歴史と旅と少しのグルメ

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富岡製糸場(世界遺産候補)

2012年10月28日 | 旅行記

今日は朝から冷たい雨が降っています。つい2週間前まで汗ばむことが多かったのに、本当に季節の移り変わりは早いなと感じます。前橋でも町中の木々が色づいています。
さて、先日久しぶりに富岡製糸場に行ってきました。今年8月、日本政府からユネスコへの推薦が決定し、2年後の平成26年度の登録を目指していることもあり、以前来たときよりもお客さんが増加しているのに驚きました。
維新直後の明治5年、富岡製糸場は輸出の中心であった生糸の品質や大量生産を目指し、つくられました。
民間に払い下げられた後も115年間操業し、当時の姿をとどめており、日本の近代産業の足跡を知る上で大変貴重な建造物です。
この日も、ボランティアガイドの皆さんが来場者に建物1つ1つを丁寧に説明したり、座繰り体験も行うなど様々な取り組みが行われ、勉強になりましたね。
ただ単に自分で建物を見て回るのと、説明を受け体験するのではまったく印象が変わると思います。
製糸場の前の通りには、信州屋の絹シュウマイが人気です。以前はやっていなかったですが、3つ250円でお店で食べられるサービスを行っていました。
人が集まるところにはビジネスが生まれるのは世の常ですね。群馬の代表的な特産物である、おぎのやの釜飯、桐生青柳のかりんとうまんじゅうなどもお店がオープンしていました。
世界遺産に向け、製糸場を中心としてボランティアなどで地域が協力し、またビジネスとしても集客のメリットを活かして行ってもらいたいと感じた1日でした。

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富岡製糸場を代表する建物である「東繭倉庫」。木材の骨組みにレンガを積み並べる「木骨レンガ造」という珍しい様式です。

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繭から糸をとる座繰り体験も週末に実施していて人気でした。

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繰糸場内部。建物内部は柱がありません。「トラス構造」という当時の日本にない技術でつくられました。

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製糸場前。信州屋の絹シュウマイ。3つで250円。おいしいですよ。

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富岡製糸場HP

http://www.tomioka-silk.jp/hp/index.html