新生日本情報局

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宇宙からゴミが落ちて被害を受ける事例が多くなるのは嫌!!

2024-04-08 00:00:00 | 防衛
世の中、新年度、新学期等で新しい職場や学校などで、新生活を始めた方も多いかと存じます。


貴方も貴女もそのお一人でしょうか。


そして春のこの時期、桜も梅も、そして青空も綺麗だと見上げている方も多いでしょう。
ようやく冬の寒さから解放されるこの時期、大切にしたいですね。




一方、天候とは別に、ちょっと深刻な問題になりかねないお話をさせて下さい。
宇宙のゴミ、いわゆる「スペースデブリ」ですが、近年、その燃え尽きなかった落下物が問題になるケース、そして被害報告も出ている模様です。




4月3日13時00分にGIGAZINEがmsnにて、「突如飛来して民家の屋根を突き破った謎の物体が「国際宇宙ステーションが捨てたゴミ」だった可能性」の題で次のように衝撃的な内容を伝えました。


『(前略)


2024年3月8日、アメリカ・フロリダ州の民家に謎の物体が墜落し、屋根を突き破る事故が発生しました。円筒形で重さ約2ポンド(約900g)だというこの物体は、なんと国際宇宙ステーション(ISS)が廃棄して大気圏に再突入した宇宙ゴミだった可能性が高いと報じられています。


(中略)


現地時間の2024年3月8日14時30分頃、フロリダ州に住むアレハンドロ・オテロ氏の自宅に謎の物体が墜落しました。


(中略)
十数cmの円筒形で、重さは約900gとのこと。


(中略)


物体は床に空いた穴から取り出されました。幸いにもけが人は出ませんでしたが、2部屋隣にはオテロ氏の息子がいたそうで、運が悪ければ物体が直撃していた可能性もあったとのこと。




(中略)


オテロ氏の自宅に墜落したこの物体は、ISSが2021年に廃棄したバッテリーパレットの一部である可能性が高いとみられています。 ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの天文学者であるジョナサン・マクダウェル氏は2024年3月、ISSが2021年に船外廃棄したEP-9バッテリーパレットが、協定世界時(UTC)の2024年3月8日12時30分~9日8時30分に地球へ再突入し、そのうち約0.5トンの残骸が大気圏で燃え尽きずに落下する可能性が高いと報告しました。


(中略)


このバッテリーパレットは、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2020年に打ち上げた宇宙ステーション補給機(HTV:こうのとり)に積載されていたもの。HTVは新しいバッテリーをISSに運び、古いバッテリーを貨物パレットに積み替えて大気圏に再突入する作業を繰り返していましたが、作業の遅延によって最後の貨物パレットがISSに取り残されてしまったとのこと。 そこでNASAは2021年3月に、ISSのロボットアームを使用して残ったバッテリーと貨物パレットを船外廃棄することを決定しました。


(中略)


パレットの総重量は約2.6トンで、サイズは一般的な冷蔵庫の約2倍だったそうです。




(中略)


パレットが地球に再突入した3月8日、NASAは「パレットの徹底的なデブリ分析評価を実施し、地球の大気圏に再突入しても無害であると判断しました」と述べていましたが、他の宇宙専門家や欧州宇宙機関(ESA)はパレットの一部が燃え尽きずに落下する可能性があると指摘していました。 NASAの広報担当者であるジョシュ・フィンチ氏はテクノロジー系メディアのArs Technicaに対し、NASAは残骸をオテロ氏から回収したと報告しています。フィンチ氏は、「私たちはできるだけ早くこの物体を分析し、その起源を突き止めます。分析が完了すれば、より多くの情報が利用可能になります」とコメントしました。


オテロ氏は自宅への損害賠償を担当機関に求めると述べていますが、バッテリーパレットを捨てたのはISSであるものの、パレット自体はJAXAが打ち上げたものであるという点で事態が複雑になる可能性があります。宇宙に打ち上げられた物体が引き起こした損害の賠償責任について定めた宇宙損害責任条約によると、宇宙物体が起こした損害は打ち上げ国が責任を負うこととなっていますが、いったん宇宙船内に納められた物体を廃棄した際の扱いがどうなるのかは不明です。』



NASAのみならず、我が日本のJAXAもこの事件に関わる事になる可能性がある、とはねえ・・・・・。

春だから、「夜の空の星にお願いを」というロマンチックな事も、近年、このような事件が続く世の中になれば、それだけでは足りずに「宇宙からのゴミが自分や家族に落ちてきませんように」とのお願いもしなければならなくなりましたねえ。


本当に、困った世の中です・・・・。


それでも、人工衛星にしても宇宙ロケットにしても、現代の社会では欠かせないものになっており、例えば世間でも広く利用されている気象衛星や通信衛星、GPS電波発信などの測地衛星、ISS等も日頃の生活には欠かせない存在です。


宇宙からのゴミをいかに減らすか、そしていかに安全に回収して安全な場所で燃え尽きさせる、などが本当に命を守るための大きな課題になっているのです!!
中国が打ち上げたロケットの残骸がアフリカで発見された、などの事例も多くなっていますから。




宇宙からゴミが落ちて被害を受ける事例が多くなるのは嫌!!
早急な対策を!!





3月8日にフロリダ州に住むアレハンドロ・オテロ氏の自宅に謎の物体が墜落した原因ではないかとされている、ISSから投下されたバッテリーコンテナの切り離し時の画像


出典:ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの天文学者であるジョナサン・マクダウェル氏 X





地球の周囲を漂う、スペースデブリ・宇宙ゴミのイラスト


出典:いらすとや フリー素材




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コメント
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