2月中旬、2個飛行隊でのF-2運用も軌道に乗ってきた三沢基地の第3航空団を
取材しに行きました。
その模様は4月発売の6月号で紹介する予定でしたが、その矢先、東日本大震災が
発生、すべてのスケジュールが大きく変わってしまいました。
自衛隊はご存じのように災害派遣に大きな労力を割く必要があり、三沢からも
多くの隊員が被災地に派遣され、いまも地域の皆さんを支援しています。そんななか、
取材の後のさまざまな確認作業を含め、F-2の特集を本来の予定どおり
6月号で掲載するのは非常に困難となり、またあわせて6月号ではそうした災害派遣に
汗を流す自衛隊、米軍の姿を紹介する必要があると判断、急遽誌面の大幅変更を
行なったというわけです。
そんな理由で1ヵ月遅れてしまいましたが、次号、5月21日発売の『航空ファン』7月号は
F-2の大特集です。赤塚 聡カメラマンの空撮を含め、第3航空団の第3、第8飛行隊を
詳細に取材、またFS-Xの時代からのF-2開発史や技術的解説、さらに先の震災で
被害を受け、今後が危惧されているF-2Bによる飛行訓練の話題なども採り上げます。
そして今回の取材では、マルチロールファイターとしてのF-2にスポットを当てるため、
さまざまな兵装を搭載したF-2の姿を紹介します。
F-2の真骨頂ともいえるASM-2 4発装備の空対艦仕様。
高い機動性を武器に想像以上の性能を発揮する空対空仕様。
さらに今回、本格的な取材、誌面紹介は初めてとなるFLIR(赤外線前方監視装置)と
精密誘導爆撃を可能にするJDAMを搭載した、空対地仕様の機体も登場します。
誌面ではこれらの機体の空撮シーンも掲載しますので、ぜひお楽しみに。
ちなみに三沢といえば、2個飛行隊とも掩体(シェルター)運用をしている
唯一の航空団でもあります。この掩体、敵の航空攻撃から航空機、施設を守るのが
最大の目的で、そのため施設の配置状況や性能などが分からないよう、取材時にも
いろいろな制約が生じます。
さらに非常に入り組んだレイアウトに設計されているため、取材陣はもちろん
飛行隊の隊員も移動にはけっこう骨が折れます(当然基地内でも制限区域にあたり、
関係者以外のエリア立入は許されません)。飛行隊に配備になったばかりの隊員は
迷子になることもあるというし、飛行隊長もどの機体、どの隊員がどこにいるのか、
部隊の状況把握には非常に気を使っているとのこと。
しかし1機ずつ掩体に入っており、エンジンスタートも屋根の下で行なえることから、
整備や機体のケアには抜群の環境でもあるそうです。
とはいうものの、基地の売店ははるか遠く、昼食をとるのもままなりません。
そんななか、隊員たちの強い味方になってくれるのが、移動売店。
本来は米軍の隊員がメインのお客さんなのだそうですが、第3、第8飛行隊の隊員にも
非常に便利なサービスで、移動売店が到着するときには飛行隊内の各施設に
案内放送が流れるそうです。
やはり食事はすべての源ですね。
『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
文林堂の本の情報はコチラから!
取材しに行きました。
その模様は4月発売の6月号で紹介する予定でしたが、その矢先、東日本大震災が
発生、すべてのスケジュールが大きく変わってしまいました。
自衛隊はご存じのように災害派遣に大きな労力を割く必要があり、三沢からも
多くの隊員が被災地に派遣され、いまも地域の皆さんを支援しています。そんななか、
取材の後のさまざまな確認作業を含め、F-2の特集を本来の予定どおり
6月号で掲載するのは非常に困難となり、またあわせて6月号ではそうした災害派遣に
汗を流す自衛隊、米軍の姿を紹介する必要があると判断、急遽誌面の大幅変更を
行なったというわけです。
そんな理由で1ヵ月遅れてしまいましたが、次号、5月21日発売の『航空ファン』7月号は
F-2の大特集です。赤塚 聡カメラマンの空撮を含め、第3航空団の第3、第8飛行隊を
詳細に取材、またFS-Xの時代からのF-2開発史や技術的解説、さらに先の震災で
被害を受け、今後が危惧されているF-2Bによる飛行訓練の話題なども採り上げます。
そして今回の取材では、マルチロールファイターとしてのF-2にスポットを当てるため、
さまざまな兵装を搭載したF-2の姿を紹介します。
F-2の真骨頂ともいえるASM-2 4発装備の空対艦仕様。
高い機動性を武器に想像以上の性能を発揮する空対空仕様。
さらに今回、本格的な取材、誌面紹介は初めてとなるFLIR(赤外線前方監視装置)と
精密誘導爆撃を可能にするJDAMを搭載した、空対地仕様の機体も登場します。
誌面ではこれらの機体の空撮シーンも掲載しますので、ぜひお楽しみに。
ちなみに三沢といえば、2個飛行隊とも掩体(シェルター)運用をしている
唯一の航空団でもあります。この掩体、敵の航空攻撃から航空機、施設を守るのが
最大の目的で、そのため施設の配置状況や性能などが分からないよう、取材時にも
いろいろな制約が生じます。
さらに非常に入り組んだレイアウトに設計されているため、取材陣はもちろん
飛行隊の隊員も移動にはけっこう骨が折れます(当然基地内でも制限区域にあたり、
関係者以外のエリア立入は許されません)。飛行隊に配備になったばかりの隊員は
迷子になることもあるというし、飛行隊長もどの機体、どの隊員がどこにいるのか、
部隊の状況把握には非常に気を使っているとのこと。
しかし1機ずつ掩体に入っており、エンジンスタートも屋根の下で行なえることから、
整備や機体のケアには抜群の環境でもあるそうです。
とはいうものの、基地の売店ははるか遠く、昼食をとるのもままなりません。
そんななか、隊員たちの強い味方になってくれるのが、移動売店。
本来は米軍の隊員がメインのお客さんなのだそうですが、第3、第8飛行隊の隊員にも
非常に便利なサービスで、移動売店が到着するときには飛行隊内の各施設に
案内放送が流れるそうです。
やはり食事はすべての源ですね。
『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
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第21飛行隊は三沢で第3航空団の機体を借りて訓練を再開しているといいますが、さまざまな難問はまだまだ山積していることと思います。基地の復興そのものを含め、私たちもこれからも応援しつつ見守っていきたいですね。
『世界の傑作機』も鋭意編集中です。ご期待下さい!