to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

ラッキー・ユー

2008-04-29 00:38:20 | the cinema (ラ・ワ行)
恋の最高の駆け引き -それは何もしないこと-
製作年度 2007年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 124分
脚本 エリック・ロス/カーティス・ハンソン
監督 カーティス・ハンソン
出演 エリック・バナ/ ドリュー・バリモア/ロバート・デュバル/デブラ・メッシング/ホレイショ・サンズ

天才ポーカープレーヤーのハック(エリック・バナ)は、家庭を捨てた彼の父親で伝説的プレーヤーのLC(ロバート・デュヴァル)に対して複雑な感情を抱いていた。うそとズルと泥棒は許さないというピュアなビリー(ドリュー・バリモア)との出会いによりハックの心もほぐれていくが、ポーカー世界大会で父と勝負することになり……。(シネマトゥデイ

ラスベガスを舞台に、相手を"読む"ことでは天才的な才能を持つ凄腕のポーカー・プレイヤーが、
歌手になることを夢見てベガスにきたばかりのシンガーの卵と出会い、
自分に欠けていたもの、自分の弱点を知り成長して行くまでを描いている。

主人公のハックは、いつも相手のウラばかりに気をとられ勝負をしてきたので、
勝負には強いが、誰にも心を許さない孤独な男。
素直で間逆のビリーに惹かれるが、
これまでの彼の生き方を象徴するような事で、ビリーを傷つけてしまうし
ポーカー世界選手権の出場のための資金さえままならない不運続きの日々を送るハメになる

自信家で短気な為、順調に一人勝ちしていても、最後の最後でスッテンテン
その日暮のようなギャンブラー。
あぶく銭だからあまり執着もないのか、勝ちにだけこだわるが、
ハックとチーバー親子の間を行き来する亡き母の形見の指輪は、別格らしい

ポーカー世界選手権に出場し、彼にポーカーを教え、母と自分を捨てた父親、LC・チーバー(ロバート・デュバル)に
今までの借りを返したいと願うのだったが―

タイトルからはなんとなくドリューが勝利の女神的存在で、ふたりで大舞台に出るのかな?
と思ったら、、違いますから~
もちろんラブ要素は、このギャンブラーの物語の軸になっているのだけれど、
流れは完全にポーカーの世界ですので、そこを楽しめるかどうかが鍵です、この作品

華やかなカジノというより、カジノで生きる人たちのちょっと変な生活も覗け、
その舞台裏ではそうなのかーとリアルに感じるシーンもあるし、
何より、ストイックな勝負の世界に生きる父と息子のシーンはやはり惹かれてしまう。
ハックは自分の生きざまと技の全てを出し切って、ゲームに勝利する事ができるのか―。

クールだけどどこか甘さの抜けないギャンブラーのエリック・バナもいい
ポーカー界の伝説の男、ロバート・デュバルはまさにはまり役!痺れます~
ドリューは今回は歌も頑張ってました
甘さ控えめな男のラブ・ストーリーです

三池監督のインタビュー

2008-04-28 22:24:28 | Weblog
NHK総合テレビ「テレ遊び パフォー!」
http://www.nhk.or.jp/paphooo/preview/index.html

放送日:4月29日(火)深夜:24時10分~
撮影中の三池監督のインタビューが放送決定!!

う~~ん、撮影現場でインタビュー
今、この映画に関しては全くの情報不足だしねー
ちょっと楽しみです

新堂本♪

2008-04-27 22:21:15 | Weblog
4月27日(日) 23:15~23:45 フジテレビ 新堂本兄弟
ゲストは初登場の夏帆さん
夏帆が生まれた1991年のヒット曲
ASKAの「はじまりはいつも雨」

今夜の曲。普通聴いただけだとなんでもない感じでも
このピアノのフレーズは音楽的に解釈すると譜割がすごく厄介なんだそうで、
この曲が初めて買ったCDだという剛くんの意見で、
1コーラス、恭子ちゃんのピアノだけなんですって
仲良しの大ちゃんがアドバイスしてくれたみたいだけど、頑張った恭子ちゃん!
たくさん映るといいなあ~

少なくともまだ5月上旬までは映画の撮影もあるようだし、
TVで見れるのはいまのとここの番組のみ。
あとはCMがあるけど、やっぱりしゃべってる恭子ちゃんがみたいですね♪
夏ドラ、期待してもいいのかしらん?

ラスト・キング・オブ・スコットランド

2008-04-26 00:41:31 | the cinema (ラ・ワ行)
原題 THE LAST KING OF SCOTLAND
製作国・地域 アメリカ/イギリス
製作年度 2006年
上映時間 125分
原作 ジャイルズ・フォーデン
脚本 ジェレミー・ブロック、ピーター・モーガン
監督 ケヴィン・マクドナルド
出演 フォレスト・ウィッテカー/ジェームズ・マカヴォイ/ケリー・ワシントン/ジリアン・アンダーソン/サイモン・マクバーニー

1971年、スコットランドの医学校を卒業したニコラス(ジェームズ・マカヴォイ)は、診療所で働くためにウガンダにやって来る。ある日、彼はアミン新大統領(フォレスト・ウィッテカー)の演説を聞きに行った帰り道で、偶然にも大統領の捻挫の治療をすることになる。大統領から気に入られたニコラスは、アミン一家の主治医になるが……。(シネマトゥデイ)

私はアフリカを舞台にした映画は殆ど観ません。観れません。
昨年公開の「ブラッド・ダイヤモンド」は、レオの作品だったのでビビリつつも
珍しく劇場へ行きましたが。「ナイロビの蜂」も「ツォツィ」も観たいけど・・観れない。
私の心の中のセコムが(爆)アブナイよって警報を鳴らすんです。
がっ!残虐シーンがっ!あるぜ~~って
で、コチラの作品もそういうわけで、観るぞリストになかったのに、マカヴォイくんが出てるので
意を決して観て見ました~

決してキモチのいい感動作ではありません。でも凄い作品でした!!
マカヴォイ演じる若き国境無き医師団のニコラスは、実際にはイギリスの兵士だった青年がモデルとも言われていますが、
フォレスト・ウィッテカーが演じたイディ・アミンはほぼ忠実に描かれています。

1971年にウガンダの指導者となって間もなくニコラスとアミンの出会いがあり、
1972年にはアミンによるアジア人追放があった訳ですから、
アミンの精神が強迫観念に占められていったのもかなり早かったわけで、
腕は良いが、物事の本質に疎い、軽いノリのニコラスに危機感が無く、
観客としては、そこがまた得体の知れない恐怖の足音にも聞こえる気がするわけで、
ニコラスの若さに不安を感じながら引き込まれます。

ウィッテカーの善人顔から転じる、なんともいえない恐怖。
もがいても身動きできない底なし沼のような恐怖に追い詰められていくニコラス、
やっぱりマカヴォイくんは演技派ですね~!
ジャンパーとなって助けてあげたい気持ちになりましたから~

アミンの記者会見での「イギリスへの経済援助」発言。
76年のエールフランス機のハイジャック事件時のウガンダへの着陸許可。
ナイル川のワニの餌発言等――
事実を織り交ぜながら、青年医師の見たウガンダの惨状、
アミンの狂気がリアルな怖さを持って見事に描かれている2時間。
79年の失脚までは描かれてませんが、これが現実に起こった話であることに
今更ながら胸が痛みます


銀幕版 スシ王子! ~ニューヨークへ行く~

2008-04-24 01:31:11 | the cinema (カ行)
お前なんか、NY(にぎってやる)!
上映時間 114分
原案 堤幸彦
脚本 河原雅彦
監督 堤幸彦
出演 堂本光一 中丸雄一/釈由美子/石原さとみ/太田莉菜/伊原剛志/北大路欣也

寿司職人の家系に生まれ、た主人公“スシ王子”が、修行の果てにニューヨークで寿司バトルを繰り広げるナンセンス・アクション・コメディ。監督は堤幸彦。

 スシ一家の三代目、“スシ王子”こと米寿司(まいず つかさ)は、今は亡き琉球唐手の師匠・武留守リリーの言葉に従い、シャリの達人を探してニューヨークの地へ降り立った。日本の寿司とはほど遠いニューヨークのSUSHI事情に憤慨しながらも、ようやくシャリの達人・俵源五郎の寿司屋“八十八”に辿り着いたスシ王子。そこには、一足先にアメリカで修行を始めた河太郎の姿も。しかし、そんな“八十八”は、店の乗っ取りを狙うペペロンチーノ一味の嫌がらせによって窮地に陥っていた。

テレ朝で放送されていた連ドラは初回リタイアだったので、正直映画も観ようとは思ってなかったのに、
劇場で予告をみて、案外面白いかも~?ぐらいで行って来ました。
結論から言うと、案外面白かった!!です

日本一K,Y(空気読めない)な男がNY(ニューヨーク)に降り立った。
米寿司、またの名をスシ王子!
親子三代にわたる寿司職人の家に生まれた彼の祖父は「スシ王」
父は「スシ男爵」三代目は「スシ王子」なんだと
しかし、10歳の時にその祖父と父の衝撃的な死を目撃して以来、「魚の目(うをのめ)症候群」となり
魚の目をみると突如豹変、凶暴な自然流琉球唐手の達人になってしまう~

はい。このくらい知っていればもう大丈夫。楽しめる作品です(笑)

流石に堤監督、「マトリックス」で御馴染みになったタイムスライダーカメラや、
最新型、スローモーションカメラなどのハイテク機材を使ったアクションシーン、
TV版とは比較にならないCGも面白い♪
これはやっぱり映画館でしょう!

スタント、一切無しの光一くんのアクション
釈さんのアクションも決まってますし
思ったより登場シーンがあったさとみん、彼女の時はジャラン~~ジャランとか効果音付きハート付きで可愛いし
光一くん主演ってことで、どうもジャニーズファンの映画って思われがちですが
コレ、案外男性の方が楽しめるかも知れませんよ♪!

もともとは「恋愛寫真」の撮影でNYでロケをしていた時に堤監督が思いついた話で
ジャニーズとは無関係でスタートした脚本らしいですし。
「トリック」「自虐の詩」のテイストもちゃんとあるし、
「料理の鉄人」風なバトルもある

私は開始10分も経たないうちに噴出しちゃいましたが、観客が、、大人しい。。
ナンセンスでも、解りやすい面白さ。デモ....ちょっとギャグは古い(爆
カップルで、とか家族でも軽~く楽しめるコメディだと思います

あ、そうそういい忘れてました、楽しんだらエンドロールが終るまで席を立たないで下さいね

耳に残るは君の歌声

2008-04-22 22:43:39 | the cinema (マ・ヤ行)
原題 THE MAN WHO CRIED
製作年度 2000年
上映時間 97分
監督 サリー・ポッター
音楽 オスヴァルト・ゴリジョフ
音楽プロデューサー サリー・ポッター
出演 クリスティナ・リッチ/ジョニー・デップ/ケイト・ブランシェット/ジョン・タートゥーロ/ハリー・ディーン・スタントン/オレグ・ヤンコフスキー

1927年、ロシア。貧しい村に住むユダヤの少女フィゲレ(クリスティナ・リッチ)は母を亡くし父と祖母と暮らしていたが、父はゆくゆくは娘を呼び寄せると胸に誓いひとり渡米を決意する。しかし、やがて戦火の荒波の中フィゲレはひとりイギリスへと流れ着き、スージーと名付けられキリスト教の家庭に預けられる。言葉が通じず孤立するスージーはある日、ジプシーの一団を目にしたとき、その口から美しい歌声を発した。10年後、成長したスージーは父を探す旅に出る・・・・・・。

ロシアでの幼少期に迫害に遭い、祖母が持たせてくれた金貨と父の写真を胸に
頼りの年長の少年等ともはぐれ、"アメリカ"であって欲しかったそこはロンドンだった・・・
この幼いフィゲレの瞳が哀しい。

それからスージーとして育ち、心を閉ざしたままのロンドン生活に別れを告げるのは10年後。
再びコインと写真を胸に旅立った、第2次大戦直前のパリが主な舞台となる。

少しネタバレ★してます↓



コーラスガールとしてアメリカ行きの旅費を貯めたいロシア出身のスージーが
そこで出会う、故郷を追われた3人の若者。
ダンサーを夢見るロシア人のローラ(ケイト・ブランシェット)。
オペラ歌手として成功しているが、イタリアの貧しい生活から這い上がってきたダンテ(ジョン・タートゥーロ)。
そしてジプシーとして流れてきたチェザー(ジョニー・デップ)。

野心家のローラは美貌を武器に、オペラの舞台に君臨するダンテに近づき、やがて華やかな生活を手にするが、
ドライにみえるローラもいつも孤独の影を引き摺っている・・・

父を思い出させる歌声のダンテに一時は気を惹かれるスージー。
そんな彼女に優しい視線を投げかけてきたチェザーと、初めて心を許しあえたスージーなのに、
ドイツ軍のパリ侵攻によって、スージーに身の危険がせまり・・・
幸せの最中にも寡黙な二人。
言葉はなくても、なぜかロシア時代にもロンドンでもジプシーに強く惹かれていた
魂が求めていたような二人だったのに、ここでドイツ軍に殺されてはいけない。
白馬のジョニーは言った「生きていれば、君を待ってる」

ダンテへの見切りをつけたローラはスージーとの友情を取り
スージーは父への想いを胸に、
ダンテは神に祈り、
チェザーは家族の為に生きる―
混乱のパリで愛と裏切りが交錯し、また生きる為の次の戦いに向かう若者たち・・・

暗い画面を流れるビゼーの「真珠採り」、プッチーニやヴェルディのアリア、懐かしいシャンソン。
音楽もまた孤独のうちに惹き合い、すれ違う4人のように哀しい。。。

主演はクリスティナ・リッチなのだけれども、個性派揃いで皆いい。
ジョニーは何をやっても嵌るけど、今回は白馬のジプシー!器用なところを見せています
ケイトは先日の「リプリー」の翌年の出演作ということだけど、役柄の所為か、とてもこちらの方が大人っぽく、色っぽい

煌びやかさと対極に生きるひとたち、その人生。
暗い映像が苦手な人は駄目かも知れないですが、私は好きな雰囲気でした。



光ちゃん受賞式~

2008-04-22 13:49:37 | Weblog

先日、お伝えした堂本光一さんの菊田一夫演劇賞演劇大賞を受賞のニュース。
昨日の表彰式の様子をTVで見ることが出来ました♪

何時もながらさらりと謙虚な光ちゃん、改めておめでとう~
舞台前からの稽古に継ぐ稽古、しかもその間もラジオやTVのレギュラーもこなし、、
もう何年も頑張ってる光ちゃん!ヨカッタネッ

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080422-00000039-sanspo-ent
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080421-00000002-oric-ent
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080422-00000004-dal-ent

今夜も新堂本

2008-04-20 23:19:47 | Heart pink
4月20日(日) 23:15~23:45 フジテレビ 新堂本兄弟

ゲストは初登場のPerfume
ベストヒットたかみー、今回のテーマは「テクノポップ」
今回は1980年のヒット曲、ジューシィ・フルーツの「ジェニーはご機嫌ななめ」をセッション

今回は「わりばし恋愛占い」、気になります(笑)
先週放送分と同じ日の収録なので、恭子ちゃんはドロンジョ・ヘアですね
あの髪色に恭子ちゃんのファッションが気になります

エバー・アフター

2008-04-20 00:18:40 | the cinema (ア行)
昔々、シンデレラは本当にいたのです――
原題 EVER AFTER/ A CINDERELLA STORY
製作年度 1998年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 118分
脚本 スザンナ・グラント 、アンディ・テナント 、リック・パークス
監督 アンディ・テナント
音楽 ジョージ・フェントン
出演 ドリュー・バリモア/ダグレイ・スコット/アンジェリカ・ヒューストン/ミーガン・ドッズ/メラニー・リンスキー/リチャード・オブライエン/パトリック・ゴッドフリー/ジャンヌ・モロー

誰しも知ってる「シンデレラ」の物語を現代風にアレンジして映画化した作品。監督は「愛さずにはいられない」のアンディ・テナント。

『魔法にかけられて』で、イマイチのれず、もう可愛いお伽噺系はだめなのかと落胆していました。がっ!
これは見事にヒット!
これよ!これ!こんなの観たかったのよ~~
とっても可愛くてロマンティックなラブストーリーです

16世紀、フランス。ダニエル(ドリュー・バリモア)は幼い頃に母を亡くし、父は男爵夫人ロドミラ(アンジェリカ・ヒューストン)と再婚したが急死。それ以来ダニエルは、父の財産をわがものにした陰険なロドミラと彼女の連れ子の姉妹マルガリート(ミーガン・ドッズ)とジャクリーヌ(メラニー・リンスキー)にメイドとしてこき使われる日々。ところがそんなある日、ダニエルはフランスの王子ヘンリー(ダグレイ・スコット)と出会う。名を聞かれたダニエルはとっさに亡き母の名であるニコール・ド・ランクレ伯爵夫人と名乗ってしまった・・・

「陛下」と呼ばれる老貴婦人(ジャンヌ・モロー)は、招待したグリム兄弟に、
彼らが収集した民話「シンデレラ」に出てくるガラスの靴の実物を見せて語り始める。
「シンデレラは本当に存在したのよ・・・」
そして語られる16世紀の物語・・・

ダニエル(ドリュー・バリモア)は父の形見になった「ユートピア」を愛読する知的で優しい女性に育っていて、
ある日父の愛馬に乗って疾走するドロボーに遭遇。
コントロールよく彼女の投げたリンゴは見事に命中
落馬したその人は、城を抜け出し追われているヘンリー王子(ダグレイ・スコット)だった!
この時、王子は口止め料といって金貨を置いて去っていくが、
ダニエルはそのお金で、継母の税金の未納分として差し出された使用人を買い戻す為、
貴族のように着飾ってお城へと―。
そして、そこでまた王子と出くわすダニエル。
王子に対しても臆する事のないダニエルの態度に、心惹かれる王子は名前を知りたがり、、
貴族の扮装をしているダニエルはここで亡き母の名、ニコール・ド・ランクレ伯爵夫人を名乗ってしまう・・・



実は王子はスペインの王女との政略結婚をせまられており、それを嫌って父王に反発している、
まだまだ青い青年
彼の周りにいる貴族の女性にない知性や、活発さに惹かれる

弱気な彼女に羽根をつけてくれたのは、かの有名なあの方!!!

魔法使いもかぼちゃの馬車もネズミもでてこないが、
ダニエルには味方もいるし、何より勇気も度胸もある
どんな困難も明るく立ち向かって行く、イザという時にはパンチも出すし剣も使う

ちょっと濃すぎる王子も素敵にみえてくる(笑)

とにかくドリューが可愛いです♪
煤けた真っ黒い手で顔を覆って泣くシーンは、胸が一杯になり、思わず貰い泣きしてしまう
あまりに気に入って、レンタルしてる間に3回も観ちゃいました~

この方の有名な絵も登場!チャーミングに描かれてます♪
ンもう~最高です!かる~くいじめちゃうし、チョットした表情も

音楽は「ユー・ガット・メイル」のジョージ・フェントン。いいです!
美術は「エマ」のマイケル・ハウエルズ。やっぱりねー
衣裳はジェームズ・アイヴォリー作品で知られるジェニー・ビーヴァン(「ジェイン・エア」)。これがまた素敵

コミカルに描かれている部分もありますが、細部に手抜きのない人物設定。
シンデレラの状況なども無理なく納得でき、
ちゃんと活劇シーンもあり、大人も、男性も楽しめる作品になっています!

テーマソングの"プット・ユア・アームズ・アラウンド・ミー"も気に入ったので
私にしては珍しく、DVDもサントラも買いです♪

ボーン・アルティメイタム

2008-04-18 16:45:08 | the cinema (ハ行)
原題 THE BOURNE ULTIMATUM
製作年度 2007年
上映時間 115分
原作 ロバート・ラドラム
脚本 トニー・ギルロイ 、スコット・Z・バーンズ 、ジョージ・ノルフィ
監督 ポール・グリーングラス
音楽 ジョン・パウエル
出演: マット・デイモン/ジュリア・スタイルズ/デヴィッド・ストラザーン/スコット・グレン/パディ・コンシダイン/ジョーン・アレン

INTRODUCTION
記憶喪失の男が、嵐の地中海沖で救出された。その男の名はジェイソン・ボーン(マット・デイモン)。究極の暗殺者を育成する、政府の極秘計画トレッド・ストーンが生んだ“殺しの芸術品”だ。
しかし、計画そのものが闇に葬られたとき、彼の存在は“邪魔者”となり、次々と彼の元に暗殺者が送りこまれるのだった。スイス、フランス、イタリア…、激しい追跡と銃弾をかわしながら、何とかインドでひとりの女性と平穏な日々を送っていた。
そんなある日、新たに送り込まれた暗殺者によって、ついに最愛の女性の命を奪われてしまう。「俺はいったい何者なんだ!?」彼の怒りと悲しみは最高点に達する。そして、彼は自分を陥れたすべての陰謀を暴くため、たったひとり、組織に最後通告(=アルティメイタム)を叩きつける!

第1章『ボーン・アイデンティティー』、第2章『ボーン・スプレマシー』に続くノンストップ・アクション「ジェイソン・ボーン」シリーズ3部作・完結編。
自分を暗殺者に仕立てあげたCIAの極秘プロジェクト、“トレッドストーン計画”などに関する取材を進めていた新聞記者ロス(パディ・コンシダイン)とロンドンで接触しようとしたボーン(マット・デイモン)。しかし、CIAの現地要員に監視されていたロスは、若い暗殺者(エドガー・ラミレス)に狙撃されてしまう。(シネマトゥデイ)

上のINTRODUCTIONの覚えがなくても、
本作をいきなりでも、多少の時間がかかるかも知れないけど、十分楽しめると思います。
主人公ボーンの置かれた状況も立場も、想像の範囲だと思えますので、わりに直ぐついていけます。
実は第一作目はDVDで見たものの、ながら観だったので、アクションシーンもさほど覚えていなかったりします。
マットにあまり惹かれないというのもあって、2作目はスルー。
でも、2作目の「スプレマシー」は本作と同じ監督だったんですよね。

スパイもの。記憶を消された男―という設定は珍しくないし、
ストーリー展開にさほど奇抜なアイディアが盛り込まれているわけではないけど、
キレのいいアクション、目まぐるしいカメラワークは引き込まれます!

ケイタイを使ってボーンが記者とコンタクトをとるシーンはスリリング
同じくケイタイメールを使ってCIAの裏を掻くところとか、
ボーンの頭脳プレイが小気味いいです

あとはやっぱり、スピード感あるNYでのカーアクション!
カーチェイスの演出をするアクション監督が別にいるというのも頷ける迫力、臨場感!
ロンドン~NY~タンジール[モロッコ]
めまぐるしくボーンは移動、その度に追跡者も変り飽きさせません。
タンジールでの、情緒のある街を映しながらの追跡シーンも面白かった~!

ラストはやっぱりハリウッド的でしたが
なにも考えずに楽しめ、爽快さをたっぷり味わえる娯楽作品です♪


恭子ちゃん 新CM☆

2008-04-16 21:32:45 | Heart pink

めぐるヘアの恭子ちゃんの新・DM見たって情報~、ホントだった
MENARD、松坂さんとの美白シリーズ FAIRLUCENT
 「15秒」「30秒」「60秒」のCMがご覧になれます。
 1分30秒のメイキングもメロンちゃんが登場して可愛いです♪
 http://www.menard.co.jp/fairlucent/cm/index.html


ちなみに現在まだTV放送ご覧になれていない方、
ゴージャス恭子ちゃんの薬用リシアルEX、ほんっとに綺麗ですよ~
 http://www.menard.co.jp/lisciare_ex/gallery/index.html#message

リプリー

2008-04-16 16:28:11 | the cinema (ラ・ワ行)
太陽に焦がれて、月は彼になろうとひたすら重なる……罪深き日蝕。
原題 THE TALENTED MR. RIPLEY
製作年度 1999年
上映時間 140分
原作 パトリシア・ハイスミス
脚本 アンソニー・ミンゲラ
監督 アンソニー・ミンゲラ
音楽 ガブリエル・ヤーレ
出演 マット・デイモン/ジュード・ロウ/グウィネス・パルトロー/ケイト・ブランシェット/フィリップ・シーモア・ホフマン/ジャック・ダヴェンポート

「太陽がいっぱい」として映画化されたパトリシア・ハイスミスの原作を「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラが映画化。

アメリカ人の富豪から、ヨーロッパで放蕩三昧の息子ディッキーを連れ戻してほしいと頼まれたトム・リプリー(マット・デイモン)。彼は大学時代の友人と偽りディッキー(ジュード・ロウ)に近づくが、次第に彼の魅力に惹かれていく。だがバカンスは永遠には続かない。ディッキーの本心を知ったリプリーは、やがて彼に成り代わろうと考えた……。

アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」は30年以上前、名画座とかで何度かみたように記憶している。
もしかしたらその後もTVとかで見たかも知れない。
とにかく完全犯罪をまんまと成功させた気になっている主人公にせまるラストが忘れられない作品で、
音楽もドロンもよかった!

原作が同じだというので、今回のリプリー役がマット・デイモン?で公開当時はパスしたっけ。
レンタルも一度したけど、ちょこちょこ用事で画面から離れたりして、
そのまま見直せずに返却したもの。
今回見直して、(ってか、半分も観てなかったのね、、)まず大分前作とは違っていて、
ほとんど、似てはいるけど全く違う印象のものだった。

第一にリプリーは計画的に殺人を犯し、成り代ったわけじゃない。
最初の嘘も、ブレザーを借りる時と同じくらいの他愛のなさだったろう。
出発の日に迎えに来た運転手の言葉に甘えただけ
そう・・・この時の運転手の言葉と、甘え。が全ての始まりだったように思う。

全てが自分の知らなかった世界。
自分にないものを全て持っているキラキラ輝いているディッキー
――リプリーは、興味と好意を勘違いしてしまう。ってか、思い込んだ?
途中でもしかして、、と思わないでもなかったけど、リプリーはそっち系だったのね
まぁ、確かにジュードはグウィネスより美しかったけど(笑)

とにかくジュードは華があり、この魅力的な、コドモっぽいけど鋭い側面もある放蕩息子を
完璧に演じていて、流石でした
マットも、ださださ男から調子付いていくリプリーを好演していたし、
デッキーの趣味がジャズという設定になったことで、50年代のジャズが沢山使用されていて
音楽もとてもよかった

でも、ラストはやっぱり好みが分かれるかも。コチラは「マッチポイント」的な終り方。
私はやっぱ、「太陽がいっぱい」のような、突き落とされる方がいいかな~。
ずっと地下から出れないのは、自業自得にしても辛すぎる。

新堂本兄弟~

2008-04-13 22:50:07 | Heart pink
4月13日(日) 23:45~24:15 フジテレビ
★今夜は、いつもより30分遅くスタートですよ!お間違いなく♪
ゲストは約1年ぶりの登場となる中川翔子サン
ベストヒットたかみーは「アイドル黄金時代 80年代女性アイドル」。
「渚のバルコニー」をDMBBと。

今夜からドロンジョな恭子ちゃんですね~。
ファッションも楽しみです~

つぐない

2008-04-13 14:11:52 | the cinema (タ行)
一生をかけて償わなければならない罪があった。
命をかけて信じ合う恋人たちがいた。

原題 ATONEMENT
原作 イアン・マキューアン『贖罪』
上映時間 123分
製作国 イギリス
監督 ジョー・ライト
音楽 ダリオ・マリアネッリ
出演 キーラ・ナイトレイ/ジェームズ・マカヴォイ/シアーシャ・ローナン/ロモーラ・ガライ/ヴァネッサ・レッドグレーヴ/ブレンダ・ブレシン

ブッカー賞作家イアン・マキューアンのベストセラー小説を、『プライドと偏見』のジョー・ライト監督が映画化したもの。
1930年代、戦火が忍び寄るイギリス。政府官僚の長女セシーリア(キーラ・ナイトレイ)は、兄妹のように育てられた使用人の息子、ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)と思いを通わせ合うようになる。しかし、小説家を目指す多感な妹ブライオニー(シーアシャ・ローナン)のついたうそが、ロビーに無実の罪を着せ、刑務所送りにしてしまう。(シネマトゥデイ)

一度もウソをつかずに人生を終える人はどのくらいいるのだろう・・・

臆病から嘘をつく人。
優しさからうそをつくこともあるかも知れない。
本作では無知と幼い誤解と嫉妬から生まれた嘘―。
しかし、犯罪に関わる重大な嘘、人の将来を奪う嘘はどうやって贖うというのだろう・・・
タイプライターの刻む音がもう不安を予感させ、徐々にそれがピアノの音へと移っていき、
胸騒ぎと哀しみを帯びた展開も引き込まれる。。。

美しい姉と、魅力的な青年の階級違いの恋。
幼さと潔癖さだけが思春期の少女の、取り返しのつかない行動を取らせたのではない。
それは幼いながらも激しい、ブライオニーのロビーに対する恋心。

もしあの時―、
手紙を入れ間違ってなかったら!
もしあの時―、
噴水での意地の張り合いがなかったら・・・!
もしあの時―、あの二人を理解できていたら・・・!
繰り返されるもし・・は、遠く離れた戦場で、兵士で埋め尽くされた病院で、
遠く離れてなお熱い想いの恋人たちの胸を襲う。

そして罪を悔いながらも、勇気の無いブライオニーを責める、もし―。

この3人の「あの日」、「あの時」「あの幼き日」を巻き戻し、リピートさせる手法で
より登場人物の心情が解りやすく、感情移入してしまう。



私に戻ってきて....
勇気と確信をもってセシーリアを抱いた、あの時の自分に戻る為、
彼女への道をひたすら歩くロビー・・・遠く果てしない道―ジェームズ・マカヴォイ、素敵です

一人の少女の残酷な嘘と、戦争に引き裂かれるふたりが切ない。
罪に目覚め、その重みを背負うブライオニーが痛ましい。どの時代の彼女も。

キャスト、映像、音楽、ストーリー、、、
全てが好みの作品で、とっても良かったです~

ロニーの母親役のブレンダ・ブレシン、ジョー・ライト監督の『プライドと偏見』にも出てましたね~。
キーラの母親で憎めない明るい役でしたが、今回は彼女の登場シーンが良かったです

Dear フランキー

2008-04-10 23:41:17 | the cinema (タ行)
原題 DEAR FRANKIE
製作年 2004年
製作国 イギリス
上映時間 102分
監督 ショーナ・オーバック 
脚本 アンドレア・ギブ
音楽 アレックス・ヘッフェス
出演 エミリー・モーティマー/ジェラルド・バトラー/ジャック・マケルホーン/シャロン・スモール/メアリー・リガンズ

夫のたび重なる暴力に耐えかね、祖母と幼い息子フランキーを連れ、逃げ出したリジー(エミリー・モーティマー)。以来、3人はスコットランド中を転々としながら暮らしていた。そうした事情を知らずに育ったフランキーはいまや9歳となり、まだ見ぬ父への想いは強まるばかりだった。そんなフランキーに、“父親はアクラ号で世界中を航海しているので会えないの”と説明するリジー。彼女は父親のフリをして息子宛の手紙を書き続けていた。そんなある日、本当にアクラ号という船が彼らの港町に寄港することに。喜ぶフランキーを前に、リジーはある決断をするのだが…。

監督はこれが長編デビュー作だというが、静かなやさしさに包まれるいい作品でした。

9歳といえば、「ぜんぶフィデルのせい」のアンナちゃんと同じ年。
少しづつ社会性も身に付け、大人を観察し、甘えるだけでなく愛情も少し大人びてくる頃。
難聴であっても、フランキーは頭のイイコだった。

それでも、子供を片親にしてしまった負い目からか、
引越しを繰り返すことで、友達が続かない事への負い目からか、
ウソをつき続け、手紙を書き続けたリジーに、正念場がやってくる・・・
あろうことか、越してきたばかりのこの港に、乗っているはずのない父親の船が、もうすぐ寄港する。―

一日だけの父親役を探して、酒場に行き・・・
追い詰められて夜通し公園に佇む彼女を救ってくれたのは、気のいい隣人のマリー(シャロン・スモール)。

彼女の紹介で現れた男(ジェラルド・バトラー)は、報酬を受け取り、
約束の日に意外なものを持って現れ、フランキーの心を掴む

仲良くなっていく我が子と、見知らぬ男。
姿を隠しながら後をつけるリジー。。。
それは、いつかフランキーに依存していた、まだ若い母親の姿だった。

息子の心に、自分をいつでも思っている優しい父親の存在を置いてあげたいから続けていた手紙。
しかし、親の気付かないところで子供は成長する。
本当の意味で、強く優しい父親を求めているのは誰なのか―そして、
大切な事はなんなのか、、、

思わぬ窮地も、やさしい思いやりによって最大の好機ともなる。
それは、数々の小さなことの積み重ね。
フランキーの同級生の手話がわかる女の子や、なにかと突っかかってくる男の子の存在。
親の知らない子供同士の意地の張り合いも、フランキーに必要な事だったかも。
息を殺したような生活の中で、面倒見のいいマリーと知り合えたこと。
なにより船が停泊する港の町に越してきた事。
リジーを驚愕させたその事が、どこか違っていると思える愛情ながら、
人の心を動かし、また彼女を成長させることにも繋がっていく。

フランキーが幸せになる為に、そして自分に必要なものは何か
勇気を出して、真実を受け入れることはできるのか―

静かに綴られる、慎ましい母と子の数日間をそっと応援したくなる、素敵な作品でした~~~