旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

イエローストーンで「見たい風景」を見るには

2014-06-11 21:08:42 | アメリカ西部
朝、六時半。宿泊したスノーロッジからは歩いて間欠泉地帯をめぐる事ができる。青空に早朝の長い影。むこうには創業百年を超えたオールドフェイスフル・インが木造の三角屋根を見せている。
ここから「モーニング・グローリー」までは、車椅子でもまわれるような木道が整備されているただ、早朝は日陰がまだ凍っているので注意しなくてはいけないが間欠泉はたくさんありすぎて、それぞれいつ吹き上げるのか正確にはわからない。それでも二時間歩いていると活発に活動しているのに出くわしたりする
●小さな川を渡る橋の杭その中を注意深く覗き込んでみると…あ、これは何の卵?

うずらよりも小さい。燕の卵でした。

この間欠泉は、一時はすごい高さに吹き上げた事があった今も、もうもうと煙をあげている「早朝は気温が低いので水蒸気がすごくて見えないんですよ」と、ガイドのYさん。

二時間、平たい木道を歩いてホテルの近くまで戻ってきた時、オールドフェイスフルがちょうど吹き上がった。

きのうよりもより高く、また青空を背景により美しく吹き上げている。近くに泊まっていればこそ、なんどもいろんな噴出を目にすることができる。

**
ホテルで各自朝食をすませ、九時半前に出発!
●ビスケット・ベイスンはこんな陽射しの朝には色が美しいから止めて歩いてみましょ

●グランド・プラズマティックは、イエローストーン観光のひとつのハイライトだろう。ガイドブックやパンフレット写真には巨大なトルコ石色の宇宙船のような写真が載せられているから、みんなそれを見たいと思っている。
しかし、実際に水面と同じ高さに居るのではそんな光景は見られない。
「見たい姿」は、この写真の様に、けっこう急な道?を登っていく必要がある公園は行くのを禁止してはいないが、見に行くのを勧めてもいないようで、地図にもこのポイントは載せられていない。
だが、可能なら行くべきでしょ



車で近くの駐車場に移動して、そばを歩きにいく。あふれ出る熱水が川にながれこんでいく
青空が水面に写り込んで、プラズマティックをふちどる。たちあがる煙も光を受けて青く見える。

**

国立公園南の出口へ向かう道は「大陸分水嶺」がある
ちいさな池からは、別々の方向に小さな川が流れ出ていて、それぞれの水はメキシコ湾(大西洋)と太平洋へ分かれていくのだ。

南出口へいく右手に美しいルイス湖があるここも歩いてみたいと思っているが、まだ適当なトレイルを見つけていない。

**
イエローストーン国立公園を出てすぐ「ロックフェラー記念道路」に入る。

前方でたくさん車が止まっているのが見えた。もしかして動物?
「あ!グリズリー」


***
グランドティトン国立公園に入るとすぐに、ジャクソンレイクが見えてくる。ここでサンドイッチの昼食にしましょ(^^)ロッキー山脈からは独立して存在する南北65キロ、東西は広いところで15キロほどの山脈。


今日のホテル、ジャクソン・レイクロッジでは最高のビューの部屋を用意してある。午後三時にはチェックインしましょ(^^)


午後七時半、メインロビーの高いガラス窓から見晴らすモラン山は圧倒的

このホテルは1960年代には外交の舞台にもなってきた場所

ダイニングも一流。肉はもちろん、この写真はちょっと工夫したベジタリアンメニューだけれど、味もいけます。
最後にちょっと出してくれたチョコレートもバイソンでした(^^)

21時半ちかく、ダイニングの向こうに暮れてゆく山並み。明日も晴れますように!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モンタナからイエローストーンへ | トップ | グランドティトンでゆっくり... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。