南斗屋のブログ

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弁論期日

2005年11月09日 | 交通事故民事
 弁論期日(べんろんきじつ)というのは、公開の法廷で行われる裁判の期日を言います。
 裁判官は当事者よりも高い壇の上に座り、黒い法服というのを着ています。
 傍聴席から裁判官を見ると、左側に原告、右側に被告が座ることとなる法廷が多いようです。
 公開の法廷ですから、誰でも傍聴することが可能です。
 社会的によほど注目されない限り、傍聴券というのは発行されず、自由に法廷を出入りすることが出来ます。
 弁論期日の時間は、5分から長くても10分程度です。
 内容は、既に提出されている準備書面や証拠を正式に提出する手続が行われます。
 訴状や準備書面を正式に提出するのは、
裁判官「訴状(又は準備書面)を陳述されますね。」
代理人「はい、陳述します。」
とこれだけです。
 証拠も、
裁判官「証拠を提出されますね。」
代理人「はい、提出します。」
とこれだけです。
 準備書面や証拠の内容が分からない人からは、何をやっているのかよくわかりませんが、準備書面や証拠の内容をいちいち法廷で述べていたら、時間がかかりすぎてしまうためやむを得ない措置です。
 裁判官は、次回の進行についての当事者の意見を聞き、それに基づいて次回までに何をしてもらうのかを決め、双方又は片方の当事者に「次回までにはこのようなことをやってください」と課題を課します。
 次回期日を決めて、弁論は終わりになります。
 この間、弁護士の代理人がついている事件では、早口で専門用語がとびかうので、お分かりにくいかも知れませんが、弁論期日が終わってから、どのような内容だったのかしっかり弁護士に聞いていただくことが必要だと思います。


 
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