だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

美少年と高校教師

2013-09-10 20:06:12 | 映画
ゲイを公言している映画監督、フランソワ・オゾン。1967年11月25日パリ出身。大学時代から映画について学び、数々の短編を発表。映画監督デビューの「アクション、ヴェリテ」(94/4分)

「小さな死」(95/26分)、「サマードレス」(96/15分)、「海をみる」(96/52分)、「ベッドタイム・ストーリーズ」(97/26分)、「X2000」(98/8分)があります。

それらの短編は高く評価され、“短編王”と呼ばれたそうな。うむ。その後「ホームドラマ」(98)、「クリミナル・ラヴァーズ」(99)、「焼け石に水」(00)、「まぼろし」(01)、「8人の女たち」(07)

「スイミング・プール」(03)、「ふたりの5つの分かれ路」(04)、「ぼくを葬る」(05)、「エンジェル」(07)、「Ricky リッキー」(09)、「ムースの隠遁」(09)、「しあわせの雨傘」(10)を監督。

いつも脚本も書くオゾン監督。最新作は、オゾン監督最高傑作との高い評価を受けています。それが「危険なプロット」(12)です。原作戯曲は、フアン・マヨルガ。予告編だけで、わくわく。

高校の国語教師ジェルマン(ファブリス・ルキーニ)は、作家になる夢を諦めた過去が。生徒たちの作文を添削する退屈な日々…。新学期を迎えたある日、1人の生徒の書いた作文に目をとめます。

生徒の名は、クロード(エルンスト・ウンハウアー)。クラスメイトとその家族を皮肉たっぷりに描写したもの。ジェルマンは、クロードに小説の書き方を個人指導していくことになります。

やがてクロードは才能を開花させ、クラスメイトの家族をますます覗き見るようになり、美しい母親ジャンヌ(クリスティン・スコット・トーマス)を“観察”し続けます。そして次々と新作を発表。

ところがジェルマンはクロードの提出する作品に囚われ、“続き”を求めて行くのです。果たして、物語の結末は?新人のエルンスト・ウンハウアーは、1989年シェルブール出身。

これからが期待される若手です。他にジュリアン・シュナーベル監督「潜水服は蝶の夢を見る」(07)のエマニュエル・セニエも。オゾン監督の作品のファンなので、絶対見ますとも!

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