このフロントウイングに感じる「おもちゃっぽさ」が「白が塗装ではない」という事だけが原因なのかずーーーーーーっと気になっていたのですが、今回フロントウイング翼端板の裏側にモールドを入れていて気が付きました!
これは「実車は違う」という以前に「反射される光の量」が異なるため「発色」が異なってきます。
その例はウイングとフラップでも判ります。確かにウイングの前方は厚みがあるので比べにくいですが、後方は薄くなっていて、かつ裏が黒く塗装されています。が、フラップの裏は塗装されていないので、同じ材質でありながら色の印象が異なります。
確かに「白」を全て塗装にすれば塗料の「隠ぺい力」で下地の影響は受けにくくなりますが、現時点で私は「ボディ色の塗装」は考えていないので、せめてノーズの裏側は黒くすることにします!
で、既にノーズ(下)やフロントウイングが接着されているのでマスキングが必須なのと、綺麗に塗るためにエアブラシを使用するつもりだったのですが…
「ん?待てよ」
実車だとここはカーボンだし、当時のカーボンはそんなに綺麗な表面はしていないはず。
それに実車では表面の「白の塗装」もハンドメイドなのでマスキングもきっちりしていないはず。
…等々の憶測から「筆塗り」を実施しました。
これが思った以上にいい感じ!←自画自賛ですみません。
あ、裏の「2」を削っちゃえば良かったxxx
ノーズの後ろ側もぎりぎりまで黒くしてフチを残すことでなんとなく表面が「塗装面」に見えなくも無い?
ということで、今回のフロントウイングに施したディテールアップをの完成写真は「フロントウイングを組み立てる。改訂版」でアップします!
スキッドプレートを作っている時、何かフロントウイング翼端板に「違和感」を感じました。
そう、それは、この部分が平滑面になっている事です。
リアウイングステーには線状のモールドが(裏にも)入っているのに…フロントウイングの下側にも入っているのに… ここが平滑面なはずが無い!(K社さんの手抜きとは思いたくないですがxxx)
で、無いなら入れてしまおう!と考えた次第です。
まずは使用した道具です。
三角定規は斜辺(45°)が欲しかったので「二等辺三角形」で、大きさはこの斜辺の長さが90mm以上のものであればOKです。
紙やすりは240番で、普段使いのため小さくきってしまっているのでこの大きさです。
※番手については、結果からすると320番か400番位でも良かったかもしれませんが、こればっかりは戻れないのでxxx 今度やる時(?)は400番から試してみます。。。
で、その斜辺に両面テープで紙やすりを帯状に貼り付けます。
その三角定規に合わせるようにして翼端板(写真は左)を両面テープで貼り付けます。
(念のため翼端板の印刷部分は避けます)
三角定規の底辺に合わせてアルミのアングルをやはり両面テープで固定します。
そして「三角定規を横に動かせば翼端板に直線が無数に描ける」という計画です。
で、こんな感じです。。。
当然(!)黒の塗装は剥がれますが、それにより「どの位描けたか」が判ります。
反対側(ここでは翼端板の右)をやる時には全てを反対側で行うことで同じ角度の「線」が描けます。
ここまでの出来上がりです。
「左右まったく同じにする」のは難しいですが、まぁ「大体」で。。。
これに「黒」を塗装するのですが、はじめは「つや消し黒」で塗ったところ他の部分と違和感が出てしまいました。そこで「セミグロスブラック」にしてみると…
うーん、やっぱりもう少し細かい紙ヤスリを使ったほうが良かったかなとも思いますが、他の部分と比べることもないし、ここはここで「主張」があってよいのかも。。。
最後にスキッドプレートの取り付けビスをシルバーに塗って完成!です。
で、ここまで来て、今度は「フロントウイング」全体に違和感が…
というかこれまでずっと「このフロントウイング、何故かおもちゃっぽい」と思っていたのですが、その理由の一つが判りましたっ!
→「いまさらノーズを考える。」に続く。
「実車は合板で出来ているスキッド部分。ディテールアップで「木」にしても、スケールモデルとしての質感が合うのか?」
と、ある意味否定的な記事をアップしましたが、改めて考えて見ます。なぜなら…
1)新潟版の製作では出来る限りのディテールアップをしているじゃないか!
2)ミュージアムコレクションから発売された「1/8マクラーレンMP4/4フロントノーズ(ディアゴスティーニ対応)」というマーキングデカールの初回特典で「木製スキッドプレート(翼端板下に装着)タイヤテンプレート、洋白板などで薄く作り直す為の原寸図付き」と、木製にしているじゃないか!
3)なにより、やってみないうちから否定するな!
ということで「木製スキッドプレート」に挑戦します!
用意したのは「アガチス」という工作用木材で、幅30mm、厚み5mm、長さ600mm、ホームセンターで購入しました。
続いて使用した道具一覧です。他に両面テープを使いました。
やっぱり木工(!)なので「カンナ」を使います。
まずはノコギリと彫刻刀(平刃)を使って写真のような深さ3mm の 凹 を作り、カンナを使って深さを1mm の 凹 にします。これで左右一対です。
今度は裏返して、左右4mm と、上から1mm のところに印をつけてから、真ん中にカットラインをカッターで入れておきます。(まだ切り離しません)
両面テープで木片に貼り付けて、同じく木片に紙やすり(180番)を貼り付けたもので「カド」を落とし、最後にカンナで整えます。写真では左側は加工済み、右側は加工途中です。
初めからカンナを使わないのは削りすぎると取り返しがつかないので。。。
最後にカンナを使うのは、紙やすりだと目が埋まってしまい「木」の風合いが無くなってしまうからです。。。
続いて真ん中で2つに分けて、今度はアルミのアングルに貼り付けてからカンナでカドを落とします。ここでアルミを使っているのはカンナで削る時の定規にするためで、クリップはズレ防止です。。。(写真で固定されているものは加工済み、置いてあるのは未加工です)
翼端版にあててみて微調整します。この時上側の尖がりを少し丸めるようにすると翼端版にピタッと合います。
最後に前後を翼端版の形に合わせてカットすれば完成です。
うーん、ちょっと白すぎますねxxx。
翼端版が白なので、もう少し茶色っぽい方が「木」に見える気がします。
ならば着色して見ましょう!
用意したのは水性ニスの「チーク」色です。本来が木工作用で「塗る」というよりは「染める」といった感じです。
…で、乾燥時間が1時間ほどあるので、その間に今度は翼端版を考えて見たくなりました。
(数時間経過)
翼端版の記事はこの後アップしますが、出来上がった翼端版にニスを塗ったスキッドプレートを取り付けてみます。(取り付けには薄手の両面テープを使用しています)
結論:やっぱりやってみるもんですねぇ~。。。(←自己満足ですみません)