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米海軍に女性空母航空団司令誕生

2013-01-11 19:16:15 | BLOG×記事
1月4日、バージニア州NASオシアナでCVW-3(第3空母航空団)の司令交替式があり、
米海軍としては初となる女性空母航空団司令が誕生しました。

 Photo : U.S.NAVY

それまでの司令、マイケル“NORM”ウォーレス大佐に替わって新たにCAG-3
(第3空母航空団司令)となったその人は、サラ“CLUTCH”ジョイナー大佐。
ジョイナー大佐はフィリピンのNASキュービーポイントをホームベースとしていた
混成飛行隊VC-5“Checkertails”で仮想敵機A-4E/TA-4Jのパイロットを務めたほか、
F/A-18パイロットとして活躍、VFA-105“Gunslingers”のCO(飛行隊長)も歴任した
紛れもない第一線級のファイターパイロット。就任までの15ヵ月間は
ウォーレス大佐の下でDCAG-3(第3空母航空団副司令)をこなしてきました。

 Photo : U.S.NAVY
写真はVFA-105 CO時代のジョイナー大佐


会場にはCVW-3所属飛行隊のCAG機のなかから、過去にウォーレス大佐がCOを務めた
VFA-32のF/A-18Fとジョイナー大佐がCOを務めたVFA-105のF/A-18Eが並べられ、
式典には多くの人が参列しました。


Photo : TAIL HOOK ASSOCIATION

余談ですが、これまで指揮を執っていたウォーレス大佐、そして今後ジョイナー大佐の
補佐を務め、将来CAG-3となる予定の新DCAG-3ジョージ“STROKER”ワイコフ大佐についても
触れておきましょう。じつはこのふたり、厚木基地に駐留していたトムキャット飛行隊、
VF-154“Black Knights”に在籍していた経験を持ち、またそれ以前にはF-14時代の
VF-102“Diamondbacks”にも籍を置いていました。在日米海軍の航空部隊とも、
浅からぬ縁があるのです。

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2 コメント

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明けましておめでとうございます。 (かつひこ)
2013-01-12 08:01:13
本年も宜しくお願い致します。ところで陸海空自衛隊に海保でも女性パイロットが続々誕生しておりますが、こと戦闘機パイロットともなると、やはり実現は難しいのでしょうかね(近頃は隣の大国が女性パイロットの進出は無論のこと、UAVの開発等、あらゆる面で、かなり我が国の先を行っているような印象を受けるものですから)。
返信する
明けましておめでとうございます。 (田辺義明)
2013-01-14 15:56:33
かつひこ先生の仰る「隣の大国」の専門家として、今年も筆を振るう覚悟です。
戦闘機パイロット以前に、その国出身の我が妻の対策を、まずしなければなりません。
東方書店発行の書評誌『東方』383号(2013年1月5日)にも、田辺が「晴天に晒された中国空軍―イェフィム・ゴードンら著『Chinese Air Power』」の書評(p20-26)を書いています。機会がありましたならば、『航空ファン』読者各位もご高覧ください。『世界の傑作機』についても触れています。
今年もよろしくお願いいたします。
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