老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

京都御所の杜が、突然の閃光で闇から浮かびあがり、、、

2022年08月22日 | ☆ 京都の夏

先日の五山の送り火の夜、

京都御所で突然カミナリと大雨に

襲われた、、、ということは

このブログに書いたが、

その際、雷鳴を轟かせながら

カミナリが

黒い闇に沈んでいた御所の杜を

何度も何度も閃光で

浮かびあがらせる様を見ながら

陰謀により太宰府に追放され

非業の死をとげた道真公が

怨霊(雷神)となり

清涼殿にカミナリを落とし

多数の死傷者を出したとされる

「清涼殿落雷事件」

を思い起こしていた。

カミナリに関する科学的知見が

まったくなかった当時、

この事件で多数の死傷者を出した

藤原一族の恐怖はいかばかりだったろう、、、

と痛感したわけだ。

この「清涼殿落雷事件」がキッカケとなり

道真公は人臣としては

異例の中の異例の規模・広がりで

神格化されることとなるのたが

これは藤原一族の恐怖が

如何に大きかったかを物語っている。

この夜は結局

中立売御門の前で拾った

タクシーで早々帰宅し、

その後奇跡的に雨が止んで

予定どおり決行された

五山の送り火自体は

自宅のテレビで観るハメになったが、

カミナリで浮かび上がる

夜の京都御所の杜、、、、

をあのようなかたちで見る機会というのも

そうそうあるものではないだろうと

自ら納得したりもしている。

冒頭に掲げたのは、

北野天神縁起絵巻の中の

「清涼殿落雷事件」

のシーンを表紙にした

「北野天神縁起を読む」。

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