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映画『31年目の夫婦げんか』を観て

2013-08-03 18:42:42 | 映画・恋愛、ファンタジー、コメディー

13-63.31年目の夫婦げんか
■原題:Hope Springs
■製作年、国:2012年、アメリカ
■上映時間:100分
■料金:1,800円
■観賞日:8月3日、TOHOシネマズシャンテ

 

□監督:デヴィッド・フランケル
◆メリル・ストリープ
◆トミー・リー・ジョーンズ
◆スティーヴ・カレル
◆エリザベス・シュー
◆ミミ・ロジャース
◆ジーン・スマート
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
アーノルドとケイは結婚31年目の夫婦。いつのまにか寝室は別、アーノルドの唯一の趣味はゴルフ番組、毎日の日課も夫婦の会話も365日ほぼ同じ。子供たちは独立し、二人にはもはやけんかの種さえ見つからない。そんな夫婦関係を見直したいと思い立ったケイは結婚生活のカウンセリング本を購入、夢中で読み終えると著者のバーナード・フェルド医師のホームページにアクセスする。
朝食の席、アーノルドに“カップル集中カウンセリング”を受けたいと告げるケイ。1週間4000ドルという料金に目をむいたアーノルドだったが、ケイは定期預金を解約して既に申し込んだという。アーノルドは行かないと突っぱねるが、結局渋々飛行機に乗る。

メーン州のグレート・ホープ・スプリングス、海辺の小さな町でカウンセリングが始まった。フェルドはここに来た理由をケイに尋ねると「結婚したいんです。もう一度。ただ同じ家に住んでいるだけで、触れ合いも絆もない」と訴える。「まず長年の夫婦生活でできた傷痕を取り除くところから始めましょう」と勿体ぶった口調で語るフェルド。そんなカウンセリングの終了後、アーノルドは不平不満をまくしたてるのだった。
2日目。出逢い、プロポーズ、いつから寝室を別にしたか……聞かれるままに夫婦の歴史を語る二人。だが、「最後のセックスは」という質問にアーノルドは口を閉ざす。フェルドは二人に、今夜お互いに抱き合うことという“最初の課題”を与える。猿のしつけじゃあるまいし、と食ってかかるアーノルドについにケイの感情が爆発。いつも明るく穏やかで夫に従順なケイの涙に動揺したアーノルドは、その夜遅くホテルに帰って来たケイと“課題”を実行する。
3日目。課題をクリアしたことを嬉しそうに報告する二人。ところが、フェルドは更にハードな課題を二人に与えるのだった……。

この映画、メリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズ(缶コーヒーのCMで有名)が夫婦役で出演、カウンセラーのスティーヴ・カレルも含めてこの3人のキャストが良い味を出していた。後は、数名の脇役(トム・クルーズの元妻ミミ・ロジャースが出ていた)が絡むパターンだが、結婚31年目で子供たちも独立した倦怠期真っ盛り?の熟年夫婦の危機をコミカルに演出している。
夫婦の会話も減り、寝室も別々で、そんな状況を打破したい妻は半ば強引にカウンセリングを受ける為に夫を誘い渋々ついてきた。カウンセリングは「グレート・ホープ・スプリング」(希望の泉)という長閑な田舎町(映画の原題でもある)で何組かの夫婦も別々に参加して行われている。町ではすっかり有名なフェルド医師、ソームズ夫婦に対して明け透けにセックスは?キスは?と、単刀直入に夫婦の問題点に切りこむので、二人は困惑、特に夫のアーノルドは激怒してしまう。
だが、お互いを見つめ直す機会を地方の田舎町で与えられた二人、カウンセリングから自宅に戻り結婚当初の気持ちもお互いに戻り、最後は、予想通りのハッピーエンドでメデタシメデタシで幕となります。

カウンセリングが上手く行ったかは分からないが、関係を見つめ直す良いきっかけになったのは事実。そんな熟年夫婦を本物の夫婦のように演じた二人は流石でしたし、クールなカウンセリングが印象的なスティーヴ・カレルとのアンサンブルも絶妙だった。



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