野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

朝から積乱雲

2006年07月31日 | Weblog
朝の7時30分でしたが、南西方向に大きな積乱雲が立ち上っていた。レーダーアメダス画像を見てみると、徳島県の南岸にそった紀伊水道に帯状に10~30mmの雨雲が写ってる。梅雨が明けたとうのに、空はいまいちスッキリしない。
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狂い咲き?

2006年07月31日 | Weblog
テイカカズラに花がついた。テイカカズラの花期は6月初旬。花が終わって1月余りだから、「狂い咲き」、「季節はずれ」は適切な表現ではないかも・・・?
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百発百中

2006年07月30日 | Weblog
今朝久しぶりに5時過ぎに散歩に出た。夜明け直前で東の空には上層雲、中層雲が広がりそこに朝日が映えきれいであった。高層雲であろうか、薄いベール状の雲の一部に乳房雲ができていた。雲の下層に乱流が生じてできる現象だそうだ。この乳房雲に気が付いたのは、ここ一年くらい前だが、それ以後よく目にするようになった。これが発生すると雨が降る、と気象予報士のT氏より教わったが、今までこれを見て雨が降らなかったことはなかった。大概6時間以内に降雨があった。今朝の空の様子から雨が降るとはとても信じられなかったが、撮影1時間後にポツリポツリと雨が降り始めた。ごく少量であったが、確かに雨が降ったのだ。
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Spider lily

2006年07月29日 | Weblog
西インド諸島が原産の園芸植物。近くの海岸で野生化している。ちょっと見には、ハマユウに似ているが、細い花弁と付け根にあるのは副花冠が特徴的だ。ハマユウと同じヒガンバナ科だそうだが、属が違う。英名は細い花弁がクモの脚を連想させるところからつけられたようだ。和名はササガニユリ。ササガニとはクモのことらしい。少しひねった直訳だ。
副花冠とは、「植物用語事典」(八坂書房)によると、『花冠そのものではないが、花冠の一部や葯が変形してできた付属物』だそうだ。あまり馴染みはないが、スイセンの花のあの黄色い部分もそうだ。
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アブの捕食

2006年07月28日 | Weblog
アブは長くて太い口吻をもち、一体何を食べているのか疑問だった。今日その一端が分かった。ご覧のようにトンボの胸部に口吻を差し込んでいるのだ。機械的な動きはなかったので、たぶん体液を吸い取っているのだと思う。生物界は食う食われるの関係に満ちあふれている。
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エノコログサ

2006年07月28日 | Weblog
エノコログサには夕日が似合う。芒に逆光があたる様はとても美しく、ついついカメラを向けてしまう。
路傍の草である。「エノコロ」は「狗児」(いぬころ)の転化らしい。名前からもごくありふれた植物であることがわかる。しかし栽培植物アワの先祖だそうだ。これとアワは交雑が容易におこるらしい。分布はユーラシア全土に及んでいるので、大陸のどこかでこの選抜育種が行われ、しかる後に日本へ渡ってきたのであろう。五穀に入っていることから中国だろうか・・・
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帯化

2006年07月26日 | Weblog
今日、職場近くで偶然見つけた。タカサゴユリの帯化である。ユリの帯化はよく新聞で報道されるので知っていたが、花の多さが強調され、茎の扁平化に触れていなかったような気がする。今回初めて目にした。まさに茎が扁平になり、帯のようになっている。やっとその意味が理解できた。先端には多くのつぼみが形成されている。ざっと数えただけで十数個。一体何個の花が咲くのやら・・?楽しみだ。その時はまたアップしよう。
清水建美著「図説植物用語事典」八坂書房 の【帯化】を引用させていただく。
『茎の一部が異常に扁平になる現象。主として茎頂の分裂組織がドーム状にまとまらず横方向に線状に拡.がることによって生ずる奇形である。その結果、茎に多数の花や葉が生じたりする。マツバラン、ソテツ、スギ、ブナ属、ヤナギ属、トネリコ属、キク属・アキノノゲシやタンポポ属(花茎)などによくみられ、園芸植物のケイトウやセッカマメでは、遺伝的に固定した性質になっている。』
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絞りオシロイバナ 

2006年07月25日 | Weblog
この仲間は様々な花色変異を示すようだ。3年前近くの土堤を歩いていたときに、絞りの花を見つけ、福岡教育大学の福原先生にその原因を問い合わせたら、アサガオの絞りと同じで動く遺伝子によるものとの御返事をいただいた。
海野和男氏の小諸日記には、花色変異のコレクションがある。http://eco.goo.ne.jp/nature/unno/diary/200410/1098586081.html
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オシロイバナ

2006年07月25日 | Weblog
海岸に隣接する空き地で野生化したオシロイバナが開花し始めた。これが咲きはじめると夏の盛りが過ぎたという感じがする。まだ梅雨は明けていないが・・・
この花、じつは花弁でなく、萼だそうだ。花の基部にある萼のようなものが苞であることから考えるとある程度合点がゆく。
オシロイバナの花色遺伝は、メンデルの優性の法則が成り立たない例として有名である。岩波書店や三省堂の「生物の小事典」にも載っているが、この中間遺伝を発見した学者はいったい誰なのだろう?
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人でなしの国

2006年07月24日 | Weblog
久しぶりに雨が止んだ。朝訪れた蓮池でジョロウグモがシオカラトンボを捕食しているシーンに出くわした。シオカラトンボが哀れに思われたが、ジョロウグモも生きんが為に必死なのである。自然は非情だ。漱石の草枕の有名な一節「智(ち)に働けば角(かど)が立つ。・・・」のあとに「ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。」という文が続く。その『人でなしの国』とは自然界のことではないか。
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