夕陽丘

時事問題とロースクールの日常など

◆見える化

2006年03月17日 23時42分19秒 | 企業法務学習日記
何週間か前の号だったと思うが,週刊東洋経済で「見える化」の特集をしていた。

巷で大流行のトヨタ式知的整理術「見える化」。要するに,客観化・可視化・全体構造把握をワンパッケージでやるということと理解しているが,それが超勝ち組企業トヨタにおいて試行錯誤の上実践されている手法であるところに最大の価値があるのだと思う。

記事の中でとくに興味を引かれたのが,トヨタ式A3文書というもの。問題の所在から解決策までをA3用紙一枚に集約するという文書作成法なのだが,問題の全体構造を一気に把握できる点に「見える化」の思想が見て取れる。




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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2006-03-21 19:05:54
トヨタの見える化はやってますね。ワンパッケージにすることといえるかどうかですが、可視化というのはそうでしょうね。トヨタ以外にどれだけ使いこなせる会社があるか微妙だと思います。
ありがとうございます (管理人)
2006-03-23 21:32:00
コメントありがとうございます。



おっしゃる通り,トヨタであったからこそ駆使しうる手法とも思えます。



トヨタの企業風土といったある意味メンタルな部分が「見える化」を生んだ背景にはあるわけですから,手法だけ真似てもトヨタの実践する「見える化」とは異質なものになりかねません。



KJ法だったかと記憶してますが,やはり考案者の意図とは異なった使われ方,指導の仕方が流布して,考案者がショックを受けたという話を聞いたことがあります。



とはいえ,異なった使われ方をされたとしても,それが結果として経営の合理化につながるのであれば,それはそれとしてよいのではないでしょうか。



まあ突然変異したってことで…

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