旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

シャルトル大聖堂の塔へ登る

2013-10-18 13:12:26 | フランス
日本なら平安時代の西塔に乗るロマネスクの怪物(^^)
**
夜行便のAFでド・ゴール空港に着いた早朝というよりも夜。あたりは霧でおおわれていた

モンパルナス駅へ始発のバスで向かい、一時間電車に乗る

通勤とは逆の列車はがらんとしている。八時過ぎてもまだ霧


シャルトル駅前

二百メートルほどの場所にあるホテルに荷物を置いて、こちらもすぐ近くの旧市街へ向かう。

何度も見てきた大聖堂だが、こんな朝霧のシルエットになった尖塔ははじめて見た。


朝早くても、パン屋とカフェは開いているのがフランス。
その一軒で朝食セットを注文すると、一人分としてバゲット半分と大きなクロワッサン!

おいしいバターとカフェオレでぺろっと食べてまた歩き出す。

スーパーMONOPRIXを覗くと、美味しそうなエシレのバターに目がいく

大聖堂まで戻ってきたころにはすっきりとした青空になっていた

夜行便明けだけれど結構元気だから、塔へ登ろう。料金は…二三年前と比べてもずいぶん値上げしてました


16世紀に造られた向かって右側の113mの塔。
その八合目少ししたぐらいまで二百段近い石段を踏んでいく。
時折見下ろす風景がどんどん広くなってゆく。
赤い蔦がからまる家の壁

旧市街にはこの大聖堂以外には大きな建物はない


見晴らせるテラスまで出ると、となりのロマネスクの塔がすぐ近くにそびえている。ここに見えるおもしろい動物が大好きです(^^)


19世紀の火事の後にふきなおされた聖堂の屋根が十字に見える


下りも滑らないように降りよう

大聖堂内部、何度も入っているが、今日は今まで全貌が見られなかった床の「ラビリンス=迷図」が見られた

きけば、毎週金曜日には椅子をどけて全体を見られるようにしているんだとか。

こういった迷図は中世の多くの聖堂にあったが、今残っているものはほとんど、ない。
シャルトルは大変貴重な例なのである。

合唱隊席を区切る石壁の彫刻、ひとつひとつ見ていたら、あれ?天井から足が突き出している??

不思議な図の答えは二つとなりのパネルをみて分かった

天上へ昇天してゆくマリアを、見送る地上と、迎える天上の図だったのだ。

**
午後二時になり、ホテルの部屋に入りしばし休憩。
午後三時過ぎから再び歩き出す。

「王のポルタイユ」の彫刻細部。見飽きない面白いデザイン。
巨大なダニのようなものは「カニ」だそうな。

これは星座・カレンダーを表し、その時期にどんな農作業が行われるかが描かれている。

人の顔をもっているサソリ座。
豚を斧で塗擦する様子が描かれている


今日は大聖堂地下へのガイドツアーが16時半にある。もくろみ通り参加できた。こちらにその様子を書きました。

***
秋とはいえまだサマータイム、ちょうど19時ごろに日暮れとなった。
ビストロでおいしい夕食をいただきます。これはラムです
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« タリンの秋を歩く~マジパン... | トップ | 朝のシャルトル散歩~午後か... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。