to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

「平清盛」 第4回

2012-01-30 22:42:06 | TV dorama

脚本 藤本有紀
演出 柴田岳志
制作統括 磯智明
音楽 吉松隆
語り 岡田将生
出演 松山ケンイチ/中井貴一/上川隆也/伊東四朗/藤木直人/玉木宏/豊原功補/佐戸井けん太/藤本隆宏/三上博史/檀れい/りょう/和久井映見/小日向文世/國村隼
第4回 「殿上の闇討ち」 17.5%
朝廷に忠誠を尽くしてきた功績が認められ、忠盛(中井貴一)が殿上人となる。武士として初めて内裏の清涼殿に上がる資格を得て、平氏一門は沸き立つ。北面の武士を務めていた清盛(松山ケンイチ)も喜ぶが、一方で、忠盛の出世を快く思わない者も多かった。その一人である摂関家の藤原忠実(國村隼)は、配下の源為義(小日向文世)をそそのかして、殿上で忠盛を襲わせようとする。


今回は、北面の武士になっても尚、宮仕えに不満を抱える若き清盛の日々と、
そんな清盛にライバル心を燃やしながらも父の姿を情けないと嘆く義朝が、
父親同士のとある場面に表れる、武士として、親としての心情に触れ、絆を取り戻すというもの。―


面白う生きてやる――清盛の中にはまだ女子への関心はありませぬ。まだお子ちゃまな清盛は、
濡れてぞ今朝は・・・って違うからねっ
何なのじゃ~?!何が北面の武士じゃ~!
めかしこんで女に色目を使いおってぇぇぇー!
と、ひとりプンプン怒っています
「腹が満たされるほどに、心はいよいよ虚しゅうなって」いく清盛でしたが、、、


平氏に差をつけられた源氏の棟梁源為義がやけ酒をあおり、愚痴をこぼす様を傍で聞いて成長する義朝も
出世のきっかけさえ与えられず、不満を抱えていて、
武士の心を忘れて宮仕えにいそしむ父・忠盛への不満を抱える清盛とまたしてもぶつかり合うが、
そこに源氏の家臣が為義は忠盛を斬るつもりだと告げにくる!!
そして二人は命を懸けた為義の闇討ちの顛末を見届けることになっていくのです・・・。

いやあ・・・
我が子義朝に矢を向けられ、藤原摂関家の長・忠実に罵倒され、唆され、、為義に道は無かったのを
忠盛は見越していたばかりか、武士として「王家の犬では終わりたくない」と、
現段階での平氏と源氏との争いは無益だといい去っていくのですが・・・
その後で、それぞれの父を待ち受ける若き清盛と義朝が、実に爽やかに描かれていました。

思いを遂げるどころか、自分の行為は源氏を終わりにしてしまいかねないものだと宿敵・忠盛に
逆に諭されてしまった為義に、息子は言います。
「やられればいいのです」私がその分強くなって父上をお守りいたしますと泣かせるセリフ

一方、忠盛の真意を知り清盛も訊ねます。「いつから王家の犬では終わりたくないと考えていたのですか?」
問われた忠盛、「お前をわが子として育てると決めた時からだ。」
お前を抱き、平太と呼びかけた時、わしの心に揺らぐことなき軸ができたのだ!
単純な純粋な少年清盛の、心を晴らす偉大な父の言葉でした・・・
そして「お前が思う以上に殿上は面白き所ぞ」と言い残す父の後を追う清盛の嬉しそうなこと♪
先週には継母である宗子の叫びに心を打たれ、今回は、批判的だった父の志と
自分への確かな愛情に触れ、いよいよ幼き頃からのわだかまりから開放されるのですね。。。
で、清盛15歳。己の呪縛からの「卒業~」(笑)
義朝は、、言いますまい

中井さん、イイですねぇ・・。。。
小豆色の狩衣姿も似合いすぎですが、その立ち居振る舞い、眼差し、全てが惚れ惚れするくらい
カッコよかった!
まだ青臭く純粋な少年「清盛」の、くるくる変わる表情も、それらしくて(笑)松ケン、キュート♪

さて次回、鳥羽上皇の心をずたずたにする璋子との関係にも変化があるようだし、
もうひとつ、この鳥羽上皇と藤原摂関家の長・忠実の攻防もあり、それが平氏の今後にも
大きく影響を及ぼすようで、楽しみでおじゃる~。

ヒミズ

2012-01-28 21:32:29 | the cinema (ハ行)

「生きろ」と、君が言った。
製作年度 2011年
上映時間 129分 映倫 PG12
原作 古谷実
脚本/監督 園子温
音楽 原田智英
出演 染谷将太/二階堂ふみ/渡辺哲/光石研/吹越満/渡辺真起子/神楽坂恵/でんでん/村上淳/窪塚洋介

15歳の孤独な少年、住田祐一の夢は、誰にも迷惑をかけずに生きる平凡な大人になること。そんな住田にクラスメイトの茶沢景子は好意を抱き、住田の実家である貸しボート屋を手伝うなど積極的にアプローチする。それを疎ましく思いながらも、少しずつ心を解きほぐしていく住田。ところが、借金をつくって蒸発していた父親が戻ってきたことで、住田の運命は大きく狂い始める。

数少ない、今月の観たい作品の1本だったので、主演の二人がヴェネチア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)を受賞したニュース記事を見たぐらいで、
これは予告も観ずに殆ど情報を持たずに観てきました。
まずこのタイトルのヒミズって何?ですが、これは結構早い段階で明かされます。
観終わってみればナルホドのタイトルなんですね。

園子温監督が古谷実の同名コミックスを、舞台背景を東日本大震災後に設定して映画化した衝撃と感動の思春期ドラマ―
という事で、3.11の震災があり、大幅に設定が変えられたというのも帰ってきて知りました。

家庭を顧みない好色な母親と、酒びたりでヤバイところから借金をして逃げているばかりか、我が子に
保険金の為に死んでくれとまで言うクソな父親。
そんな家庭に育ちながらも平凡な幸せ、平凡な人生を夢見ていたのに、
そんなささやかな夢も許されなかったまだ中学生の住田―。

そんな住田にストーカーのように付きまとう茶沢の一方的な愛情は、
自身も経済的に破綻をきたした家庭にあり、母親から精神的DVを受けていたことから逃れるためだったようにもみえる。
それは少女らしい憧れを一気に純愛に変えていったのではないかと感じたのだけれど、
この茶沢の家庭での演出はちょっと過剰というか、あり得ない。


被災して全てを失ったという夜野(渡辺哲)の喪失感の象徴も被災地の映像が使用されていたり
住田が地獄の現実に打ちのめされる時、実際の被災地の映像が使われ、
瓦礫の中を彷徨う姿は、彼の心が壊れた様を印象付けるものでしょうが、
彼を取り巻く、被災してテント暮らしの人たちがリアルじゃない為成功しているとはいい難く、
むしろこの「震災」を中途半端にリンクさせているとしかみえないところが残念です。

普通の家庭環境で生きていければ「普通」に大人になれ「平凡」な人生を送れたハズ・・・
という、その「普通」や「平凡な人生」が、
思いもよらない「震災」で、多くの人が「普通」に暮らせなくなってしまった。
予告なく・・―あっけなく崩れ去る「普通」―

決して多くを望んだわけではないヒトの、普通で居られない日々。
普通でなくなっても、りっぱなオトナになりたい」住田の青春は、痛みに満ちていて――
そんな住田のそばに居て、彼の人生の伴走をする、したい、茶沢はうざく温かい。。

演出や設定に違和感アリアリなのに、気づくと泪が出ていたり・・・
そんな激しい世界でしたが、安易なラストでないところはよかったです。
染谷くんと二階堂ふみさんに拍手を送りたいですね

おまけ
・オマケって、メインより楽しみが詰まってたりするよ、住田くん
・壁いっぱいの住田語録は、おばさんの中にもあったよ!茶沢はエライ


『平清盛』情報~♪

2012-01-27 12:51:08 | Weblog

『平清盛』メインキャスト総勢30人が登場、2枚組ポスター完成
<平清盛>武士版、貴族版の2枚組ポスターを発表 キャスト30人がずらり NHK大河ドラマ

さて、続々登場のキャラクターの、気になる初登場の回も改めて書いておきますね♪

2月5日:第5回「海賊討伐」 松雪泰子(美福門院得子役)、井浦新(崇徳天皇役)
2月10日:第6回「西海の海賊王」 深田恭子(時子役)、田中麗奈(由良御前役)、加藤浩次(兎丸役)
2月19日:第7回「光らない君」 加藤あい(明子役)
2月26日:第8回「宋銭と内大臣」 山本耕史(藤原頼長役)
3月4日:第9回「ふたりのはみだし者」 松田翔太(雅仁親王、のちの後白河法皇役)

                                            



今日の恭子ちゃん~♪

2012-01-25 22:29:13 | Heart pink
午前中に用事がありましたが、早くに終えたので、
せっかくだからと、山を張ってスタジオパークに行ってきました!
今日は朝、山手線沿線で起きた火事のため、電車がストップし、その後遅れていましたので
到着が遅れましたが、、予感は的中~
恭子ちゃんのシーンを幾つか観ることが出来ました

リハーサルまでも結構長い待機時間があり、
幼稚園生ぐらいの子役の相手をしながらも、ちゃんと時子モードに入っているのが伝わってきました♪
子役の二人がとてもよく懐いていて、ずっとキラキラした目で恭子ちゃんに話しかけていましたが
とっても可愛いこの二人、小さくても凄いです。
ADさん(かな?)の説明はちゃんと聞いて本番はどのカットも1発OKでした

ほんの数十秒のシーンをいくつか撮るために、
何時間もお利口にして待っているのですよ、遊びながら。
その可愛らしい相手役を退屈させないように、カメラのポジションを守りながら、
そして自分はテンションを保ちながら、、恭子ちゃんは本番以外でも働いてました
                              
お楽しみを奪うといけませんので詳しくは書きませんが、
他には清盛・ケンイチくん、盛国役の上川さんとのシーンもありました。
ケンイチくんは、もうそんなに汚されていないです(爆)し、若々しいです♪
上川さんはびっくりするくらい若く見えました

休憩の後、加藤あいさんの本番シーンをひとつ観て帰宅しました♪
今日は閉館近くなっても熱心なファンは、まだ沢山残っていらっしゃいました。
また代休取って行きたいです~。

「平清盛」 第3回

2012-01-23 23:44:02 | TV dorama

脚本 藤本有紀
演出 柴田岳志
制作統括 磯智明
音楽 吉松隆
語り 岡田将生
出演 松山ケンイチ/中井貴一/上川隆也/伊東四朗/藤木直人/玉木宏/豊原功補/佐戸井けん太/藤本隆宏/三上博史/檀れい/りょう/和久井映見/小日向文世
第3回「源平の御曹司」 17.2%
1132年、清盛(松山ケンイチ)の弟・平次(大東駿介)は元服し、家盛と名を改めた。そのころ清盛は、西海(瀬戸内海)で鱸丸(すずきまる:上川隆也)ら郎党とともに無頼の日々を送っていた。自称船の警護役として海賊と戦い、取り返した食物を盗まれた漁民に返していたのだ。しかし、賊と間違われた清盛は捕らえられて京に連れ戻されてしまう。
時は鳥羽上皇(三上博史)の世であった。源為義は義朝を「北面の武士」(ほくめんのぶし)という院の警護役にするよう、院の近臣である藤原家保(渡辺哲)、家成(佐藤二朗)親子へ願い出る。一方、鳥羽上皇は白河法皇と関係が深い忠盛(中井貴一)と清盛の忠誠心をはかりかね、忠盛を問い詰めていた。その場にいた家成は清盛が北面の武士になる気があるかどうかで忠誠心を試すことを進言する。


今回は元服した清盛が、家を出て「一人で」「野良犬のように」生きていた14歳~15歳の頃のお話ですね。
少年の日に義母によって刺すような一言を向けられて以来、やはり心の溝は遺憾ともし難く
「息災也」の手紙1本で家に寄り付かなかったものが、
賊と間違えて捕らえられての京送り。

清盛は検非違使(けびいし:今の警察)に捕らわれた仲間の3人を牢から助け出し、逃げる途中で
北面の武士佐藤義清(藤木直人)の一団と遭遇し、3人は捕らえられてしまいます。
この時、義朝(玉木宏)に声をかけられますが、それどころではなく無関心な清盛。


その事件を重くみて、忠盛の弟・忠正(豊原功補)は清盛に平氏と縁を切れと詰め寄りますが、
忠盛は清盛を「平氏になくてはならない男」だといい、
西海で自警団を気取っていた清盛の行為が、実はその後海賊の逆襲に遭い、その地の民の迷惑になっていたことを
父忠盛に指摘され、己の青さを思い知る清盛・・。
そもそも無頼の日々を送ってこられたのは平氏一門が守っていたおかげであると諭します。

この場面に、母宗子(和久井映見)が、血を分けない清盛が糾弾されるのを庇い、
「清盛は私の子です」ととりなす場面、
親子のぶつかりあいが清盛の心を溶かした瞬間――胸に迫るものがありました・・・
ナリはデカイですが、この辺りのケンイチくん、
少年清盛の一本気さとナイーブさがよく現れていてヨカッタです

一方で御所では、璋子が鳥羽上皇がわが子帝に対して冷たいと訴え、それは自分の祖父との不倫の子ではないかと
怒りをぶつけるも、璋子はしれっとしてこう言うのですね、
「おじいさまの子なのですから叔父子とでも呼べばいいではないですか」
こやつはニンゲンじゃねえぇぇ~~勝負になりませぬ.....
しかし、、そんな璋子と知ってか知らずか、見初めてしまう佐藤義清なのでした


それまでも声をかけてきた義朝を相手にしなかった清盛が、自ら加茂の川原に行き、
競べ馬をしようと申し込むんですが、落馬して勝負に負けます。
そして、いかに自分が甘ったれた平家の御曹司であったかと己の弱さに泣きますが、
5歳も年下の義朝(!!!)は、かつて清盛の舞を見ていたといい、その清盛に勝つために3年間修行してきたと告白。
しかし、自分は武士は王家の犬ではなく、王家を守っているのだと言って去っていきます―。
義朝が望んでも許されなかった北面の武士に、自分は望まれているというのに・・・
そうして次の日、
北面の武士の一員として、鳥羽上皇の前に現れるのですね。

そうしてこれより、出世し上り調子の平忠盛と、おくれをとった源為義の
勢いの差がついていくのですね。
来週はこの二人に絡む國村隼さんの厭らしい貴族っぷりも楽しみです♪
                         
初回から私の周辺では、ここ数年の大河ドラマの中ではダントツと、好評のこの「平清盛」
視聴率は苦戦しているようですが、かなり面白いです!
よく取り沙汰されているコーンスターチ満載の画面も、遠い遠い昔の空気感として楽しんでますが、
皆さんは如何でしょうか?

ロボジー

2012-01-22 01:02:21 | the cinema (ラ・ワ行)

製作年度 2011年
上映時間 111分
脚本 矢口史靖
監督 矢口史靖
音楽 ミッキー吉野
出演 五十嵐信次郎/濱田岳/吉高由里子/川合正悟/川島潤/田畑智子/和久井映見小野武彦/森下能幸/田中要次/田辺誠一

「ウォーターボーイズ」「ハッピーフライト」の矢口史靖監督が贈る痛快ドタバタ・コメディ
弱小家電メーカー、木村電器に勤務する小林、太田、長井の3人は間近に迫るロボット博での企業広告を目的に、二足歩行のロボット開発に奔走していた。しかし、発表直前の1週間前にロボットが大破してしまう。慌てた3人はとっさの判断で、一人暮らしの頑固老人・鈴木(五十嵐信次郎)をロボットの中に入れて出場したところ、鈴木の奇妙な動きが絶賛され……。

今月の楽しみな1本でしたが、期待しすぎたのでしょうか~?
とにかく矢口監督らしいゆるさで、それがいい味にもなっているんですが、
デビルズ・ダブル」を観た後でもあり、あまりにまったりとして起伏がないし、笑えないし.....
久しぶりに途中で出ようかと思いました
ごめんなさい、超辛口デス。
ファンの方はスルーして下さいね

基本ワタシはこういう映画やドラマは突っ込みなしで楽しめる方だと思うんですが、
或いはツッコミながら、それを楽しんだりもする方なんですが、
コレは突っこんだら・・・もぅ笑えません、、、




映画的にはああいうオチでOKなんでしょうが、
やっぱりヘンに笑いを取りにいかないで、WBみたいなラストが私は好きです。
ガンバリはきっと実になるというような、そんなラストがいいなあ

キャストはみんなヨカッタです。
吉高さんはやっぱり、シリアス系よりこういう役が似合っててよかったし、
だから余計にああいうラストで悦に入って欲しくなかったかも。
エンディングの「MR. ROBOTO」を使いたいための映画だったの?というくらい
ドモアリガ ト ミスター・ロボット~
ミッキー・カーチス率いる「五十嵐信次郎とシルバー人材センター」のカバーが合ってました(笑)

今日の恭子ちゃん♪

2012-01-21 19:02:19 | Heart pink


関東は朝から霙混じりの冷たい雨の土曜となりましたが、
神戸も雨だったんですね♪
ロケが多かった去年の秋ドラから一転、目撃情報がなく
恭子不足のファンに久々の情報
芹菜のパッツン前髪から、少し伸びた感じがしますね。
ドラマの時子登場が待ち遠しいです♪
  ↓また少し記事を追加しました。二人のコメント部分がある動画も載せました。1/22
松ケン、兵庫県知事「清盛汚い」発言に平然と逆襲
松ケン清盛、自信の迫力映像…神戸市長も制作サイド擁護
清盛夫婦”が大河PR 神戸にドラマ館オープン
松山ケンイチ : 「3倍カッコいい」清盛の等身大フィギュアを大絶賛
<雑記帳>「平清盛」ドラマ館、神戸にオープン

松ケン清盛 台風にもマケズ

松山ケンイチ&深田恭子、神戸『ドラマ館』オープニングに登場

「KOBE de 清盛」歴史館・ドラマ館オープン スペシャルゲスト登場も

平清盛が作った幻の都を再現!実物大マツケン人形も!「KOBE de 清盛2012」

「KOBE de 清盛2012」ドラマ館と歴史館がオープン

深夜にドラマ

2012-01-20 22:31:35 | TV dorama
深夜のお楽しみは、一人で観るドラマ♪
OAに間に合ってもなかなか集中してテレビを観ることができないので
寝る前のお楽しみになっています

ドラマタイトルはHPにリンクしています。

ステップファザー・ステップ(TBS系)毎週月曜 20:00~20:54 (初回のみ 19:00~20:54)10.4%
原作が宮部みゆき「ステップファザー・ステップ」主演は上川隆也さん、もうこれだけで楽しみでした♪
演出の新城毅彦さんは恭子ちゃんドラマ「農家の嫁になりたい」が私的には一番ですが、
「イグアナの娘 (1996)」「君の手がささやいている」「曲がり角の彼女」など
好きな作品も多く、今期一番楽しみな連ドラです
『平清盛』では誰だか判らないほど汚して登場でしたが(笑)、コチラは
キュートな怪盗X・または「俺」、時に双子のパパをカッコつけて(笑)演じる姿がいいです
パパじゃねーよ度.....☆☆☆☆


最高の人生の終り方~エンディングプランナー~(TBS系)毎週木曜 21:00~21:54 初回15.3%
舞台は警察御用達の「葬儀屋」で山下扮する井原真人が、毎回遺体と一緒に運び込まれるシビアな“現実”に立ち向かう
というヒューマンドラマな部分に期待して。山下くん主演ドラマ、久々に完走するかも♪
おくりびと度.....☆☆☆★


最後から二番目の恋 毎週木曜 22:00~22:54 初回聴率12.1%
小泉今日子と中井貴一がW主演
小泉が演じるのは、45歳独身のドラマプロデューサー。中井は妻に先立たれた子持ちの市役所職員に扮する。古都・鎌倉を舞台に、人生の岐路に立った男女の恋愛を描く大人の青春ドラマ

脚本は岡田惠和さんなので群像劇は得意だという印象ですが、どういう展開になっていくんでしょうか?
まあ、今のところ普通・・かな。
寂しい大人度.....☆☆☆


13歳のハローワーク(テレビ朝日系)毎週金曜 23:15~24:15 9.3%
村上龍の子供向け職業案内ガイド本「13歳のハローワーク」をドラマ化というところで、
かなり妄想しすぎて(笑)期待してました!松岡くんドラマは久しぶりです。
過去を修復する度.....☆☆☆★

「理想の息子」「ラッキーセブン」「ハングリー!」はちょっと食指が動かなかったんですが、
どうでしたでょうか


「平清盛」 第2回

2012-01-19 23:45:00 | TV dorama

脚本 藤本有紀
演出 柴田岳志
制作統括 磯智明
音楽 吉松隆
語り 岡田将生
出演 松山ケンイチ/中井貴一/上川隆也/伊東四朗/玉木宏/松田聖子/豊原功補/佐戸井けん太/藤本隆宏/金田明夫/阿部サダヲ/三上博史/檀れい/りょう/岡田将生/杏/和久井映見/小日向文世
第2回「無頼の高平太」 17.8%
成長した平太(松山ケンイチ)は、ふたりの父を持つという数奇なさだめを知らされ、何者でもない自分にいらだち、賭場をうろつきまわっていた。人々はそんな平氏の嫡男をいつのころからか「無頼の高平太」と呼ぶようになっていた。
そんなある日、夜の町をさまよう平太は、落とし穴にはまった男・高階通憲(たかしなのみちのり:阿部サダヲ)を助けた。通憲は乱れた世を嘆き、殺生禁断令(せっしょうきんだんれい)をだして狩りや漁を禁じた白河法皇(伊東四朗)を「もののけ」と呼んだ。
1129年、平太の元服式が行われた。派手な衣装であらわれた平太は加冠役の藤原家成(佐藤二朗)に白河法皇の悪政を貴族が正さないことを責めた。侍大将・伊藤忠清(藤本隆宏)が無理やり平太を押さえつけ、忠盛は「清盛」の名を与えた。平清盛が世にあらわれた。


総じて昔の人は、現代のその年齢の人に比べ、大人びていた(老成していた?)ように思うけれど、
それは大人に囲まれ、大人を間近にみて育つからなのか?
平太の反抗期は始まっていました(笑)

少年の身で賭場に通い、喧嘩もし、父に楯突く。
白河法皇の落しだねだと知らされた時から平太は忠盛に対して素直になれなくなり、
モヤモヤとしたものを抱えて荒れ狂い、
「くそー、オレは誰なんだーーー!」と叫ぶ。と、
「誰でもよーい・・!」と返す者が、、、
高階通憲との出会いはこうして始まりました。
1129年、平太は元服をして「清盛」となるわけですが、時に平太11歳、数え歳で12歳で元服なんですねぇ・・。
たしか、江戸時代ぐらいには15歳で元服をしたと記憶しているので、
いや、、やはり時代が遡ればさらに子供時代が短いってことになるんでしょうか。

そんな時清盛が兄のように慕う漁師の鱸丸(すずきまる:上川隆也)の父・滝次(河原崎建三)が
白河法皇の定めた殺生禁断令に反し、漁をしたとして捕らえられてしまう。
猟師から漁を奪うは死ねも同然の理不尽さに怒りが収まらず、直ぐにも助けをというが、
忠盛に法皇様に楯突くことはならんと言われ、
「何ゆえ、清いの文字など与えたんだ?!罪なき民を泣かせて、武士など名乗れるか!」
清盛は単身、白河法皇のもとに乗り込み、滝次の釈放を直訴するも撥ね付けられ、
逆に母親の最期の様子を知らされ、大きく傷つくことになる。
実の父に吾が子の面前で母を処刑したこと、清盛の命あるのは「お前にも“もののけ”の血が流れている」からだと
言い捨てる白河法皇・伊藤さんが憎々しいです。



石清水八幡宮の臨時祭で舞人に選ばれた清盛は、途中から自身の剣を使い、その切先を白河法皇に向け
挑むように舞い、
「面白う生きてやる」と宣言する。
俺は父上のようにはならぬ。王家の犬にも、平氏の犬にもならぬ。されど俺は生きる。
野良犬の声が、この面白うもない世を変えるまで面白う生きてやる

―それから間もなく白河法皇は崩御する。
そして、法皇に虐げられ妃にも馬鹿にされていた鳥羽上皇(三上博史)が権威の座につくことになり・・・

という流れで、今回は後に清盛に大きく影響を及ぼす、或いは共に生きることとなる人物が
沢山登場しました。
サダヲちゃんの「誰でもよーい」は可笑しかったです
王家の表記についてアレコレいわれたり、今度は映像が汚いとかどこかの知事がクレームつけたりと
ちょっと足をすくわれ気味ですが、
まだまだ序盤。貧しい武士でしかない平氏の雰囲気は凄く出ていて、
元気なうつけ者、清盛の青春時代は始まったばかり。ちょっとデカイ少年「清盛」松ケンくん、凄くいいです!
さて、次回はフミくんじゃなくて、藤木さんの登場ですね!楽しみです♪
                        

デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-

2012-01-18 21:27:06 | the cinema (タ行)

この真実に、ついてこれるか。
原題 THE DEVIL'S DOUBLE
製作年度 2011年
製作国・地域 ベルギー
上映時間 109分 映倫 R18+
原作 ラティフ・ヤヒア
脚本 マイケル・トーマス
監督 リー・タマホリ
出演 ドミニク・クーパー/リュディヴィーヌ・サニエ/ラード・ラウィ/フィリップ・クァスト

イラクの独裁者サダム・フセインの息子、ウダイの影武者だったラティフ・ヤヒアの自伝を映画化した衝撃作
家族を愛し、明るい未来が約束されていたはずの青年ラティフ・ヤヒア。しかしある日、狂気のプリンスと恐れられたウダイから自分の影武者になることを命じられる。家族を人質に取られたラティフに選択の余地はなかった。こうして彼は、ウダイの想像を絶する狂気の日常を目の当たりにしていくことになるのだが…。

コチラは予告を数回観ていたんですが、その時から私の中のセコムが作動し(笑)
観る予定はなかったんですが、「ヒミズ」に間に合わず、エイッとばかりに観てきました。
予想通り痛いシーンはありましたが、すっかり引き込まれて観ていました。面白かったです。

イラクの独裁者サダム・フセインの長男ウダイ・フセインは鬼畜でした。

長い間イラクを支配してきた父親の権力を笠に、殺人、強姦などあらゆる犯罪を犯し、父親のサダム・フセインでさえ、「生まれた時に殺しておけばよかった」と言ったほどの狂気のウダイに、
超進学校で同級生だったというラティフ。その当時から似ているといわれていたらしい。。。
その出会いがなければ、或いはラティフは青年になってからウダイに呼び出されることもなく、
家族とともに幸せな人生を送っていたのかもしれない。

ダブル(影武者)になるという事は、自分の人生を消し、その悪魔の人生を歩くこと。
それを受け入れられるほどラティフは諦めのいい柔な男じゃなかったから、
見ているコチラの心臓はいつもバクバク!

この、全く性格の違う二人の男を演じたドミニク・クーパーは「マンマ・ミーア! 」で新郎、
ある公爵夫人の生涯」でキーラの恋のお相手でしたが、今回180度イメージの違う濃いお顔
痛くなりそうなほど目を剥いてウダイに反抗するラティフは、「スターリングラード」の頃の
ジュードを思い起こさせます。目元が!

原作者であり実際に4年間もウダイのダブルをし、その後亡命したラティフ・ヤヒアさんの
来日時のインタビュー記事をみて、この映画の60~70%は原作に沿ったものだと知り、
更に劇中のバイオレンスシーンは当初の予定の10~20%程度になっていると知って、
現実はいかに狂気の世界だったのか、想像もしたくないです・・・。

惨かったり腹が立つシーンの連続でしたが、
なんといっても、危険を察知して逃げる高校生と、晴れの日の惨劇が許せない......

どこからどこまでが事実だったか、
事実は映画に出来ないって事のようですが、ラストはちょっとハリウッド的!
でも――、そうでなくっちゃ

監督は『007/ダイ・アナザー・デイ』のリー・タマホリですので、惨忍、イタイだけではない
スリルとサスペンスもあり、面白かったです。覚悟してどうぞ

聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-

2012-01-16 23:07:34 | the cinema (サ行)

誰よりも、
戦争に反対した男がいた。

上映時間 140分
脚本 長谷川康夫 /飯田健三郎
監督 成島出
音楽 岩代太郎
出演 役所広司/中原丈雄/柄本明/椎名桔平/吉田栄作/阿部寛/田中麗奈/玉木宏/五十嵐隼士/柳葉敏郎/原田美枝子/伊武雅刀/香川照之/宮本信子/坂東三津五郎

真珠湾攻撃によって自ら開戦の火ぶたを切って落とす一方、誰よりも戦争に反対し続けた連合艦隊司令長官・山本五十六の実像を描くヒューマン大作。
昭和14年夏。日独伊三国軍事同盟をめぐり、締結を強く主張する陸軍だけではなく、国民の大半も同盟に希望を見いだしていた。そんな中、海軍次官の山本五十六(役所広司)、海軍大臣の米内光政(柄本明)、軍務局長の井上成美(柳葉敏郎)は、陸軍の圧力や世論にも信念を曲げることなく同盟に反対の立場をとり続ける。しかし、第2次世界大戦が勃発(ぼっぱつ)し……。

なぜ真珠湾攻撃はなされたのか!なぜ「奇襲攻撃」となってしまったのかも含めて、
戦争に突入するまでの日本の状況。イヤ、日本人の意識、国際感覚というべきか・・。
そんな日本の当時の世論を、その世論に与しない山本五十六の軍人としての姿を描き、
その人物像に迫った作品でした。

その舞台は海軍省内であったり、艦隊の司令部であったりするのだけれど、
沢山の山本の人柄を現す描写の中で、やはり心に残ったシーンは、
下戸で甘党だったという山本の、家族との最後の別れとなる食事のシーンと、
若き部下たちとの食事のシーンに、お土産の水まんじゅうをみなに勧め、自ら旨そうに食べるシーン。

南雲の裏切りによる大惨事、大敗の原因を作ったその首謀者であっても、
起きてしまった過去の失態を咎めない。
身をえぐられるほどの悔しく激しい悲しみもあるはずなのに、彼は黙して将棋を指す。
やせ我慢の美学でしょうか、何度もこうして凌ぐのです。

どのシーンでも、感情を露わにすることのない包容力、他者に対する思いやりは、
ふと立ち寄った甘味処の幼女にも注がれるなど、
論理的で揺るがぬ信念を持ったリーダーとしてだけでなく、家庭人としての姿や
未来を担う若者に託す想いを描くことで、その人物を感じ取れ、良かった・・・。



そもそも当時の日本人にとって、戦争は海の向こうで行われている、対岸の火事をみるが如しの
現実感のないものだったからだという気がする。(ここはもっとちゃんと描いて欲しかったところ)
そんな陸軍、国民、メディアを相手に信念を持って立ちはだかり、
アメリカの軍事力を掌握し、踏ん張っていた海軍の良識派だったけれど
それもついに、海軍が三国同盟に賛同する事態になって第二次世界大戦に向かってしまう・・・

このあたりの、情報操作など、
国民側の様子などは、視点が玉木くん演じる架空の新聞記者設定なのにもかかわらず、上手く活かされてなかったように思う。
新米の社会部記者のわりに、ただ受身で世間との接点が行きつけの小料理屋だけでは意味がなく
中途半端なキャラであまり必要性を感じなかったのが残念。

勝つためではなく、戦争を終わらせるために闘いを続けなければならなかった山本五十六の
苦悩と悲しみが伝わってくるとともに、一方で
この時代によく似たと言われる、リーダー不在の今の日本を思わずにはいられない。

役所広司さんの山本五十六も味わいがありとっても良かったですし、彼を慕う若き参謀や指令官も良かった。
特に、山本と敵対する南雲役の中原丈雄さんの演技が素晴らしかった!

日常から離れて、お一人で日本の歴史の1ページに生きた男たちに会いに行くのもいいと思います。

とんび <後編>

2012-01-16 01:31:41 | TV dorama

原作 重松清
演出 梶原登城
脚本 羽原大介
音楽 大友良英
出演 堤真一/小泉今日子/池松壮亮/西田尚美/塚地武雅/古田新太/徳井優/小市慢太郎/平田満/神山繁 

高校三年になりアキラ(池松壮亮)は受験勉強に励む。アキラと離れて暮らしたくないヤス(堤真一)は広島大学への進学を勧めるが、アキラは内緒で早稲田大学を目指し邁進する。アキラの本心を知ったヤスは寂しさのあまり激怒し、東京に行くなら学費も生活費も出さないと言い放つ。
たえ子(小泉今日子)たちの計らいでアキラは照雲(古田新太)の寺・観音院へ下宿し勉強を続ける。たえ子、幸恵(谷川清美)や葛原(塚地武雅)は、ヤスが子離れして自立するための"お試し期間"にちょうどいいとアキラの家出に賛成する。
一方、ヤスはアキラのいない寂しさに耐え切れず、毎晩浴びるように酒を飲み、たえ子の店「夕なぎ」を出入り禁止になっても他所で飲み歩き、一ヶ月ほど経ったある日、ついに栄養失調で倒れてしまう…。



この後編は、
アキラの節目節目のヤスの親としての成長と、
ほぼ自分の半生をアキラの成長を楽しみに、それだけに懸けて生きてきたヤスの心の旅路が描かれています。

酒とタバコと喧嘩が大好き。しかし、それもアキラとの暮らしがあればこそ。
それを知っているがゆえに、父の寂しさを思い、実家のアパートの窓をみつめるアキラの
親離れの試練は、これは片親で育った人には特に響いてくるものがあるのではないかという気がしました。
想いが2倍というか、、密度の濃さを感じるのです。

このドラマを観ていると、「子育ては親育て」というのが
終盤、ヤス自身の口からも語られるのですが、実際本当に、
子供の成長のその時の試練を、親子で乗り越えることで、初めて親として成長する―、その繰り返しなんだという事が解ります。

ヤスが寂しさを乗り越え、列車の息子に届けとエールを贈れるようになったのも、
その時のヤスの行動を読んで、素直な親を思うアキラの手紙のおかげ。
親はこういう風に子供に育てられることもある。ステキな手紙でしたが、
それから数年後。ヤスはもう一度、アキラの自分に当てたものではない「手紙」によって
またひとつ、壁を乗り越える勇気を貰うのですね・・・。

「父の嘘」それを知らなかった時でさえ、父と過ごした全ての時間で、
それが真実だったと思える、濃い父と息子の暮らし。
アキラのその文章を読み終えたヤスの涙は、いろいろなものも洗い流すような、
そんな涙だったように思います。

とんびが鷹を産んだと揶揄されながら、
けれど、ヤスは偉くならなくてもいい、オレはお前たちの「故郷」だと、
かつて幸せだった日に、妻とアキラと過ごした浜で言うのですね。

本で読む分には自然なせりふも、実際に親子の間で交わされるとなると、気恥ずかしくなるようなセリフだったりしますが
豪快な広島弁で天真爛漫な昭和の男、堤さんの口から出ると違和感がなく、
愛情に満ちた池松くんの遠慮がちなうかがうような広島弁もよかったです!

好きなシーンはたくさんあり過ぎて挙げられないほどですが、
やはり、旅立ち前夜の親子の食事シーンと、翌日の別れのシーンでしょうか。
アキラにとっての旅立ちは父(故郷)からの旅立ちだという、胸の詰まる別れのシーンがよかった・・・
父も息子も同じく寂しい。しかし、それを相手を思いやることで乗り越える時でした。

テレビドラマとは思えない丁寧な時代の再現。そのスタッフの苦労はコチラの、スペシャルやブログで
映像、キャストとも、全てが素晴らしいステキな作品でした!

「平清盛」 もうすぐ!

2012-01-15 19:27:33 | Weblog

「平清盛」 もうすぐ第2話ですね♪

いよいよ今回からケンイチくんの清盛登場で、楽しみです♪
10代に入った清盛だと思うんですが、
予告にあった玉木君~~、もう既にアラサーっぽい?

実年齢をどれだけ感じさせないか?!まあ、少年期はあっという間でしょうが
これから続々登場のメインキャストも楽しみですねー

とんび <前編>

2012-01-12 23:03:02 | TV dorama

原作 重松清
演出 梶原登城
脚本 羽原大介
音楽 大友良英
出演 堤真一/小泉今日子/池松壮亮/西田尚美/塚地武雅/古田新太/徳井優/平田満/神山繁 

昭和37年。高度経済成長期の活気に沸く瀬戸内海の港町・広島県備後市。運送会社のトラック運転手、市川安男(通称:ヤス/堤真一)は、妻・美佐子(西田尚美)との間にアキラ(田中奏生・今井悠貴)という名の男児をもうけ、幸せの絶頂にあった。
しかしある日、美佐子は会社の倉庫でアキラの身代わりになり命を落とす。
幼い頃に父親(平田満)に捨てられたヤスは、残されたアキラに父親としてどうしてやるのがいいのか、自問自答を繰り返しながらも、仕事と子育てに奮闘する。
ヤスの幼なじみで行きつけの小料理屋「夕なぎ」の女将・たえ子(小泉今日子)やその呑み仲間達が、ヤスの不器用な父親ぶり、そしてアキラの成長を我が子のことのように見守り、アキラは野球に打ち込む活発な少年に成長するが・・・

同じく堤さん主演の「ALWAYS 三丁目の夕日'64」が公開されますが、このシリーズには
不思議と全く嵌れなかったワタシですが、
同じ時代を生きた人々を描いたこちらのドラマ、とってもヨカッタです

ここでは不器用な昭和の男・ヤスの「男の子育て奮闘記」がメインに描かれていますが、
ヤスがヤスでいられる環境もちゃんと映し出しており、いい味付けになっています。

まだ美佐子とアキラと幸せな休日。ささやかに子供の成長を語る夫婦の会話が
微笑ましく、無欲で善良な二人の人柄を語っていて、、、

そして事故が起こり、、ヤスは「なぜ雨だったんだ」と・・天気にあたるのもさすが・・!
たらればは、こういう風に、の良い例です。
一緒に観ていた子供が「そこかよ?」と突っ込んでいましたが、
このシーンに、ヤスの内にある父性というか、優しさが象徴されていたように思います。
自然の所為にすれば、自分を呪うこともなく、後悔しないで前に進める。
まぁ、そこまで考えてのコトではないです。ヤスの愛すべき性格なんですね。

でも、事故の真相はいくら訊かれても周囲の誰にも答えられない。

ここにはヤスとアキラを見守りながら、温かい人たちが丁寧に描かれています。
子供に恵まれなかった夫婦。子供を授かりながら捨てざるをえなかった女。親をなくした男。
そして、父に捨てられたヤスが迷う時、厳しく父親のように叱り道を指し示す存在もあり、
ベタではあっても、生き生きとヤスの暮らしが描かれるのがイイ



結婚を控えた若い女性(岡本あずさ)が「夕なぎ」にやってくる。迎えるたえ子(小泉今日子)の
なんとも心苦しく切なく、動揺と安堵と自制の母の姿にやられます・・。
この若い女優さんが初々しくて、、とってもよかった!


―たえ子と泰子の再会を見届けたその夜、ヤスはついに事故の真相をアキラに話すことを決心する―
と、いう流れになるんですね・・・

母の死の「真相」を、父の口から聞いて、アキラは父の懐に飛び込めました。・・・
『平清盛』の、舞子の最期の行動同様、どんな状況下でも子を抱いた手の力を落とさない、
親の愛に溢れたヤスの100点満点の解答でした


アキラの幼少時代も可愛かったですが、
この小学6年のアキラを演じた今井悠貴くんも溌溂としたヤスとホンモノの親子のように似た雰囲気で
親戚のおばちゃんのように二人に寄り添え観ていました。

なんだかどこかで最近見たような気がして調べてみたら、「こち亀 THE MOVIE ~勝どき橋を封鎖せよ!~」で
香取・両さんの小学生時代を演じていましたね~。そう、何度も登場したあの勝鬨橋をももこにジェスチャーで教える少年両さんでした!

反抗期に入ったアキラをがっちり腕の中に包んだところで、後編はいよいよ池松壮亮くんです!
次回、<後編>1月14日(土) よる9時~10時13分、楽しみです

  こちらで予告ムービーがご覧になれます。堤さんでクリック(笑)


「平清盛」 第1回

2012-01-11 00:28:36 | TV dorama

脚本 藤本有紀
演出 柴田岳志
制作統括 磯智明
音楽 吉松隆
語り 岡田将生
出演 松山ケンイチ/中井貴一/和久井映見/吹石一恵/松田聖子/豊原功補/佐戸井けん太/三上博史/檀れい/りょう/杏/岡田将生/中村敦夫/小日向文世/中村梅雀/國村隼/伊東四朗

初回は74分拡大版。平安末期の京、朝廷の番犬と蔑まれる武士・平忠盛が、清盛の実の父白河法皇から清盛をひきとり、育てることを決意するまでの過程を描く。
第一回 ふたりの父 17.3%
1118年京都。300年の平安を誇った貴族の世も乱れ、武家・平氏の嫡男である平忠盛(中井貴一)も、朝廷の命令のまま盗賊などの捕縛を行う汚れ仕事を行っていた。そんなある日、忠盛は物乞い姿のひとりの女と出会う。その女・舞子(吹石一恵)は、院の御所に出入りする白拍子で、時の最高権力者・白河法皇(伊東四朗)の子を身ごもっていた。不吉な子として殺されることを恐れ、逃げてきた舞子を、忠盛は、追っ手の源氏方の武士・源為義(小日向文世)の追求を逃れ、自らのもとにかくまう。忠盛の家の納屋で、舞子は赤ん坊を産み落とす。その赤ん坊こそがのちの平清盛であった。人を斬ることに疲れていた忠盛と舞子は、やがて心を通い合わせるようになる。

なぜかドラマは1185年の壇ノ浦の戦いで「平家一門は滅亡した」
という知らせを受ける鎌倉の源頼朝(岡田将生)の回想という形で始まる。
これで、青年の清盛を一瞬でも登場させられるし、ナレーションを岡田君にした説明になっているのでしょう。

遡って1118年の京都では院政の乱れを象徴するかのような、吾が子を身ごもった白拍子の舞子を源氏に捕らえさせる白河法皇の命があり。
朝廷に命じられるまま盗賊退治に明け暮れることに疲れ果てていた若き忠盛が舞子と出会う。
臨月の身体で追っ手から逃げてきた舞子は、直ぐに忠盛の家の納屋で出産し、
つかの間、忠盛と心を通わすが、間もなく源為義に捕らえられ法皇の前に差し出され―…



 遊びを~せんとや生まれけむ 戯れ~せんとや生まれけん~ 

と謡う舞子に反発する忠盛であったが、どんな時も子供のように、夢中で生きたいという舞子の言葉は、
貴族たちの尻拭いばかりで己の仕事に誇りを持てずにいる忠盛の心を動かす。。。
その想いが炸裂する白河法皇とのシーン。
ここでの舞子の行為は、それしかない最善の方法、決断!
自分を助けてくれた忠盛に、一生の苦悩を背負わせず、吾が子も守れる――のだから。

前半パートのこの二人、とっても良かったです。
それにしても、舞子が赤子を産み落とす処が納屋といっても厩なんですよね・・・
ここは何事かを暗示させるような演出でした。
舞子役の吹石さんを、今回初めて好いと思えました♪



忠盛の嫡男として出生の秘密を知らずに成長した平太(後の清盛)は、ある日弟の怪我による
母の態度に何かを感じ、家を飛び出すが、
街で見知らぬ少年に実の父親は白河法皇だと言われ―…忠盛に問う、、、
その時軒下で一夜を明かした平太の傍らで愛犬が冷たくなっており、忠盛は、
「イヌ同士で争い、負けたのであろう。弱いゆえ、負けたのじゃ。死にたくなければ、強くなれ!」
お前の血を分けた父は法皇さまだ。だが、お前は平氏の子だ――と。
平氏の子であって、だけど平氏の血は流れていない、、平太。
しかし、平太には強い愛情を持って見守る忠盛がいる。

この頃の朝廷には、実の祖父白河法皇によってコケにされ、妻にないがしろにされた鳥羽天皇は
吾が子と思っていた皇子が、実は自分の妻と白河法皇の子であったことを突きつけられる…!
何も知らずにただ璋子の身体を気遣ってきた優しい鳥羽天皇の苦しみが始まり・・――
                
ケンイチくんもまだ。恭子ちゃん登場もないと解っていても
是非1回目から観たいと思っていたのですが、かなり面白かったです!
CMなしの75分、ドラマに引き込まれていました♪

朝廷のドロドロ劇にはさほど惹かれませんが、三上・鳥羽上皇の演技がこの先益々楽しみだし、
何といっても次からは一気に成長した平太が観られるのですから!
出来るだけ毎回、感想を書いていきたいです。