セピア色の映画手帳

古い映画を中心に

「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」

2017-05-05 12:09:37 | 映画雑記
 「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」(「牯嶺街少年殺人事件」/「A Brighter Summer Day」、
  1991年、台湾)
   監督 エドワード・ヤン
   脚本 エドワード・ヤン  ヤン・ホンヤー
       ヤン・シュンチン  ライ・ミンタン
   撮影 チャン・ホイゴン
   美術 エドワード・ヤン  ユー・ウェイエン
   音楽監修 チャン・ホンダ
   出演 張震
       楊靜恰
       王啓讃  柯宇綸
       林鴻銘  張國柱 

 1961年に実際起きた事件から発想を得た作品。
 詳しくは公式サイトを参照にして下さい。
 http://www.bitters.co.jp/abrightersummerday/
 休憩なしの236分、よく頑張ったけど、2時間経った今、まだケツが痛い!
 1960年の台湾事情が余り理解出来なくて・・・。
 主人公の外省人達と内省人の反目も有るんだろうけど、そこは全然解らな
いし。
 普通の少年(度胸も腕っ節も外見に寄らず有るみたい)が、多感な思春期
に周りの友人達の影響で不良に染まり出し、そこに親の期待やら、誰にも理
解されない孤独(只一人、妹は解っていたけど)、初めての恋人との諍いから
15歳で殺人者へ転落していく。
 その連鎖、閉塞感、心情、特にやるせなさは描けてると思うけど、共感はし
ずらい。
 日本の「青春の殺人者」を思い起こしたけど、あれはこの作品の半分の時
間で描いてて、僕の捉え方が間違ってないのなら「青春の殺人者」に軍配を
上げたいです。
 まぁ、台湾の1960年を描いててテーマは違うけど、「青春の殺人者」も19
70年代中頃の日本の空気を描いてるっちゃ描いてるから少しだけ似た感じ
はする。
 多分、僕より映画上級者向けの作品。
 登場人物達の関係と顔を把握するのに1時間以上掛ったと思う。
 率直な感想は「とにかく疲れた!」

※1960年の台湾って植民地時代の日本家屋が結構、残ってたんだ。
 この作品の主要人物達は皆、接収した日本家屋に住んでる。(主人公の家
 なんて、まるで小津安二郎)
 父は陸軍軍属として徴用派遣され終戦まで台湾に居たけど、米軍の「飛び
 石作戦」の為か沖縄ほど空襲は酷くなかったとか。
※アジアの子供達を中心とした群像劇、それを通して描く国の「今」、編集、
 少しだけど「タレンタイム 優しい歌」に似てる。でも、僕は「タレンタイム」を
 遥かに好みます。

 H29.5.4
 シネスイッチ銀座2
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