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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

世界の傑作機No.162 は本日発売です

2014-07-30 09:00:00 | BLOG×記事


全国の『世界の傑作機』、そしてソ連/ロシア機ファンの皆さん、
大変お待たせいたしました。
ソ連初の実用V/STOL戦闘機Yak-38 “フォージャー”が、
ついに本シリーズのラインナップに加わります。

“フォージャー”といえば、とくに目立った活動記録もなく、
強いて印象深い点をあげれば、30年前に発表され大ヒットとなった
長編軍事スリラー『レッド・オクトーバーを追え』で
なめてかかってきたF-14Aに不意打ちを食らわせたことが
小説とはいえ、唯一の花道だったことぐらいでしょうか。
本作品のリアルな描写には強く引き込まれるとともに、
ソ連機に対する著者T.クランシーのリスペクトもまた
そこはかとなく感じられたものでした。

で、こんどのカバーイラストをご覧になって
もうお気づきになりましたでしょうか。
そうです、その小説のYak-38とF-14が一戦交える場面を
佐竹さんに依頼して再現していただきました。
F-14は尾翼にスペードのマークを描きいれたVF-41 Black Aces。
小説では2機のVF-41機が“フォージャー”の編隊を
直進飛行で追い抜きざまにAAMで撃たれてしまうのですが、
それでは画としての動きがうまく出せないので、
少し「脚色」してあります。

『レッド・オクトーバーを追え』の発刊から遡ること数年前、
ソ連太平洋艦隊の本拠地ウラジオストックに向かう
「ミンスク」と「ノヴォロシースク」を写真家柴田三雄さんはじめ
報道各社がこぞってカメラに収め、新聞の一面を飾ったりもしました。
その艦上にあったYak-38の国籍標識「赤い星」が
ダークブルーの塗装とあいまって、やけに不気味に見えたものです。

あれから三十数年のときが経ったいま、こうしてYak-38の本を
作ることができ、感慨深いものがあります。

本書では本邦初公開の写真もタップリ載せています。
“フォージャー”の全貌を解説した記事のかずかずを
どうぞじっくりとお楽しみください。






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千歳基地航空祭とブルー関連情報(カレンダー、グッズ、映画)

2014-07-28 09:00:00 | 告知&ニュース


8月第1週末の3日(日)は、北海道の航空自衛隊千歳基地での恒例の航空祭です。

先日発表された今年のフライトスケジュールは以下のとおり。

0855-0905 オープニングフライト&セレモニー(F-15×2)
0905-0930 救難訓練展示(U-125A×1、UH-60J×2)
0935-0950 模擬対地攻撃&模擬対空射撃(F-2×2、VADS)
0950-1000 混合飛行(F-15×2、U-125A×1)
1010-1030 機動飛行(F-15×2)
1040-1055 航過飛行&編隊飛行(F-15×10、T-4×2、UH-60J×2、U-125A×1)
1110-1130 機動飛行(F-16×1)
1325-1400 ブルーインパルス(T-4×6)

今年は地元第2航空団に所属する第203飛行隊が創設50周年を迎え記念塗装機を用意、
さらに第201飛行隊にも航空自衛隊60周年の記念塗装機が確認されています。
これら2機のF-15記念塗装機は今年の航空祭の大きな見どころです。
また、昨年は財政問題から参加できなかった米空軍三沢基地の35FWの
PACAF F-16デモチームも今年は参加、F-15とはまた違った軽快な機動飛行を披露します。
いっぽうで千歳基地航空祭の目玉の一つでもある政府専用機、B-747ですが、
今年は実任務の予定が入っており、残念ながら不参加となる模様です。

なお、今年は基地内駐車場は事前申し込み制になっており、駐車券がないと
利用はできません。公共交通機関をご利用になるか、JR南千歳駅前の
アウトレットモール・レラと、キリンビール千歳工場に設置される臨時駐車場
(会場まで有料シャトルバス運行)を利用してください。


そして、千歳基地航空祭とブルーインパルスに関連する情報もここで紹介しておきましょう。
航空祭の売店エリアでは、博信堂という店舗の出店テントで、黒澤英介カメラマン撮影の
航空ファン『ブルーインパルス2015年カレンダー』の先行販売、同じく弊社発行のDVD&写真集
『新たなる時代へBlue Impulse』の販売が予定されています。

2015年版カレンダーはこんな表紙です

この博信堂ブースではエプソンサービス(株)が同社のプリント技術を活かして
黒澤カメラマンの迫力あるブルーの写真を商品化したiPhoneカバー、タペストリー、
Tシャツなどのオリジナルグッズの限定販売も実施されます。
さらに格納庫内にはF-15との記念撮影ができるコーナーも設置されるとのこと。



側面にもロゴなどがプリントされたiPhoneカバー




黒澤カメラマン撮影の美しいブルーのフォーメーションを切り取った
タペストリーとTシャツ


また、臨時駐車場が設置されるアウトレットモール・レラでも航空祭フォトコンテストが開催され
土日(2日、3日)にはそのスペースに隣接して、これらのグッズ販売ブースが開設されます。
航空祭前日や航空祭後の渋滞回避の時間帯に、ぜひ立ち寄ってみてください。

さらにもうひとつお知らせです。2月の石巻公開から各地で上映され
話題となっているバナプル制作のブルーと東日本大震災のドキュメンタリー映画
『絆 再びの空へ―ブルーインパルス』が、千歳基地航空祭の開催にあわせ
8月1日から7日にかけて、新千歳空港国内線ターミナルビル4Fの
じゃがポックルシアター(TEL:0123-46-4150/24時間音声ガイド)での
上映が決定しました。
この機会に、震災に立ち向かって復活、いまも全国でその勇姿を見せている
ブルーの姿を、映画館のスクリーンでも応援してください。
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UCC缶コーヒーの自衛隊コレクション・キャンペーン

2014-07-27 13:24:10 | BLOG×記事
このところ缶コーヒーのおまけキャンペーンに力が入っているUCCが、
「陸・海・空 自衛隊コレクション」と題したキャンペーンを
8月5日から順次全国のコンビニエンスストアで実施していきます
(一部の店舗を除く)。

今回の対象商品は「UCC BLACK無糖 PREMIUM AROMAリキャップ缶375g」、
1本に1個がついてきます。
陸自の戦車2種、海自の護衛艦2種、空自の戦闘機2種がそれぞれ
1/144、1/1182、1/200のスケールでモデル化され、それぞれに2種ずつ、
マーキングが楽しめるようデカールが同梱されます。


90式戦車 第72戦車連隊、第5戦車大隊第3中隊


10式戦車 戦車教導隊第1中隊、富士学校機甲科部


こんごう型DDG こんごう、きりしま


むらさめ型DD むらさめ、はるさめ


F-2A 第3飛行隊、第6飛行隊


F-15J 第203飛行隊、第306飛行隊

それぞれ、戦車は月刊誌『PANZER』、護衛艦は月刊誌『世界の艦船』、
そして戦闘機はもちろん『航空ファン』がモデリングやマーキングの
監修を担当しています。

暑い夏、糖分を採りすぎないようキリッと冷やしたコーヒーで
のどを潤し、陸海空の主要装備を机の上に並べてみてください。

キャンペーンの詳細はこちら


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夏季休暇のお知らせ

2014-07-26 01:00:00 | BLOG×記事


皆様、暑中お見舞い申し上げます。

『航空ファン』編集部では、例年通常の企業より若干早いこの時期に
夏季休暇をとらせていただいており、今年も本日より8月3日(日)まで
編集部・販売部とも業務をお休みさせていただきます。
8月4日(月)より通常どおり営業を再開いたしますので、
御用の向きはそれ以降にご連絡をお願いいたします。

暑さも厳しいですが、皆様ご自愛ください。


航空ファン編集部
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今年も河口湖・飛行舘、期間限定公開

2014-07-25 13:07:01 | 告知&ニュース


14年目を迎えた河口湖自動車博物館・飛行舘の8月限定公開。
今年も8月1日(金)から31日(日)まで、例年どおり行なわれます。
目玉は、イギリスから購入した隼I型の後部胴体・垂直尾翼の展示。
昨年は修復前の垂直尾翼付近が初展示されましたが
今年は早くもこの部分が修復され、後部胴体と結合しました。

お馴染みの3機の零戦や一式陸攻も、もちろん健在。
とくに一式陸攻は機首内部の装備品がさらに充実しました。
お楽しみの、零戦や隼の部品販売も行なわれるそう。
お出かけの際は飛行舘HPを参照してください。
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毎月21日発行の月刊誌『航空ファン』、奇数月30日発行の『世界の傑作機』は共に文林堂の定期誌です。このブログでは、編集部による耳よりな情報を随時発信していきます!
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