だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

誇り高きマッツ・ミケルセン

2013-01-14 21:45:41 | 映画
マイブログで、依然ご紹介したことのある“ドグマ95”。ご存じの方もいらっしゃるかも。1995年、デンマークで提唱された映画活動で、デンマークを代表する映画監督の名前と作品が並びます。

ラース・フォン・トリアー監督「イディオッツ」(98)、トマス・ヴィンターベア監督「セレブレーション」(98)、ソーレン・クラーク=ヤコブセン監督、ソーレン・クラーク=ヤコブセン監督「ミフネ」(98)

ジャン=マルク・バール監督「ラヴァーズ」(99)、ハーモニー・コリン監督「ジュリアン」(99)、クリスチャン・レヴリング監督「キング・イズ・アライヴ」(00)、スザンネ・ビア監督「しあわせな孤独」(02)

“ドグマ95”の代表作の一部です。“純潔の誓い”と呼ばれる映画を製作する上での、10個の重要なルールがあります。撮影はすべてロケーション撮影、効果音は使わない、手持ちカメラで撮影…

カラー撮影で照明効果は使わない、光学合成やフィルター禁止、殺人などのアクションは起きない、回想シーンなどの禁止、ジャンル映画禁止、フォーマットは35mmフィルム、監督名はクレジットしない

トマス・ヴィンターベア監督の前作「光のほうへ」(10)も素晴らしい作品でした。最新作も期待が高まります。「偽りなき者」(12)は、カンヌ国際映画祭パルムドールにノミネートされました。

そして主演のマッツ・ミケルセンが、男優賞受賞!クリスマスを迎えるデンマークの小さな村。離婚と失業の試練を乗り越えたルーカス(ミケルセン)は、穏やかな日常を取り戻したかのようでした。

ある日、親友テオ(トマス・ボー・ラーセン)の娘クララ(アニカ・ヴィタコプ)の作り話が原因で、ルーカスは変質者の烙印を押されてしまいます。クララの証言のみで、無実を証明する手立てがない…。

クララの言葉を信じたテオや町の住人たち。ルーカスの言葉に耳を貸そうともせず、仕事も親友も信用も全てを失ってしまうルーカス。小さな町で孤立し、憎悪と敵意がエスカレートしていきます。

マッツ・ミケルセンは、1965年11月22日コペンハーゲン出身。オーレ・クリスチャン・マセン監督「誰がため」(08)が大好きで、本作もお気に入りになるのは必然。絶対見ます。

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2 コメント

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頻繁に・・・申し訳ありません (K2)
2013-01-14 23:50:01
linlilinさま、こんばんは。
私もこの作品を楽しみにしているので、またまたお邪魔してしまいました。
私は、こう云う繊細な役を演じるマッツ・ミケルセンの方が好きです。(立派な肉体美をお持ちですけれど…)
シャネル&ストラヴィンスキー(でしたっけ?)もステキでしたよね?
<光のほうへ>もすごく気になっていた作品でしたが、公開時に観たいものが多過ぎてあきらめました。
linlilinさまが素晴らしいと仰られているので、いつか見たいと思います。
この10個のルールでつくられた作品を上映してくれる映画館は少ない現状が残念ですね…。
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見ましょうね! (linlilin)
2013-01-15 20:17:22
K2さま、こんばんは。いえいえ、コメントいつもありがとうございます。マイブログは自分が見たい映画をメモする意味で書いていますが、映画好きの方に同じ思いの方がいれば、それはそれはうれしいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。この作品は、ドグマ95の監督ではありますが、創設から18年、初期に感じた苦さはさらに進化しているように感じます。まっ、見る方もそうなんだと思いますが…。
ミケルセンは、個性的な二枚目。デンマーク映画、良いですね~。
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