◆２００７統一地方選

東京都知事選挙は石原さんの三選が決まったようだ。

序盤戦は浅野さんと拮抗しかかったようだが、後半戦に入ったあたりから一貫して優勢を保ち続けたように見える。ＮＨＫの開票報道を見ると、区部、都下を問わず石原さんが浅野さんより多く得票している。

どこかの報道によると、浅野さんは無党派の女性にはあまり人気がなかったようである。もったいぶった末に出馬するという筋書きや、何か信用できないところがあるなどと散々なことをいわれていた。そんなものかなと思っていたが、結果、無党派の支持は伸び悩んだわけで、なるほど、そういうものかと納得するだけである。

他の選挙で興味深かったのは、今年で改選を迎える参議院議員の先生が二人も出ていたこと。結果は、一人当選、一人落選。

落選したのは、広島市長選に立候補した柏村武昭前参議院議員。もともと左派色の強い広島市での選挙に加え、自民党の組織もまとめ切れなかったそうだ。

他方、当選したのは、荒井正吾前参議院議員。奈良県知事選挙で見事当選。

改選の年に参議院議員から他の公職に挑む理由はもちろん様々だろうが、ひとつには、次回選挙での公認が得られないといった選挙事情があるようだ。公認なしに戦えないという議員は、ならば他の公職に鞍替えするか、となる。

この二人の場合はどうだったのだろうか。