こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

湖畔のロウバイ(蝋梅)、桐生川ダム湖にて (2023年)

2023-02-10 | 桐生川ダム湖
 
 
朝から降りはじめた雪で周囲の山並みは雪化粧の状態になっているが、公道の路面には雪が積もっていない。そして、現在、雪は雨に変わっている。明日は朝から好天との予報が出されている。山並みでの雪化粧が朝日に染まる場面が現れるだろうか。
 
さて、桐生川ダム湖(梅田湖)の湖畔では、ロウバイ(蝋梅)の花が見頃になっている。アップした画像は今週初めに撮ったものである。このときは、花々が来月下旬の頃に相当するような暖かい日差しを浴びていた。
 
 
水面を背景とする彩りに惹かれて
 
 
ロウバイを撮るときに、当方はいつも混迷する。レンズ、センサー、脳の組み合わせで構成される高度なメカニズム(視覚)で感じる花の美しさと質感を、手持ちのカメラでは再現することが難しいからだ。ともかく、水面や青空を背景する構図で、五分咲き程度の花々を開放絞りで撮ってみた。
 
 
青空を背景とする花々も美しい。
 

 
ロウバイは1,600年代に中国から朝鮮を経て渡来した。観賞用として植栽されているが、野生のものはない。名前の由来については、蝋細工に似た花がウメ(梅)と同じ頃に咲くの名付けられたとの説と朧月(陰暦十二月)に咲くウメとの説がある。しかし、前者のほうが正しいようである。花弁の内側と外側が黄色系の色彩を帯びているソシンロウバイは、ロウバイの変種である(花の大歳事記、角川書店)。
 
湖畔では、ソシンロバイが主役である。
 
 
 
 
湖畔にはミツマタも植えられている。
 
蕾は銀白色の細毛で覆われている。逆光で見ると、細毛の輝きが美しい。
 
 
蕾や花茎での輝きは、レンズを向けて観察する者にとって、自然からの有難い贈り物である。
 
 
近くの山から移植された株は順調に成長している。
 

 
ダム湖の上空で、飛行機雲に由来する雲がしばらくの間、漂っていた。
 
 
ロウバイ園で眺めた靜かな佇まい
 
 
 
ダム湖を囲む山並みにレンズを向けて
 
 
 
今日の雪が少しでも花粉の飛散を抑えてくれることを願う。
 
 
*****
2月6日昼頃、桐生市梅田町にて。
 
 


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