日中は上空の大部分を占めていた積雲、雄大積雲、積乱雲が日没の頃に消え去った。ときには、このようなことがあってもいいだろうと思いはじめたとき、急に上空で夕焼けの彩りが広がった。その彩りは言葉では言い表せないほど、わたくしにとって印象的であった。20日午後6時半頃。
先程、当地では輪郭がはっきりと見えない積乱雲で上空が覆われ、雨は降らなかったが、至近距離での発雷を思わせる雷鳴がときどき轟いた。雨が降らなかったのは、雲の中で強い上昇気流が発生し、雲をつくっている水、氷、ちりなどの微粒子が激しく動き回ってために、集まって雨粒になれないからであろう。それにしても、今日の空模様は異常である。
ところで、昨日の最高気温 は 37℃ (午後1時半、アメダス観測値)であったが、早朝では涼しい風を受けながら、ひつじ雲の朝焼けが醸しだした雰囲気にゆっくりと浸ることができた。
前夜に午前7時頃まで曇りとの予報が出されていたが、もしかすると思っているうちに、窓から見る空模様が午前4時半頃から変わりはじめた。急いで当方はいつもの展望台に向かった。
帯状や面状に広がるひつじ雲が、尾根の向こう側から届きはじめた朝日に染まった。午前5時頃
朝焼けはさらの進み、家並みや自分のシャッツも赤く染まった(家並みはアングルに入れていない)。午前5時10分頃
ひつじ雲が帯状に集まり輝いた。そして、頭上のひつじ雲も輝きはじめた。午前5時15分頃。
午前5時30分頃
19日、桐生市にて、ホワイトバランスは太陽光(昼光)。
雷鳴が轟く空模様
20日午後1時半頃
先週から猛暑が続いている。それにかかわらず、日の出前の天気は日中のそれとは対照的である。心地良い風を全身に受けながら熱中症とは無縁の環境で展望台に立ち、わたくしは眼前に広がるマジックアワーならではの色彩にレンズを向けている(場合によっては、防虫スプレーによる蚊よけを求められるが)。
今回は、18日から今日(31日)までに撮った画像をならべてみた。
「31日(月)午前4時半30分頃」
この後は、通常の色彩に変化した。
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「29日(日)午前4時40分頃」
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「28日(土)午前4時20分頃」
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「27日(金)午前5時20分頃」
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「18日(火)午前5時10分頃」
桐生市にて。ホワイトバランスは太陽光。比較のために、RAW画像を同一の現像プリセット(自製)でJPGに変換した。
先週から猛暑日が続いています。唯一の救いは、日中では湿度が高くありませんので(40−50%)、室内や木陰においてあまり蒸し暑さを感じないことです。まあ、このようなときは、早起きをして日の出前での彩りを静かに眺めることも一興かなと思い、わたくしは午前4時頃に抜き足差し足で散策をはじめました。
散策路での展望台に立ち、涼しく柔らかな風を受けながら、山並み上空での彩りが濃くなるときを待ちました。ちなみに、日の出は4時46分(群馬)です。
山並みの上空が赤く染まっています。昨夜の激しい雷雨で、波長の短い光(青系)を散乱する粒子(水蒸気)が太陽光の進路に残っているからです。この場合、長波長の光(赤系)はあまり散乱されずに上空に届きます。
前日が快晴ですと、これほどまで赤くなりません。
何度出会っても、見飽きない美しい彩りが現れました。そして、彩りは刻々と変化しました。
薄いながらも、光芒(薄明光線)が現れています。
梅雨時では、これほどまでの彩りがほとんど現れませんでした。
突然、飛行雲が朝日に染まりました。山頂の上空(日の出方向)に近づくにつれて、飛行機雲の輝きは強くなりました。
飛行機雲での彩りは後の記事で。
28日午前4時頃から、桐生市にて、ホワイトバランスは太陽光(昼光)。
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昨夜(27日)、雷雨が去った後の光景です(午後7時10分頃)。周囲が暗くなっているにもかかわらず、部分的に夕焼けを思わせるような光景が約10分間ほど続きました。何とも不可解な光景です。
午後5時頃、この後、激しい雷雨。
昨日も日没の頃に、わたくしはいつもの散策コースを歩いた。ちなみに、日の入りの時刻は午後4時40分であった(群馬)。日没後30分を過ぎると、マジクックアワーでの色彩が極に達した。その色彩に染まりながら、わたくしは日が沈んだ方向にレンズを向けた。
さざ波が立つ水面での映り込み(堰において)。
金星の輝きが増してきた。
1月5日午後5時半頃、桐生川(桐生市)にて。
冬至が過ぎてから、日没直後に美しい彩りが現れるようになった。今夕は、日没後も100 km以上の離れている山並み(奥秩父連山)がはっきりと見えるほどの光景がマジックアワー