14-81.荒野はつらいよ
■原題:A Million Ways To Die In The West
■製作年、国:2014年、アメリカ
■上映時間:116分
■料金:1,800円
■鑑賞日:10月12日、TOHOシネマズシャンテ(日比谷)
□監督・脚本・出演:セス・マクファーレン
□脚本:アレック・サルキン、ウェルスリー・ワイルド
◆シャーリーズ・セロン
◆リーアム・ニーソン
◆アマンダ・セイフライド
◆ジョヴァンニ・リビシ
◆二ール・パトリック・ハリス
◆サラ・シルヴァーマン
◆クリストファー・ヘイゲン
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
世界的大ヒットコメディー『テッド』で注目を浴びたセス・マクファーレン監督が放つ異色ウエスタン。無法者がのさばる西部開拓時代の田舎町を舞台に、さえないオタクの羊飼いが謎めいた美女と恋に落ちたばかりに、西部きっての極悪人から命を狙われるさまを描く。スゴ腕ガンマンが主人公という西部劇の常識を覆し、銃すら撃てないヘッポコ男の主人公をマクファーレン監督自ら演じるほか、オスカー女優シャーリーズ・セロン、『96時間』シリーズなどのリーアム・ニーソンら豪華キャストが共演。
1882年、西部開拓時代のアリゾナ。そこは、タフさが自慢の男と無法者が何かにつけて銃をぶっ放し、野生化した動物とモラルの低い民衆が溢れる、まさに“生活するには最悪な土地”だった。そんなアリゾナの田舎町で暮らす地味でオタクな羊飼いアルバートは、文化度が低く、危険な西部の町を心底嫌い、同じオタクの友人に愚痴をこぼす冴えない日々を送っていた。
銃すら撃った経験のない彼は、決闘を挑まれても屁理屈を並べて逃げ出す始末で、呆れたガールフレンドのルイーズにフラれてしまう。そんなある日、超一流の射撃の腕を持つミステリアスな美女アンナが町に現れ、アルバートはふとしたきっかけから彼女と急接近。やがて2人は恋に落ちる。時を同じくして町に乗り込んできたのが、西部最悪の大悪党クリンチ。彼は、アンナに近づいたアルバートをぶっ殺そうとしていた。果たしてアルバートは、極悪ガンマンを倒し、愛する女性をモノにする事が出来るのか……!?
「テッド」監督のセス・マクファーレンによる西部劇をパロディーにしたコメディー映画と言えば良いだろうか?シャーリーズ・セロンを筆頭に主役級が3人も出演しているのが見所だが、この手の映画の常でストーリーそのものは特段見所は無し。その三人の主役級は本来は演技派俳優で、この手のコメディー系作品への出演は稀だと思われるが、逆に、マクファーレンは監督としてそこが狙い目だったのかも知れない。いずれにせよ、これだけのメンツを集めたので、ストーリーは抜きにして俳優陣の異色作での演技を楽しむのがベストだろう。
それにしてもこの邦題は酷い!センスが無さ過ぎ。
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