こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

秋らしい夕焼けを求めて、夕日に染まる巻雲と赤城山、2018年10月

2018-10-25 | 夕景

巻雲(すじ雲)などの上層雲が夕日に染まる光景は、わたくしにとって見逃すことができない夕景である。美しい彩りを帯びた雲がゆっくりと流れる有様は、かつて自分達の街で見られた友禅流しを思い起こさせる。


ある施設からの帰り道で、穏やかに日が沈む場面に出会った。夕日を浴びる大室古墳公園のストーンサークル(群馬県前橋市)。

 

公園から、わたくしたちはカーナビに導かれて自分達の赤城山展望スポットに向かった。

 

 

赤城山の各山頂は、左から鍋割山、荒山、地蔵岳、長七郎山、小地蔵岳、鳥居峠、駒ヶ岳、そして黒檜山(標高、1,826 m)である。

 

 すじ雲と飛行機雲の流れ。

 

赤城山の裾野は広い(底径は22 kmから35 km)。自分も南側の裾野で、その広がりを眺めている。 山頂は鍋割山である。

 

裾野の先には、榛名山が微かに写っている。

 

 

撮影、10月22日。

 

 

 

 


秋らしい夕焼けを求めて、プロローグ、2018年10月

2018-10-19 | 夕景

先週から、関東では「秋晴れはどこへ」と言いたくなるような天候が続いている。それでも、夕刻になると、この時季ならではの光景が現れることを、わたくしは期待する。中層雲や低層雲、そして市街地を囲む山並みが日陰に入る時間帯では、夕日に染まる上層雲が眺める者の心を動かすほど美しい光景を生み出すからだ。

プロローグは昨夕での光景である。

 

青空、ひつじ雲(中層雲)、そして夕日に染まる巻雲(上層雲)。月が次第に輝きをます。

 

 

 

北西から西の方向での夕景。山並みの標高は 400-1,100 mである。

 

日の入り時刻を過ぎると、巻雲の彩りは濃くなる。

 

 

 

ビルディングの灯りで、少しばかり感傷に浸ってみる。

 

 

 

朧月(上弦の月)。

 

  

撮影、10月18日午後5時過ぎ、桐生川周辺にて。

 


ある時に山麓で眺めた谷川岳の岩峰

2018-10-07 | 谷川岳・草津白根山

群馬県谷川岳指導センターHPの「今日の谷川岳(10月7日(日)」には、「1,500メートル付近の紅葉が見頃になっている、山を遠望した際の全体的な紅葉のピークは今月中旬から月末頃になると予想されます。」と記されている。ところで、谷川岳の麓を流れる湯桧曽川とロープウェイ駅方面に向かう国道291号線との接点(湯桧曽公園付近)は谷川岳のビューポイントである。ここでは、かなり以前に撮ったものにであるが、岩峰が雪を被りはじめたときの画像をアップする。撮影、2010年11月下旬(朝)

 

山頂(トマノ耳、1,963 m)から一ノ倉岳(1,974 m)・茂倉岳まで。



トマノ耳(1,963 m)から一ノ倉岳(茂倉岳)までのクローズアップ。右側はシンセン岩峰(奥にもうひとつの山頂であるオキの耳(1,977 m))であり、森林限界の上の尾根筋は西黒尾根である。



一ノ倉岳をクローズアップする。一ノ倉沢上部の鋭い岩峰が見える。しかし、衝立岩は見えない。



武能岳とそれに至る稜線での岩壁。武能岳が鋭峰としてそびえる。



国道291号線(旧道)マチガ沢出合にて。中央はトマノ耳であり、右側はシンセン岩峰である。

この岩峰を見上げるとき、わたくしはかつて知人がクライミング中に滑落し若き命を落としたことを思い出す。


紅葉が終わると、旧道を歩く人が疎らになる。このとき、わたくしたちは複数の熊除け鈴を鳴らしながら一ノ倉出合を経て幽ノ沢出合まで歩いた。湯桧曽川の流れの負けないように鈴の音を響かせながらであった。



青空と月、台風が去った朝に、2018年10月

2018-10-01 | 朝景

台風24号による大荒れの天候(午前0時頃〜3時頃)が終わって。

 

 

 昨朝は、夜中での荒天とは対照的に、穏やか風と限りなく澄みわたった青空が印象的な天気になった。そして、残り半分が青空に溶け込んでいるかのように見える月(月齢21)が近くの山並みに沈もうとしていた。


 

そのとき、青空に浮かぶ薄い雲がゆっくりと南から北方向へと流れてきた(画面左から右へと)。

 

 

 

そして、下弦の月は山並み(400-600 m)に沈んだ。山並みでは、夜中の強い風でめくれた木の葉が陽射しを反射していた、花が咲いているかの如くに。

 

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撮影、10月1日朝。