KAZUの雑記帳

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日本の暦 七十二候ノ41候

2014年08月28日 20時23分04秒 | 日本の暦

季は秋、 季節は初秋、 24節季は処暑      

41候=天地始粛 (てんちはじめてさむし)  ようやく暑さがおさまるころ

新暦8月28日~9月1日の5日間 

風物詩

「季節」 天地始粛 : 粛には縮む、しずまる、弱まる、という意味があり、「しゅくす」 「しじむ」と読ませている暦もあります。空気が澄みきってくると、遠くの景色もくっきりと引き締まって見えるものです。空は高くなり、物音まではっきりと聞こえるようになります。

「虫」 松虫(まつむし) : 天も地もようやく暑さが衰えてくるこの時季、ふと秋を感じさせてくれるのが、夜が更けると鳴きだす松虫の声です。普段は草むらや林に生息し、雄は「チンチロリン」と優美な鳴き声を聞かせてくれます。そんな松虫も、かっては「リーンリーン」と鳴く鈴虫と呼び名が逆だったそうです。松虫は体長が鈴虫よりやや大柄で体色も淡褐色をしていますが、見た目に大きな差はありません。そのため見分けがつきにくかったのでしょう。

   鐘叩き(かねたたき) : 耳を澄ませば「チンチン」と鐘を叩くような音で鳴くのは、秋の鳴く虫の仲間「鐘叩き」です。意外と都会でもよく聞こえます。一センチほどの小さな虫なので、なかなか姿は見えません。昔の人はミノムシが鳴いているのだと勘違いしていたようです。

「花」 水引(みずひき) : 和紙を縒って紙縒り(こより)を作り、糊でかためた「水引」は、今でも進物用の包装に用います、その水引が、そのまま名前になりました。草むらに、細い花穂をのばし、紅白の小さな花をいっぱいつけて咲く様子は、お祝い事に使う水引のようです。

   鳳仙花(ほうせんか) : マニキュアのことを、江戸時代以前は「爪紅(つまべに)」といいました。材料は「鳳仙花」。子供のころ、花びらを爪にこすりつけて遊んだ人もいるのではないでしょうか。もうひとつ、この花の特徴は、花が終わった後にできる、ふくらんだ実。指を触れると、勢いよくはじけて、種を飛ばします。英語名は「touch-me-not(私に触れないで)」と言うそうです。

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