to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

神様、もう少しだけ

2009-04-30 22:25:58 | TV dorama
1998年夏クールのフジテレビ火曜日ドラマ
脚本 浅野妙子
演出 武内英樹、田島大輔、岩本仁志、西浦匡規
音楽 S.E.N.S
【主題歌】『I for you』 LUNA SEA
【挿入歌】『In the Sky』、『きらら』 工藤静香
出演 金城武/深田恭子/加藤晴彦/仲間由紀恵/矢沢心/田中有紀美/竹下宏太郎/平田満/田中好子

過去の傷を引き摺り、生きることに傍観的な音楽プロデユーサー・石川啓吾と
生きるということの意味を手探りしていたイマドキの女子高生・叶野真生が出会い、
その運命的な一夜に、もう少女がHIVに感染していたことから、
数々の困難な壁を乗り越える姿を描く、「生と死」「愛と勇気」を問うラブストーリー。
第4回「最後の愛を失った時少女は…」
自分のせいで、啓吾がHIVに感染したのでは?という不安から開放された安堵感と、
これでもう啓吾は健康な“別世界の人”となった―、寂しい諦めの真生。
気持ちを断ち切るように家路に向かう夜の街で、あのテレクラの男に遭遇する。
男は自分がキャリアだと知らずにいたことを真生に告げ、誤るが、
仕方がなかったとはいえ、その孤独な生活、弱り方に激しい悲しみと絶望が真生を襲う・・・


この回は、イジメを受けながら苦しみ、疎外感を募らせる真生と、
今なお、リサの死の悲しみから立ち直れず、深刻なスランプに苦しみながらも、真生を気遣う啓吾の姿が描かれます―。

真生へのイジメはエスカレートする。その事に、偶然母親が気づき問いただすが、
「なぜイジメられているのか」なんて言えない。
母親の裏切りを許せない思いもあり、反抗的な態度に出てしまう。

通学路で紙スプレーを頭からかけられ、くやしい思いを放り投げた缶とともに吐き出す真生・・・
麻美に縁切りをした公園で、ひとりベンチで過ごす彼女の姿・・・
そんな彼女の姿を啓吾がじっとみつめていて、、ついに真生の前に現れる啓吾。。
ラーメンでも食いに行こうか
 暫くラーメン見る度にこのセリフ
ここは、ノックアウトでしょう~。真生とともに幸せになりました
ただ、この時の真生の「マズイんじゃない?」「私は普通じゃないんだよ?」と啓吾を気遣うセリフが、
後に現実の二人の運命を分ける時になって生きてきて、またも脚本の緻密さに唸らされます。

 走る走る、啓吾と真生。緑が効いてて素敵なシーンの連続!
孤独の淵にいた二人が、生きて、呼吸して、ちゃんと走れる。笑える、歌も歌えることを幸せに感じるシーン。



体育の授業のため脱いだ制服がごみ箱に捨てられてしまう。陰湿化する真生へのイジメ。
啓吾の声を聞き元気になろうと、ケータイに電話するがつながらず、
母が父(平田満)に別居を言い出すのを立ち聞き、寂しさから啓吾に会いに行ってしまうが
カヲルが啓吾にキスする場面に遭遇し、心のより所を失くし絶望した真生は・・・

 ☆。*・*。

この頃たて続けに、中学生のいじめによる自殺が相次いで起きる事件報道がありました。
このドラマでもまたクラスの友達によるいじめがあり、
恭子ちゃん演じるヒロインが健気に立ち向かう姿に、いじらしくて何度観ても泣いてしまうシーンがあります。

不安と孤独に押し潰されそうになりながらも、傷つく事を恐れない少女の強さ。
その一方でいつ発症するか分らない自分の未来に絶望し、
自分をさらけ出せる唯一の存在もただの同情だったのか、、と
ひとりで抱えきれない現実にただ泣くしかなかったこの回・・・

死が近い存在として意識した時から始まる啓吾の変化に、
危機感を募らせるカヲルの存在が次第に二人の間に割って入ってきました。。

今夜の堂本兄弟♪

2009-04-26 22:49:44 | Heart pink
フジ 23時15分~
ゲストはお待ちかねかな(笑)生田斗真くん
DMBBとセッションするのは『ダーリング』私的には懐かしいジュリーこと沢田研二の曲
kinkiのふたりと懐かしい「硝子の少年」も?
楽しみですね

今夜のゲストは久しぶりに
ちょっと大人し目な(機関銃トークじゃない)ので安心かも~

今回からやっと4月の恭子ちゃん
生田君とお話するのかな~。
お互いに忙しかった高校時代、あまり顔をあわせることもなかったかもですね

グラン・トリノ

2009-04-26 21:56:34 | the cinema (カ行)
俺は迷っていた、人生の締めくくり方を―。
少年は知らなかった、人生の始め方を―。

原題 GRAN TORINO
製作年度 2008年
上映時間 117分
監督 クリント・イーストウッド
音楽 カイル・イーストウッド/マイケル・スティーヴンス
出演 クリント・イーストウッド/ビー・ヴァン/アーニー・ハー/クリストファー・カーリー/コリー・ハードリクト

『ミリオンダラー・ベイビー』以来、4年ぶりにクリント・イーストウッドが監督・主演を務めた人間ドラマ。
妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合う。やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく。(シネマトゥデイ)

「硫黄島からの手紙」のクリント・イーストウッドから、「イエロー」だの「米食い虫」だのと言う言葉が頻繁に繰り出される驚き。
本当にこれが最後の主演作になるのでしょうか、
「グラン・トリノ」初日の最終回観て来ました!凄くよかったです


朝鮮戦争に行き、長年勤め上げたフォードの工場を引退し、
今、妻にも先立たれて、孤独で単調な日々を送るウォルト・コワルスキー。
その妻の葬儀で語られる息子たちの父親像。
相容れない息子たちの家族との溝をも、サクサクと映し出し、
昭和の日本にもいた、頑固で変わったものを受け付けない、偏見もあるが正義もある老人の姿が懐かしいイーストウッド。

工場に勤めていた時の腕を生かし、家の修理をし、芝生の手入れをし、
M-1ライフルと72年製フォード車グラン・トリノの手入れは欠かさず、暇な時は愛犬に語りかけビールを飲む毎日。
しかし彼の周りが変わり始めている事に、苦々しく思っていた。
次々にアジア系移民が押し寄せ、白人が街を出て行って、
彼の隣にも、従軍経験から彼の毛嫌いするアジアのモン族が越してくる―。

関わりを持ちたくないウォルトはしかし、関わってしまう。深く――。

鱗家に住む気弱な少年タオが不良少年グループに絡まれていたのを追い払ったのをきっかけに、
タオ一族による貢物攻勢、挙句、車を盗もうとしたお詫びに仕事をさせなければならない羽目になり、
孤独だった彼の生活も、次第に目的のあるものへと変化していく。

ここまでが、彼の差別発言や、息子家族や神父に浴びせる辛らつなセリフもありながら
尊大な態度の元軍人・ウォルトが過去の己を許せず人に心を閉ざしてきた事、
気づいてみれば、彼がユーモアもあり、男気のある人物だということに惹きつけられている。
この老人のぼやき、嘆き、怒りが不当なものではないし、
時に笑い、ほのぼのとした懐かしさに包まれ、、
物語は避けられないウォルトの決断の時を迎える。

これは何と言っても、セリフがいいです。
序盤の神父とのやりとり。「生より死に詳しい」とやりかえす若い神父もウォルトから目を離さず、
馴染みの床屋の主とのやり取りも、内気なタオの教育に一役買う。
タオ一家のパーティーで、ふと漏らすぼやきも、
怒りながら生きてきたウォルトの胸のうちを思うに十分。

名の通った俳優を起用しているわけではなく、奇をてらった演出もなく、
観客に媚びない姿勢がいかにもイーストウッドらしい、素敵な作品でした。
最後まで大人の男のスタイルにこだわった、カッコイイ老人の選択に打たれました

そうそう、エンディングのGran Torino イーストウッドの渋い歌がとってもいい味。ゆっくり余韻に浸れます

チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室

2009-04-23 22:53:45 | the cinema (タ行)
彼はいつも君を待ってる──あの場所でね。
原題 CHARLIE BARTLETT
製作年度 2008年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 97分 映倫 PG-12
監督 ジョン・ポール
音楽 クリストフ・ベック
音楽監修 デイヴ・ジョーダン/ジョジョ・ヴィラヌエヴァ
出演 アントン・イェルチン ホープ・デイヴィス/カット・デニングス/ロバート・ダウニー・Jr/タイラー・ヒルトン

有名私立高校を退学処分になった金持ち高校生チャーリー・バートレットが、転校先のハイスクールで新たな騒動を巻き起こす青春ストーリー。
偽造運転免許証を生徒たちに売りさばき、名門私立高校を退学になったチャーリー・バートレット(アントン・イェルチン)。頭脳明晰(めいせき)な金持ち子息の彼は転校先の公立高校で不良たちのいじめに遭うが、それをきっかけに生徒を対象にしたカウンセリング業を思いつき、自らが精神科の医師たちを欺いて手に入れた処方薬を売りさばこうとする。(シネマトゥデイ)

17歳のセレブ高校生が巻き起こす事件と、彼の周りで繰り広げられる若者の青春ドラマ。
いかにもB級っぽい雰囲気ですが、これがなかなか良かったです!
いつもあらら、な邦題も今回はOK~

そのタイトルから(予告は一度も目にしてない)ほぼ予想できる内容ながら、
実は大きな勘違いもあって楽しみにしていたんです。
その勘違いとは、主演のアントン・イェルチンくんを、ジェイミー・ベルくんと思い込んでいました
始まっても、これが兄弟かと思うくらい似てるんですよね~、「ディファイアンス」の時に

そのジェイミーくんに激似のアントンくん演じるセレブな高校生は、
非凡な才能を、ただ人気を集めることだけに使い、私立高校は全部追い出され、
残った公立高校に素直に通い始める。

その冴えないウエストサミットハイスクールで、彼が出会う様々な高校生の内に潜む屈折した思い―。
ただの人気取りの軽いお坊ちゃまではない。どんな関わりを持った人にも、その裏にある何かを感じ取り・・・
それぞれの悩みや、心の痛みに応えようと、
彼は男子トイレの住人になる、アシスタントもいる

日本の公立高校も随分雰囲気が変わってきていると聞いているが、この高校の比ではないと思う。
そんな高校も、管理に向けてカメラを取り付けることに。
歴史教師から校長になって、ストレスを抱えるロバート!
ええ~~~っという普通のロバート・ダウニー・Jrが可愛いですよ~

大人の悩みの種もいろいろ。
高校生の悩みの種も、十人十色

お金?友達?SEX?自由?進路?家族?
自由があっても満たされない。
才能があっても、悩みはある。
子供なんだけど、誰もがそれだけじゃいられない
そんな17歳の、軽いだけじゃないお話の続きは、男子トイレまで(笑)

コメディタッチの楽しい作品ですが、爽やかに心の泥を払ってくれるような(笑)素敵な作品でした
それと、使用される音楽も凄く好みだったな~

疲れたら・・・歌は心

2009-04-23 21:47:52 | Weblog
もうご覧になりましたか?

歌は心/スーザン・ボイル─Susan Boyle (日本語字幕版)


この年齢で、
おちゃめに「キスもまだ」という彼女だからこそ、
そののびのある歌声以上に、人生を歌い上げる、こころを震わすものがありました。
前振りがやや長いですが、日本語字幕付素晴しいです~

スラムドッグ$ミリオネア

2009-04-20 19:18:16 | the cinema (サ行)
運じゃなく、運命だった。
製作年度 2008年
製作国 イギリス/アメリカ
上映時間 120分 映倫 PG-12
原作 ヴィカス・スワラップ 『ぼくと1ルピーの神様』(ランダムハウス講談社刊)
監督 ダニー・ボイル
音楽 A・R・ラーマン
出演 デヴ・パテル/マドゥル・ミッタル/フリーダ・ピント/アニル・カプール/イルファン・カーン/アーユッシュ・マヘーシュ・ケーデカール/アズルディン・モハメド・イスマイル/ルビーナ・アリ
テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく。(シネマトゥデイ)

アカデミー賞8部門を受賞した話題の作品、観て来ました~。
予告からなんとなく抱いていた予感通りの展開でしたが、面白かったです

レオの「ザ・ビーチ」もキリアン・マーフィー、真田広之の「サンシャイン2057」も未見だし、
「28週後...」もパスしてきて、こちらの監督作品は初めてでしたが、多分あるだろうと予感していたイタイシーンもそれほどなかったし、大丈夫でした。

いかにも純朴そうなジャマールが、インドの国民的人気番組“クイズ$ミリオネア”で正解を重ねていき、
最後の1問となったところで、あらぬ嫌疑をかけられ、
執拗に自白をせまる取調べで、あきらかになっていく答え
なぜ、このクイズミリオネアだったのか?
どういう動機と経緯があったのか―、
彼はなぜ答えられたのか――。
スラムに育った少年の過去に全ての答えがある。

幼年期、少年期、青年期と、
文字通り、ムンバイのスラムの雑然として生活臭ただよう暮らしの中で、
既に運命の問いかけは始まっていて、
愛と笑いの中に確かにあった幸せが奪われるときにも、
肩寄せ合って兄弟で生き抜いてきたその時間の中にも、運命のキーワードは潜んでいた。

この幼年期を演じる3人の子供がいい。
ちょっとのんびりで、一途な弟と、はしっこくて一端の大人のような狡さも持った兄、いつも従順にそばにいる可愛いラティカ。
見た目はどこからみてもインドの子、のこの3人が列車に飛び乗るシーンは、
なぜか古い香港映画を観ているようだった。
そんなシーンを見たとか言うのではないが、、幼い兄弟が心を通わせた少女と
人生のまだ始まりの時に離れていく・・・どこか懐かしい感じのするシーンだった。

ストーリー的にも、一人の女の子を挟んで、袂を分かつ兄弟。
一方は堅気で、一方は裏社会というのも、そんな感じ。
とくに新しさも感じないが、しつこいまでにラティカを求めるあきらめない姿はやはり応援したくなる。

経済の急成長を遂げたムンバイの、格差を見せ付けながら、
たくましく生きてきたからこそのその運命の時までを、疾走感あるカメラワークで引き付けてあっという間の2時間。

ラストは多分好き嫌いの分かれるところ。
25年前の深作欣二監督の「蒲田行進曲」を思い出してしまったが、あの作品のそれとは全く違う。
へぇ~!そうきたか~という遣られた感はない。
作品そのものには意味のないパフォーマンスだったので、
"なかなかいい"人もいるかも知れないし"やめたほうがいい"となるか"どっちでもいい"か(笑)

それにしてもこれがアカデミー作品賞というのは、ちょっと正直不思議な感じもしたなぁ~。

新堂本兄弟♪

2009-04-19 20:21:21 | Heart pink
今夜の堂本は通常通り、フジ 23時15分から 

ゲストは渡瀬マキさん
セッションする曲は「今すぐKiss Me 」
LINDBERG 再結成だから?
先週のつるのさんの時のゲストはすごかった~♪楽しかった!
あのイスはちょっと邪魔っぽいけどずっとあれでいくのでしょうか?
なんか低い壁状態ですよね(笑)

お話には今日も絡まないかな、恭子ちゃん。
今夜も3月の恭子ちゃん、「ヤッターマン」PRで頑張ってた頃だね

神様、もう少しだけ

2009-04-18 14:28:18 | TV dorama
過去の傷を引き摺り、生きることに傍観的な音楽プロデユーサー・石川啓吾と
生きるということの意味を手探りしていたイマドキの女子高生・叶野真生が出会い、
その運命的な一夜に、もう少女がHIVに感染していたことから、
数々の困難な壁を乗り越える姿を描く、「生と死」「愛と勇気」を問うラブストーリー。
1998年夏クールのフジテレビ火曜日ドラマ
脚本 浅野妙子
演出 武内英樹、田島大輔、岩本仁志、西浦匡規
音楽 S.E.N.S
【主題歌】『I for you』 LUNA SEA
【挿入歌】『In the Sky』、『きらら』 工藤静香
出演 金城武/深田恭子/加藤晴彦/仲間由紀恵/矢沢心/田中有紀美/竹下宏太郎/平田満/田中好子

第3回 「生きている…その喜びと悲しみよ」
私、病気を移されたんだ。その病気っていうのはね、エイズなんだよ」
真生の震える告白から、自分もHIVキャリアであるかも知れない―恐怖が啓吾を苛立たせる。
街を彷徨い、街に生きる人々を今さらのように気づき眺める。嘗ては上から見下ろしていた人々の「生」。
緑の中で、今愛しむような彼らの日常の「生」をみつめる啓吾・・・。

 生きることにイミなんかあるのか?そう言っていた啓吾が、
命の期限を意識し、恐怖感に目覚める姿が描かれていく今回.....。

イサム(加藤晴彦)に二度目もクロだったと知らせに行ったことから、真生がHIVに感染していることを、イサムに気がある香奈(田中有紀美)が知り、
クラブに出向いて美香たちに話したことで、学校では真生へのイジメが始まる。

一方、自分もHIVキャリアであるかも知れない恐れが啓吾を苛立たせ、落ち着かない日々を送っていた。
街を彷徨い歩き、ファンにすらぞんざいになってしまう啓吾―。

その頃学校ではイサムの同僚の香奈が流した噂が広がり、イジメが全体化していて、その中に親友の麻美までが。。
孤立する真生は、公園で麻美から虐められる理由を聞かされてショックを受けるが、そのことを否定せず、
固まってしまった麻美に「大丈夫だよ。こっちから縁切ってやるからさ」と・・・

母からのバースディプレゼントをみつけ、優しい母の言葉にひかれるように会いに行けば、思いがけないシーンを目撃し、裏切られた思いでベッドで泣き崩れる。。
学校でもハブられて一人ぼっち、母にも捨てられた思いで、イサムにも裏切られたと思い―
そんな孤独な夜に、「お前の言うとおり、俺、怯えてるよ」と啓吾からの検査を受けたという電話がくる。
この病気は一人ぼっちになっていく病気なんだ」「啓吾がクロならいい。。仲間が欲しいよ...」初めて弱音を吐く真生・・・

もぅ、、駄目。。。
この回から涙が乾くことはありません。
窓越しの家族でのバースデーパーティー。母の浮気を知らない父が笑っていて、、母も何事も無いように笑っている・・
家に入れない真生は、雨の中、捨て犬のように濡れながら啓吾を待つ。
啓吾のHIV検査はシロ。その報告書を隠す啓吾。。
真生は偶然見つけ「うそだよ、嬉しいにきまってるじゃん啓吾がシロで嬉しいよ
「これでアタシとケイゴはもう関係ない」という真生がいじらしい。自分の為に啓吾が死ぬなんて、耐えられないもんね。

お前が教えてくれたんだよ。俺がまだ生きてるってこと」―啓吾のつぶやきは真生に聞こえない。


このドラマが、年齢を超えて、多く人の心を掴んだひとつに、
無駄の無いストレートなセリフがあるように思います。
この時、30代後半の浅野さんの、驚くほどの時代感覚。恭子ちゃんのセリフに、その年代のナマの声を感じますし、不要なシーンもセリフもありません。
真生と啓吾のやりとりは基本的に、最小限の、伝えたい言葉だけです。
相手のこころに刺さる大事なひと言。今、訴えたいこころのひと言―で、
啓吾の孤独と優しさが、真生の中の、子供らしい純粋さや戸惑いや人を想うこころが伝わってきます。

金城さんの啓吾も、恭子ちゃんの真生も、決してセリフは多くなく、ほとんど表情で表現していきますが、
これはやはり浅野さんの脚本が、丁寧で、無駄がなく、素晴らしかったのだと思います。


ところでこの回は、母親がアルバムを見るシーンで、恭子ちゃんの実際の写真が使われています。
七・五・三の時の晴れ着、幼稚園くらいの恭子ちゃん、可愛いです♪

氷結・動画♪

2009-04-18 11:42:02 | Heart pink
KIRINのHPで恭子ちゃんのダンスがみれる
コチラで、3倍ダンスwebサイト限定MOVIEの文字が出てきたらクリックしてみてね♪
2パターン観れますが、
3倍美味しい篇で、恭子ちゃん左利き??
器用にトングを使ってるのに驚いた!!

 

コチラで新CMもまとめてみれるようになっていました!

               

KIRIN 氷結 アペリティフ♪

2009-04-17 21:07:08 | Heart pink
これが美味しいんです~
赤ぶどう+レモンのほうはちょっと甘くて、甘いカクテルなんかが好きな方にはいいかも
白ぶどう+レモンは爽やかな飲み口
けっこうどんな料理にも合う感じで、こちらがお気に入りです♪
なんだか優しいお味なのよね



最近「神すこ」に嵌ってしまってるから、
15歳の頃の恭子ちゃんの、可愛そうなシーンばっかりで、
そんな時にこのCMをみて現実に戻ります(笑)

今、8話を観終えたので、ドラマの中では18歳の真生を演じてるわけですが、
つくづく思うのは本当に大変な役だったんだな~ということ。

啓吾のシーンも真生のシーンも、ロケが多いので、
観てる方はとっても気持ちがいいんですよね~。緑のシーンが多くて
でも、実際には高校に通いながらのロケだし、朝も早かったんだろうなあ・・とか、、、
セリフが多くて、走るシーンも多くて、それも大変だったんだろうなぁ~とおもってますので、
このCMの恭子ちゃんをみると、なんだかホッとしてしまいます(笑)


ある公爵夫人の生涯

2009-04-16 00:42:50 | the cinema (ア行)
原題 THE DUCHESS
製作年度 2008年
製作国・地域 イギリス/イタリア/フランス
上映時間 110分
原作 アマンダ・フォアマン
脚本 ソウル・ディブ/ジェフリー・ハッチャー/アナス・トーマス・イェンセン
監督 ソウル・ディブ
音楽 レイチェル・ポートマン
出演 キーラ・ナイトレイ レイフ・ファインズ/シャーロット・ランプリング/ドミニク・クーパー/ヘイリー・アトウェル/サイモン・マクバーニー/エイダン・マクアードル

イギリスの元王太子妃ダイアナの生家としても知られるスペンサー家。18世紀後半にその名門貴族に生まれ、17歳でデヴォンジャー公爵夫人となった実在の女性、ジョージアナの華やかにしてスキャンダラスな結婚生活を描いた歴史ドラマ。
18世紀後半のイギリス。スペンサー家の令嬢ジョージアナは、世界有数の名門貴族であるデヴォンジャー公爵との結婚が決まる。美しく聡明なジョージアナはたちまちロンドン中の注目の的に。ところが結婚してすぐに、彼女はデヴォンジャー公爵が男子の後継者をもうけることにしか興味がなく、自分をまるで愛していないという現実を突きつけられる。社交界の華として人々の羨望を集めながらも孤独が募るジョージアナ。そんな時、彼女はエリザベスと出会い、友情を築くことで大きな心の慰めを得るのだったが…。

裕福でありながら、愛だけは得られない生活に、他に愛を求めた公爵夫人と、
世継ぎの男子を得るために「夫の務め」を果たすだけならまだしも、その財産と立場に物言わせ手当たり次第に子を孕ませる愛無き夫。

この時代に社交界の華となり、ギャンブルも好きだったと言うジョージアナは、同時代のマリー・アントワネットと比較されるほどのギャンブル好きだったらしいが
そこも史実に忠実に描かれ、彼女のギャンブルに嵩じる姿を映し出している。

16や17で2度ほどしかあったことも無い公爵と嬉々として結婚することも、この時代では普通であったろうし、
娘を産んで、夫に愛を求めて得られず、男の子は何度も流産し―
やっと見つけた親友も寝取られた挙句、居座られ―
離婚を切り出せば、子供を人質にとられ、阻まれる。。。

やっと辿り着いた愛する人も、お互い様でありながら男の沽券を振りかざし、女の身で不倫を公認は応じてもらえず、
また、ここにきていきなり愛に目覚めたのか、彼女の勇気ある決断も生かされない。


彼女の人生に良くも悪くも、大きく影響するレディ・エリザベス・フォスターの背景がイマイチしっくりこない語られ方ではあるけれど、
この女性も自分なりに、母として逞しくこうあらねば生きて来れなかったのだろうという気もする。
あの密会の手助けはフィクション部分かも知れないけれど、
最後の、数年後の子供たちの人数と、性別が気になったので調べてみたら
エリザベスは公爵との間にも実際男の子と女の子をもうけている、、

連れてきた子供だけならまだしも、夫とこの子供と長年同居してきたと言うことなのだろう・・・
そんな今では考えられない貴族の生活。
子供の為に、夫の手を握り返した、その決断にやはり聡明な女性であったことを感じるシーンだった。

キーラは、このところこういう時代物が多いような気がするが、コスチュームものが似合う上、
プライドの高い悲劇の公爵夫人がやはり嵌ってた
彼女の恋の相手が「マンマミーヤ」の新郎だとは、ずっと気がつかなかったし、ちょっと地味な印象。
エリザベス役のヘイリー・アトウェルの顔が、ずっと伊藤淳史にみえて困ったのはナイショ
久しぶりのレイフ・ファインズと、大好きなシャーロット・ランプリング、今回は残念な役どころではあったけど、
二人のシーンはやはりピシッと引き締まって良かった

今でいう時代のファッションリーダーでもあった、実際のジョージアナも、美しいがどこか悲しげに見える。

やたらデヴォンジャー公爵が口にする「男の務め」「女の務め」は、時代が変わって、国を違えても今も双方のストレスの元になっていることも多い。
耐える女の強さ、美しさも感じる作品でした

神様、もう少しだけ

2009-04-13 23:57:09 | TV dorama
1998年夏クールのフジテレビ(1998年7月7日~9月22日)
プロデューサー 小岩井宏悦
脚本 浅野妙子
演出 武内英樹、田島大輔、岩本仁志、西浦匡規
音楽 S.E.N.S
【主題歌】『I for you』 LUNA SEA
【挿入歌】『In the Sky』、『きらら』 工藤静香
出演 金城武/深田恭子/加藤晴彦/仲間由紀恵/宮沢りえ/矢沢心/東根作寿英/竹下宏太郎/益岡徹/平田満/田中好子

第2回「好き…貴方が命を奪ったとしても」
事故後の検査結果を訊きに病院を訪れた日は、啓吾との約束の日でもあったが、
「HIV」「エイズ」という医師の言葉に打ちのめされた真生は、親友の麻美(矢沢心)たちとクラブにいた。
そこで目にした啓吾のエイズ撲滅キャンペーンのポスターをみて、感染源は啓吾だと思い込み・・・

第1話の冒頭の啓吾のナレーション、ラストの真生のナレーションでも語られているように、
これは最初から素敵な王子様と可愛いシンデレラのお話ではない。

傷つくのを恐れて他人に関心をもたない啓吾は、人の気持ちが解らない。傲慢ですらある。
本気になって何事にも取り組んだことの無い、軽いノリで生きてきた真生も、優しいとはいえない女の子。
しかし、そんな二人が不器用ながら立ち上がろうとする今回。

このドラマの、啓吾と真生を繋ぐアイテムの一つに、"デンファレ"の白い花がある。
1話で初めて訪れた啓吾の部屋で、ベッドサイドに咲いていたその花を、真生は心に焼き付ける。そして、
啓吾から連絡があった時、真生はその花を買っていた。
デート当日。現れない真生を待つ啓吾は、事故のあと取り残されていたその花束を車道に見つけ、過去のリサ(宮沢りえ)とだぶらせる。

     啓吾の中ではリサの好きな花。真生の中では啓吾の好きな花

約束の場所に来なかった真生にがっかりしていた啓吾は、スタジオの外で転んで怪我をしていた彼女をみつけ連れて帰るが、彼女に
「私は本気で触れ合いたかった。たとえ、明日死ぬとしても啓吾を怨まない」と言われ、
その意味を図りかね、どうしても気になる啓吾は後日電話をしてしまうが、
お互い自分の気持ちをぶつけるだけで・・傷つけ合う結果に。

自分が感染していることを認めたくない。だけど、次にするべき事は真生にも解っていた。
イサムにHIVの検査を受けるように言いにいき、結果イサムはシロで、疑いが残るのは、
啓吾と、あのテレクラの男だけだと思う真生。
心配するイサムに、自分はクロだったことを打ち明けるが、
啓吾と知り合って、簡単にバイバイしたイサムは本当にいい奴で、感染の事実を知っても態度を変えないことに救われる。

再検査の結果を電話で確かめ、絶望的になっていたところに
あの時落としたハンカチを返すのを口実に、住所を調べた啓吾が会いに来て、
車の中で、啓吾もエイズ検査を以前受けていたことを知る。
「寂しい時はいつも1人でここに来ていた」という夜景の見える丘で、少し心を開いて優しい啓吾に、勇気を出してうちあける真生
「私、啓吾に移しちゃったかもしれないんだ」


・・・ここまで、まだ二人の物語はプロローグだと言っていい。
一番知られたくなかった大切な存在。でも、勇気を出して伝える真生の姿に打たれる。。

Wishとともに大好きなkiraraI for youもコチラ↓で全曲試聴ができます
神様、もう少しだけ オリジナル・サウンドトラック
コチラでも

一年目の手紙

2009-04-12 22:07:45 | Weblog
恋人からお手紙が届きました。

-----------------------------------------------------------

今日で付き合って1年。あっという間だったね。
ということで、今日ぐらいは真面目に手紙でも書こうかと思った次第です。おれにしては珍しい試みだけど。

さて、何から書こうかな。
あー、これ結構言いにくいんだけどさ、kiraのブラひもってねじれてないことがないよな…(苦笑)。
ってわざわざ記念日に書くようなことじゃないか。この話はナシ(笑)。

そうそう、最近思うんだけど、kiraってすぐ「束縛とかのない自由な付き合いにしよう」とか言うよね。そういう考えはいいと思うんだけど、おれが同意していないのに自由すぎる気がする。kiraは結構モテるし、そのあたりは心配なんだよね、ぶっちゃけ。
kiraが浮気しそうなタイプには思わないけど、少し自由さを抑えておれに気を遣ってくれたらありがたいなぁと思う…。

kiraってさ、単に自由人で何も考えていないのか、おれから逃げようとしてるのか、いまいち掴めないよね。楽しそうに生きてるけど、おれがいるかいないかはあまり関係がない気がする。…とかうじうじ言ってるから面倒くさいのか。
冷たい感じはしないし、kiraって男からすると人気があるのは分かるんだよね。でもいざ付き合ってみると、雲みたいにフワフワとしていて、いつ消えてしまってもおかしくないとも思う。今は、付き合っている感じがしなくて、遠い。

あー、おれってほんと悪い方向にばっかり話を進めるなぁ。
記念日だしもっと前向きなことを書くようにするよ。話を変えよう。

さんざん文句を書いた後にこう言うのもなんだけど、おれはそれでも、一年間幸せだったと思うし感謝しているんだよ。
おれはもともとよく笑う人が好きだし(まぁkiraはときどき爆笑しすぎててヒくけど)、蛍光灯に虫が群がるように、おれはkiraに惹かれたんだと思う。疲れるけどこの一年間は楽しかったかな。

kiraが言っていた「あれこれ考えず適当にいこうね」っていうセリフにおれは脱力したけど、それでも何気に嬉しかったから、これからもkiraと一緒になんとなく歩んでいけたらと思う。kiraが今どう思ってくれているかは気になるところだけどね(笑)。

これからもすれ違いとかあると思うけど、この一年間のように、理解を深めて乗り越えていこう。あ、あとうちからトイレットペーパー盗むのやめてくれ(笑)。

では、これからも末永くよろしく。kiraがいてくれてよかったよ。ありがとう。

P.S.kiraの家に「3秒見ただけで男の年収が分かる方法」っていう本があったけど…。

って、どんな男やねん

実はコチラから送られてきました♪
私はこういう方に寄られるような、蛍光灯的明るさでは無いと思いますが
しかも、、、トイレットペーパー、、盗まないからねーーーっ!
この手紙に至る性格分析は、結構褒めすぎではありましたが、合っている所はありました

或る日の出来事』のボーさんのエントリーをみて遊んでみました♪

                      Imaga by La Moon:http://www.d3d.co.jp/~akop/index.html