちに再び野球と勉強の場を与え、社会に送り出そうという活動を行うNPO法人ルーキーズを運営する理事長を追うドキュメンタリーだが、資金がショートしてサラ金の自動契約機に合成音で断られるシーンや、靴底がチャップリンのドタ靴のように底が剥がれてしまったり、アパートを追い出されてマンガ喫茶に泊まったりする。
しまいにはこのドキュメンタリーのクルーに借金を申し込むあたりは、撮られる側がぬっと現実世界に抜け出てくるよう。

中退生たちもいい加減問題のある連中だらけとはいえ鉄拳制裁も辞さないのは昔の熱血スポーツ指導ドラマみたいではあるけれど現実に見せられるとそれ自体が問題で、指導する側される側ともに世間からはみ出ている感で、それでも生徒の支えには一応なっているようでもあり、こういうちょっとどうかしている人が支えなくてはいけないというのも問題だなあと思わせる。

「問題作」を作り続けている東海テレビ制作のドキュメンタリーのひとつ。テレビではドキュメンタリーはNHKの一部を除いて隅に追いやられている感があって、深刻だから敬遠されるのだろうけれど実際に見ると結構笑えることが多い。マジメにやっている人を傍から見ていると自然に可笑しくなるのだね。

ホームレス理事長 ~退学球児再生計画~
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映画『ホームレス理事長 ~退学球児再生計画~』 - シネマトゥデイ

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6月23日(金)のつぶやき

2017年06月24日 | Weblog
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「ありがとう、トニ・エルドマン」

2017年06月23日 | 映画
ひどいいたずら好きで半分ホームレスみたいな恰好をしている父親が、対照的に国際的にビジネスで飛び回っている娘を心配してくっついてまわる、そのたびに扮装を変えたり下手なウソついたりで、娘にとっては随分迷惑なのだけれど、次第に堅苦しくぎすぎすしたビジネスの場にいる娘だけでなく周囲のビジネスマンたちも巻き込んでどこかずっこけたユルい調子にギアを変えていくのがおもしろいところ。

2時間40分という長尺だからよほど波乱万丈の話かというと割と淡々と二人を追っていくだけでしかも不思議と飽きさせない。父親のイタズラの仕掛け方が観客にとっても本当に意外でいちいち驚かせるということもいくらかあるだろうが、それだけでは説明つかない。

登場人物少ないし、ロケ主体で大きな仕掛けもないしであまり製作費をかけていないのではないか。
(☆☆☆★★)

ありがとう、トニ・エルドマン 公式ホームページ

映画『ありがとう、トニ・エルドマン』 - シネマトゥデイ

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6月22日(木)のつぶやき

2017年06月23日 | Weblog
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「馬と呼ばれた男」

2017年06月22日 | 映画
アメリカ先住民に捕えられたイギリス貴族がいったん奴隷あるいは馬扱いされるが、先住民の通過儀礼の儀式をひとつひとつ克服し部族の女と結婚することで同化するが、やはり同化しきれず出ていくという、いわば「ダンス・ウィズ・ウルブス」の先行作品。

ただ出演者はギリシャ系、ハワイ生まれ、イタリア系といった具合で「ダンス…」みたいに本物の先住民はおらず、やはりカラード風でも白人、いわゆるホワイト・ウォッシングが今より目立つ。

白人酋長ものといって白人が野蛮人の群れに入ってそのリーダーになるといったお話の類型があり、「ターザン」や「アラビアのロレンス」などもそのバリエーションだろうけれど、おそらくそれと製作時は先住民の文化を再現し顕揚するというカウンター・カルチャーの一環としての狙いが混ざっている。
先住民の生活の学術的な再現という点でかなり冒険的な企画だったろう。

これは'70年製作だが、白人が有色の「野蛮人」の奴隷になるという図は同じ時期の'68年製作の「猿の惑星」に通じるものがあるだろう。(「猿」は原作者ピエール・ブールが日本軍の捕虜として泰緬鉄道建設に使役された体験が投影されていると言われている)

冒頭にカール・ボドマー Karl Bodmerの画(※)を参考にしたと出る。19世紀スイス生まれの画家で、イギリス貴族に雇われまだ未開のアメリカを旅行した時に目についた先住民の生活・風俗をスケッチしたものが重要な資料として残っているというわけ。
続編の「サウス・ダコタの戦い」(原題The return of a man called a horse)の方がさらに絵画の色彩から構図から徹底して再現している。
胸に鉤爪を食い込ませて宙に吊るす儀式は、続編では胸の肉がちぎれるところまでやっていた。

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(※)


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6月21日(水)のつぶやき

2017年06月22日 | Weblog
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「光をくれた人」

2017年06月21日 | 映画
孤島の灯台にほとんど一人で過ごしている男が港町の若く(とんでもなく)美しい女性と結婚して島で二人だけで過ごす、女性は妊娠するも医者もいない島とて二度も流産して嘆きの淵にいるところになんとボートに乗った死んだ男と赤ちゃんが漂着して、赤ちゃんを自分の子供として育てようとする、けれど本当の親が現れてというストーリーは予告編で見当がついていた。

実際に見てわかるのは、男が第一次大戦から戻ってきて、戦争後遺症で無感情・無感動になっていて、さらに他が大勢死んでいるのに生き残ったことへの一種の罪悪感(suvivor guilt)を持っていて、それが後半の展開にも関わっているということ。

ただストーリーが進展するシーンの処理がなんだか曖昧というか、他にありえないからそうなのだろうと理解はできるけれどメリハリをもって観客に打ち込まれないところが散見する。正直、ちょっと展開に納得できないところもある。

大ロングショットで捉えられた風景がまことに美しく、クロースアップで捉えられた主役二人の顔がまた美しい。
(☆☆☆★)

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6月20日(火)のつぶやき

2017年06月21日 | Weblog
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「海辺のリア」

2017年06月20日 | 映画
登場人物というか出演者は五人だけ、舞台はほぼ海岸とまことにミニマムな構え。
ハムレットではないけれど「言葉、言葉、言葉」という感じだが、海辺というおよそ平板といえばこれ以上ないくらい平板な背景で、縦の構図、つまり役者を画面の奥から手前にかけて動かすようにして(ピントを送るのが大変そう)、舞台劇っぽいモチーフをロケの空気と立体感の中に展開してみせる。

ミニマムな分、芝居をみっちり見られるのは確かで、単調なのは見る側も(少なくとも自分にとっては)織り込み済みではあります。

原田美枝子と共演していることからも「乱」とつながっているのは明らかで、老いてボケかけているが財産はある元スター俳優に対して一種陰謀を企むような娘(ゴネリルやリーガンというよりやはり楓の方に近い)の役を振り、対して一見つっけんどんながら実は誠実な娘(つまりコーディリア)を黒木華にやらせている。初め黒木華は孫の役かと思ってた(仲代との実年齢差58歳)。

「リア王」を認知症として描く解釈はかなり前からあって、鈴木忠志演出の舞台で幕開きに入院中の老人と看護師が現れて、それが本筋に入るとリアと道化になるという演出もあった。実際、他国の領主が傍らにいる席で家族争議を起こすというのは少なくともかなりヤキが回っていると言えそう。
認知症という意識が解体していくような症状を「演技」という意識的な行為で表現するのはそれ自体矛盾を抱えているわけで、リアリズムよりも通常の視点から世界を眺める寓話的な作りになる。ミニマムな作りがそれにふさわしくはある。

どの俳優の言葉だったか、リア王というのは何もしないで(できないで)苦難に翻弄されるような役だから一見楽だが、実際にやるとなるとすごい体力がいる、リア王の実年齢になったらムリですという話があったが、仲代先生、リア王そのものではないにせよ「乱」の秀虎とはまた違う形でパワーを見せつける。体力そのものは落ちているに決まっているので、それが演技の技ということになるのだろうか。

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