女装子愛好クラブ

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新宿歌舞伎町のSMバー『典子』

2021年02月22日 | 私的東京女装史
SMバー『典子』は新宿風林会館の向かい側のニューカブキビルにありました。
SMマニアと女装愛好家が集るバーです。
カウンターとボックス席があり、狭からず広からずというところです。
私は1985年から1989年にわたって訪れていました。

いろいろなことが起こりました。
金曜の深夜25時、清楚な人妻風が連れの性に言われてワンピースを脱ぐと、そこにはバンデージと犬の首輪。
バーの床を四つ這いになって歩き回ります。
そう、雌犬となってしまているのです。
ご主人様が投げたボールを恥ずかしそうに嬉しそうに追いかける。
そしてその雌犬の背中にママがバラ鞭をピシャ!ピシャ!ピチャ!と当てる。
「この鞭はご主人様が打ってるんだよ」とママ。
アウッ!アウッ!と鞭が当たる度に悲鳴を上げる犬。
十数人いた客は無言でこの素人女とママのプレイを食い入るように見ています。
『典子』には鞭の音だけが響いていたのです。

そしていまでも覚えているのが、プレイが終わった後のママの行動。
鞭で真っ赤になった女性の背中に暖かいタオルを当てて鞭の跡を小さくしているのです。
こうした労わりがプロなのだなあと感心した記憶があります。

『新宿・歌舞伎町 人はなぜ< 夜の街 >を求めるのか』 (幻冬舎新書)

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