旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

プーリアの小さな町めぐり

2013-11-17 16:28:58 | イタリア
なんて気持ち良く晴れた朝。夜中に爆弾が落ちたみたいな雷と窓叩く雨の音をかすかに覚えていた。《手造の旅》南イタリア、第七日目。ポリニャーノ連泊の中日。
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朝一番でオストゥーニ近くのオリーブ園を歩き、その中にある古いオリーブ醸造所の「遺跡」を見学。この時の話はこちらからごらんください。


11月は夜が明けるのが遅いので、オリーブ園を訪れてからオストゥーニの城壁まわりを歩く11時ごろになっても、まだ朝の雰囲気が感じらる。


かつての門はまだ修復中ギリシャの島で見るような白い町並み。中部北部イタリアの小都市と色が違う。

オリーブの木彫り製品をつくる小さな工房。イタリア語で「入場無料」と書かれているのでちょっと覗いてみようかな…と思ったら、職人面のおじいちゃんがにこにこ現れた。我々が日本人とみると、自分の載った日本の雑誌を持ってきたこういう調理具をつくっているしっかりした手つきでノミをふるって見せてくれる彼のイニシャルを刻んだ製品

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オストゥーニの大聖堂はヴェネチア・ゴシックの風合いがある13世紀前半に建設されたロマネスクの聖堂が(たぶん1456年の地震で壊れ)1469年から現在みられるスタイルで建てなおされた。左側に膝まづいているのは、建設当時の司教

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昼食は、6年前に来ておいしかったこの店を選んだ内部は岩を彫りぬいてある

秋はキノコ、ここプーリアではポルチーニではなくカルドンチェッリというエリンギの大きな種類が名産だそうな。このパイ包み焼きもきのこたっぷり!パスタにも注文

個人的にいちばんおいしかったのは、このマケロンチーニというパスタにアーティチョークとグアンチァーレ(豚のほお肉で脂が多く味わい深い)を使った一皿だった

バスに乗って少し離れたところからオストゥーニの全景を見晴らす

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ロコロトンドは今日訪れる三つの街の中ではいちばんちいさいけれど、街歩きのおもしろさがぎゅっと詰め込まれた旧市街だったまたゆっくり訪れたいなぁ

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マルティナ・フランカは、もともと聖マルティヌスの村だったが、14世紀に税金無料特典で入植者を募った時に「フランカ(免税)」という名前が追加された 15世紀末には住民の三分の一がユダヤ系になっていたが、フランス軍の侵略時に改宗・追放の憂き目にあった。

今は「祭りの街」として、いろいろな行事を行っており、訪れた日も新ワインの試飲スタートのイベントが行われていた。街には気の早いサンタクロースも(笑)



聖マルティンの教会内部は品よくライトアップされていた



今日はお昼にたくさん食べたので、夜は各自胃を休めましょう。
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