だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

アフガニスタンの戦地で…

2016-09-20 19:48:07 | 映画
デンマークの映画は、ラース・フォン・トリアー監督やスサンネ・ビア監督、ビレ・アウグスト監督、ニールス・アルデン・オプレヴ監督、トマス・ヴィンターベア監督、

ニコラス・ウィンディング・レフン監督などの作品で、お馴染みですね。トマス・ヴィンターベア監督の「光のほうへ」(10)や「偽りなき者」(12)の脚本家…

トビアス・リンホルムも、映画監督としてデビューしています。日本ではなかなか紹介されませんが、3作目が公開されます。「ある戦争」(15)です。

もちろん、脚本も担当。長年紛争の続くアフガニスタン。平和維持軍として駐留している、デンマーク軍の部隊長クラウス(ピルー・アスベック)は…

3人の子供と妻のマリア(ツヴァ・ノヴォトニー)を残し、日々命懸けの任務に当たっていました。ある日、パトロール中にタリバンの襲撃を受けたクラウス。

自分と仲間たちを守るため、彼は敵が発砲していると思われる場所への空爆命令を下すのでした。しかし、そこにいたのは民間人だったことが判明。

司令官命令で強制帰国を命じられたクラウスは、デンマークに帰国することに。そして帰国後、子供を含む民間人11人を死亡させたことで軍法会議に…

かけられるのでした。消えることのない罪の意識、過酷な状況で部下たちを守るための決断の間で揺れる心。果たして、彼を待ち受ける審判とは?

本作は、今年2月に行われた第88回アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされました。ちなみに受賞したのは、ハンガリー映画「サウルの息子」でした。

ピルー・アスベックは、リュック・ベッソン監督「LUCY/ルーシー」(14)やミケル・ノルゴート監督「特捜部Q キジ殺し」(14)に出演。覚えておきましょ。

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2 コメント

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ハリウッドのものとは違って… (K2)
2016-09-21 01:23:40
linlilinさま、こんばんは!

<光のほうへ>も<偽りなき者>もやるせない気持ちになりました。
(特に」<偽り…>の方は、皆あれほど酷い仕打ちをして置きながら、誰一人謝らないし…)
この作品も見応えがありそうですね。
北欧のものは”めでたしめでたし”では終わらず、どよ~んとした感じで終わるものが多いですが、薄っぺらでないと云うか…
色々と考えさせられて何日も余韻が残りますね。
戦争なんて… (linlilin)
2016-09-21 16:48:20
K2さま、コメントありがとうございます。同意見です。2作とも見ましたが、マッツ・ミケルセンが、可哀想で、可哀想で。本作も予告編を見るとつらくなります。でも、人間の本音を描いていて、見応えがありますね。

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