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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

『航空ファン』10月号でオスプレイを勉強しましょう!

2012-08-16 18:15:15 | 告知&ニュース


まだまだ暑い日が続いていますが、『航空ファン』は早くも10月号が8月21日に
一部の地域を除いて書店に並びます。今月は7月23日早朝、社会問題となって
多くの日本国民が注視するなか山口県の岩国基地に海路搬入され、陸揚げされた
米海兵隊の新型輸送機、ボーイングMV-22Bオスプレイを特集。
本号では表紙と巻頭で12機のMV-22がサンディエゴを出港、岩国基地に陸揚げされて
エンジンテストが行なわれるまでの1ヵ月をリポート、
さらにアメリカ本土の航空ショーで派手なデモフライトを繰り広げ、その高い機能性を
見せつける同機の姿を洲崎カメラマンの写真でお届けします。
また日本において、オスプレイの配備が現在のような政治問題に至った経緯や
マスコミが作り上げた“虚像”、さらにMV-22が日本に配備されると
どのような運用が考えられるのかなどを、航空専門誌的立ち位置から冷静に紹介、
V-22のフライトマニュアル(飛行技術指令書)を入手し、「V-22に関する22の疑問」として
オスプレイの持つ本来の最新技術や操縦方法などについても分かりやすく解説します。


なお、特別付録としてオスプレイなど現用海兵隊主要機のシルエットを絵柄に配した
米海兵隊航空100周年記念の布製パッチ(サブデュード版)を封入、
フルカラーバージョンとデザートバージョン2種を誌上限定販売します。

 


このほかの注目記事としては米スカイウエスト社から100機を大量受注した三菱MRJ、
不定期連載のヒコーキマニア的人間航空史、航空自衛隊機KC-767が初参加したRIAT2012、
航空自衛隊秋田救難隊25周年、航空自衛隊第31教育飛行隊11万1,111時間無事故記録達成、
太平洋地域の要衝となったアラスカ州エルメンドルフ(JBER)リポート、
徳永カメラマンによるフランス空軍最後のミラージュF1飛行隊空撮、
タイ空軍100周年イベントと洪水から復活した博物館などを掲載。
好評連載群に加え追補版の「個人としての航空戦史」として百式司偵の戦いについても
お届けします。(今月はパッチが付いて特別定価1,350円)




さてそのオスプレイ、岩国への陸揚げ後には森本防衛省が渡米、事故調査徹底の要請や
体験搭乗を行ないましたが、その際に確認された「事故原因が究明され安全性が
確認されるまで飛行しない」との日米の共通認識の下、現時点ではまだ日本での
フライトは実施されていない状況です。
また13日には海兵隊司令官が来日、15日には都内で行なわれた日米両政府の合同委員会で
MV-22オスプレイの安全性について話し合いが持たれ、環境レビューに盛り込まれた
低空飛行訓練についても話題に上るなどしましたが、米政府は日本国民と米軍兵士の
安全性を最重要視していることを強調、同機に関する情報を日本政府と緊密に共有し、
また懸念事項があれば善処することを確認し、日本政府にモロッコとフロリダでの
調査結果が示されるまでは飛行しないことを再確認したといいます。

なお、日本時間の16日未明には4月に発生したモロッコでの事故が、パイロットによる
制限のかかった動作が原因によるものという調査結果が、米国防総省から
訪米中の神風英男防衛政務官に伝えられました。これにより政務官に同行する
日本政府の分析評価チームは1週間から10日間ほどで結論を出すことになりそうです。
またあわせて、6月に起きたフロリダでのCV-22の事故についても、
今月中に詳しい説明がありそうです。




『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
文林堂の本の情報はコチラから!

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4 コメント

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一時期に比べりゃ (かつひこ)
2012-08-16 22:38:25
オリンピックやら、どこかの国の大統領の発言やらのニュースが続き、何となく忘れ去られた感のオスプレイですが沖縄では、また反対集会が開催されるんでしたよね。そういう人たちにこそ、ぜひ今月号を熟読してもらいたいと思いますが、たぶん無理なんだろうなぁ、と考えてしまいます。
返信する
記事の誤りについて (カシオペア)
2012-08-23 19:33:34
10月号、拝見しました。
札幌航空ページェントの写真記事のところを見て
おかしいなと思いました。
「MH53は意外にも丘珠初参加」とありますが、
初めてではありませんよ。きちんと調べて記事を書いて欲しいですね。嘘だと思うなら確認してみて下さい。
第19回(1994年)に#22号機が初飛来・初参加しています。間違いありません。
撮影された方が記事を書いているのでしょうが、曖昧な記憶をもとに中途半端なことを書かないよう気を付けて欲しいです。もしかしたらほかの記事にも
おなじような誤りが多々あるのかもしれませんけど・・・

今更訂正できないでしょうけれど、以後注意して頂きたいので、やかましいとは知りつつも口うるさくつっこんでしまいました。ごめんなさい。
今後も航空ファンを楽しみにしています。
返信する
コメントの一部訂正 (カシオペア)
2012-08-23 19:37:29
人のことつっこんでおきながら自分の間違いを見逃していました。
誠に申し訳御座いません。
お恥ずかしいです。

第19回(1994年)と書いてしまいましたが正しくは
第18回(1994年)
でした。

返信する
編集部より (編集部)
2012-08-23 20:47:28
>カシオペアさん
ご指摘いただきありがとうございます。
もちろん本来であれば編集部が記事の内容に関して責任をもって調べるのが筋ですが、どうしても見落してしまうケースもあります。今回のようにご指摘をいただければ読者の皆さんにも正しい情報が伝わりますので、ぜひともまたお気づきの点があれば書き込みをお願いいたします。
丘珠のMH-53E展示につきましては、カシオペアさんのご指摘どおり、94年の航空ページェントへの参加実績がありました(同年12月号にも写真を掲載していました)。お詫びして訂正させていただきます。
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