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映画『ポール・マッカートニー/THE LOVE WE MAKE』を観て

2012-01-03 20:14:34 | アメリカ映画 2012

12-1.ポール・マッカートニー The Love We Make~9・11からコンサート・フォー・ニューヨークシティへの軌跡
■原題:The Love We Make
■製作年・国:2011年、アメリカ
■上映時間:93分
■観賞日:1月2日、アップリンクX(渋谷)




□監督:アルバート・メイスルズ
◆主な出演者:サー・ポール・マッカートニー、エリック・クラプトン、ビリー・ジョエル、エルトン・ジョン、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ピート・タウンジェント、デヴィッド・ボウイ、ビル・クリントン(元米国大統領)、レオナルド・ディカプリオ(俳優)、ジム・キャリー(俳優)など
【この映画について】
2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロの約1ケ月後、ポール・マッカートニーがマジソン・スクエア・ガーデンで開催した『コンサート・フォー・ニューヨーク・シティ』までの道のりとライヴの模様、バックステージに密着したドキュメンタリー。コンサートの模様は2枚組CDに収録されているが、こちらは当日TV中継された映像と、その裏側を追ったドキュメンタリー作品である。監督は、『ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』のアルバート・メイスルズ。
【ストーリー&感想】(ドキュメンタリー作品によりストーリーは省略)
2001年9月11日、アメリカ同時多発テロが起こったとき、ポール・マッカートニーはニューヨークの空港にいて離陸寸前だった。

その約1ケ月後、彼は一大ベネフィット・ライヴ・イベント『コンサート・フォー・ニューヨーク・シティ』を開催し、超豪華アーティストを終結させた。テロの傷跡に心を痛め、自分にできることは何かを自問自答した彼は、音楽の力を信じるという結論に達した。コンサートまでの道のりと、当日のライヴの映像(中継映像と映画用映像)、そしてバックステージに密着する。地球規模の有名人サー・ポールだけに、バックステージには米国元大統領から著名俳優らが続々と訪れるのは流石だ。
中でもNY市内を徒歩で移動中にあっと言う間に市民に囲まれサイン攻めに晒されていたシーンでは予告編の映像にあるように、中年女性が興奮気味に携帯電話でその様子を「実況」していたり、無名のストリート・ミュージシャン?にポールのコンサートに出演させてくれと図々しくお願いするアフリカ系男性をあしらったりするシーンが楽しかった。

共演者のミュージシャン以外にも、ビル・クリントン元米国大統領、ハリソン・フォード、レオナルド・ディカプリオ、ジム・キャリー(彼はステージ上からスピーチもした)らとのやり取りも収録している。
タイトルは、ザ・ビートルズのアルバム『アビイ・ロード』の収録曲『ジ・エンド』の歌詞“the love you make”からとられている。収録曲は、デヴィッド・ボウイ『アメリカ』(S&Gのカバー曲)、エリック・クラプトン&バディ・ガイ『エヴリシング・ゴナ・ビー・オーライト』、ビリー・ジョエルの名曲『ニューヨークの想い』、ザ・フー『Who Are You』、ミック・ジャガー&キース・リチャーズ(ザ・ローリング・ストーンズ)『ミス・ユー』、ポール・マッカートニー『アイム・ダウン』『レット・イット・ビー』『イエスタデイ』など。

(9分15秒過ぎからポールが登場)

この作品は単にコンサートまでの流れを追っただけではなく、ポールのNYでの日常やラジオ番組出演時の様子、消防署を訪れた時の様子、バンド・メンバーとのリラックスしたリハーサル風景、楽屋での打ち合わせ風景などもふんだんに盛り込まれている。特に、ポールとバンド・メンバーの楽屋にはひっきりなしに有名人や当日出演のミュージシャンらがあいさつに訪れる。
そんな中でザ・ビートルズを崇拝するビリー・ジョエルはポールの楽屋を自ら混乱の中を訪れ緊張気味に話しかける。だが、エリック・クラプトンだけにはポールの方から彼の楽屋へと表敬訪問して簡単な打ち合わせをする。ポールとクラプトンはザ・ビートルズ在籍時からの知り合いで、この手の慈善コンサートなどでは度々共演している仲間だが、やはりクラプトンだけは別格なのだろう。他のミュージシャンらとは扱いが違うのが印象に残った。



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