停滞前線通過の朝。丹生都比売が降臨したとされる真妻山は雲にまとわれていた。
つい最近アップしたと思ったが、昨年6月21日だ。もう一年前になる。「夕化粧」とはなかなか雅な名前をつけてもらっている。実際とてもかわいい花である。色合いもいい。原産は、南アメリカだとか北アメリカとあって定かでない。国立環境研究所の侵入生物データベースに載っている。それによると「北アメリカ南部」とある。英名は‘Pink eveningprimerose’和訳すると「赤花夕咲き桜草」かな。在来種への影響は「在来種との競合,遺伝的撹乱」で法的措置はないので、悪者扱いはなしか。
たった一文字だが標準和名である。一般にはイグサと呼ばれている。すっと伸びた葉のようなものの途中から花序を出している。よく見れば不思議な植物だ。葉は退化してないらしいし、茎は地下に潜っている。では、この細いものは何なんだ。葉、茎、根ではない。残されたものは花茎。