高浜原発、年内に審査合格証、規制委
/過酷事故で琵琶湖壊滅、近畿の水瓶!
危険なプルトニウム原発!
再稼働は来春以降に
みんなが知るべき情報
高浜原発、年内に審査合格証案 規制委、
再稼働は来春以降に 原発再稼働問題
福井新聞ONLINE 2014年12月13日
原子力規制委員会が、再稼働の前提となる審査を進めている関西電力高浜原発3、4号機(福井県)について、新規制基準に適合していることを示す「審査書」の案をまとめ、年内に公表することが13日までに分かった。事実上、審査合格証の原案となる。
九州電力川内1、2号機(鹿児島県)に続く2例目。規制委の定例会合が開かれる17日か24日の公表で調整している。
定例会合で各委員の了承が得られれば1カ月間、科学的・技術的な意見を公募し、その内容を反映させるため、正式に審査書がまとまるのは来年1月末以降の見通し。その後も工事計画認可の審査や地元同意の手続きが必要で、再稼働は来年春以降になるとみられる。
関電は昨年7月の新基準施行当日に高浜3、4号機の審査を申請したが、地震、津波対策で難航した。規制委の指摘や計算ミスの発覚を受け、想定する津波を海抜2・6メートルから6・2メートルに引き上げた。8メートルの防潮堤を建設する。
耐震設計の目安となる地震の揺れ「基準地震動」では、当初の最大加速度550ガルに加え、新たに700ガルの地震動も追加した。事故対策では電源車や注水用ポンプを配備、水素爆発防止装置などを設置した。
高浜原発では、事故に備えて避難計画を策定する半径30キロ圏内に滋賀県や京都府の自治体も含まれるため、地元同意の範囲や手続きの進め方も焦点となりそうだ。
【高浜原発とは】
福井県高浜町にある関西電力の原発。1~4号機全てが加圧水型軽水炉(PWR)。1号機は1974年、2号機は1975年に運転を開始し、出力は各82・6万キロワット。3、4号機はいずれも1985年に運転を開始し、出力は各87万キロワット。原発30キロ圏には京都府舞鶴市や綾部市などのほか、関電大飯原発(福井県おおい町)が含まれる。
福井新聞ONLINEより
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/npp_restart/59616.html
日本消滅?次期安倍政権!高浜超老朽原発の運転延長、大間新原発働=危険なプルトニウム原発!衆院選…! … 川内原発再稼働!青森・大間プルトニウム原発の危険性、石油ストーブで“ガソリンを燃やす”と同じ!小出裕章ジャーナル。 プルトニウムという物質はウランに比べて放射能の特性が20万倍も高いというほどの猛毒物質なのです。世界にひとつフルMOXという原子力発電所!
MOX燃料 高浜原発に到着 プルサーマルの危険性を警告する 水瓶、琵琶湖壊滅!!
プルサーマルとは、プルトニウムで燃料を作り、従来の熱中性子炉で燃料の一部として使うことを言う。
関電、今夏【大飯、高浜原発】の再稼働を狙う!若狭湾原発が事故れば=水瓶の琵琶湖壊滅!!
川内原発の新安全神話/もし福島みたいなことが起きても、もう【命の問題なんか発生しない】狂気の鹿児島県知事… 事故が起きて「避難の必要がない。普通に生活してもいい」とも述べ…
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浜岡原発・再稼働“恐怖のシナリオ”8時間で東京に放射能が襲う!…東海地震…小出裕章氏
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青森・大間プルトニウム原発の危険性、
石油ストーブで“ガソリンを燃やす”と同じ!
小出裕章ジャーナル
プルトニウムという物質は、
ウランよりも核分裂の連鎖反応を
コントロールしにくいという。
まず、基本的な性質を持っていますし、
おまけにプルトニウムという物質は
ウランに比べて放射能の特性が
20万倍も高いというほどの猛毒物質なのです。
世界にひとつフルMOXという原子力発電所、
…大間プルトニウム原発
使用済み核燃料ー再利用、効率わずか1%=99%が核のゴミ!〈プルサーマル原発〉 MOX燃料ー詐欺!
建設差止め訴訟に揺れる大間原発
フルMOX。つまりプルトニウムを
ひたすら燃やすためという
目的のために造られた原子炉です。
~第71回小出裕章ジャーナル
ラジオフォーラム様より
http://www.rafjp.org/koidejournal/no71/
2014年05月17日
ラジオ放送日 2014年5月16日~23日
Web公開 5月17日
石井彰:
北海道の函館市が4月3日青森県大間町で建設中の大間原発について、事業者の電源開発J-POWERと国を相手取り、建設の差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こしました。原発差し止め訴訟で自治体が原告になるのは、日本では初めてのことです。
この訴訟が特別な意味を持つのは、函館市が原発のいわゆる立地自治体。自分の所の土地にある原発ではなくて、周辺の自治体であるということが大変注目をされています。
そこで、小出さんに今日はこのお話を伺いたいんですが、まず、この大間原発そのものについて、ちょっと教えていただけますか?
小出さん:
はい。青森県の下北半島の最北端にあります。本州最北端ですね。で、すぐ向かい側が北海道ということで、函館市まで市役所のある所まで30数キロだと思いますし、函館市の一番大間原発に近い所は、20キロ程度しかないという、そんな所なのです。
そして、もともと大間町というのは、青森県ではありますけれども、青森市とのつながりは大きくなくて、むしろ海峡を挟んだ函館市とのつながりが大きい。要するに、生活文化圏としては函館市と一緒に生きてきたという、そういう町なのです。
そこに電源開発株式会社、最近はJ-POWERとか呼ばれていますけれども、その会社が大間原子力発電所を建てるという計画を随分昔に立てたのですけれども、すったもんだ様々なことがあって、なかなか実現に至らなかったのですが、2008年だったでしょうか? ようやく着工して現在造りつつあるということなのですが、福島第一原子力発電所の事故を受けて、一時期工事すらができない状態でした。それが、また今再開されてるという状態です。
石井:
この原発自体に他の原発とは違う特徴があるそうですが。
小出さん:
そうです。私達の間ではフルMOX炉と呼んでいます。
石井:
フルMOX炉?
小出さん:
はい。モックスと言うのは、MOXと書くのですが、ミックスとオキサイドという英語の単語の頭文字を取っていまして、日本語で言うと、混合酸化物燃料と私達は呼んでいます。
一体、何を混合してるのかと言うと、普通の原子力発電所の燃料はウランで造られているのですけれども、大間の原子力発電所の燃料はウランだけではなくて、それにプルトニウムという物質を混合させて燃料に使うという特殊な原子炉です。
石井:
これは、他にもあるんですか? 日本には。
小出さん:
はい。もともと日本にある原子力発電所は、ウランを燃やすというために設計されてこれまで運転されてきました。しかし、原子力発電所を運転すると、使用済み燃料の中にプルトニウムという物質が自動的に溜まってきます。
そのプルトニウムという物質は、長崎に落とされた原爆材料だったのです。原爆に使えるぐらいだから、原子力発電所の燃料にも使えるということで、日本では日本の原子力発電所の使用済み燃料の中から、プルトニウムを取り出してきました。
と言っても、日本がそれを実行できるわけではなくて、イギリスとフランスに送って再処理という作業をしてもらってプルトニウムを取り出してもらってきたのです。長い間、それを続けてきてしまいまして、今、日本にはいわゆる日の丸という印が付いたプルトニウムが44トンあるという状態になっています。
それを日本では、原子力発電所で燃やすと言ってきたのですが、本来それを燃やすための原子炉というのは高速増殖炉という、今まで日本にはない原子炉なのです。そして、もんじゅという原子炉を高速増殖炉ですけれども、完成させてそこで使うと公式には言ってきたのですが、もんじゅ自身が全く動かないのです。
そのため、44トンものプルトニウムが行き場がなくなってしまっているわけですが、先程聞いていただいたように、プルトニウムというのは原爆材料そのものなのです。44トンのプルトニウムでもし、長崎型の原爆を造れば、4000発もできてしまうというほどのプルトニウムを日本は懐に入れてしまったのです。
ところが、その使い道もないということで、日本は国際的に大変不審の目を向けられていまして、使い道のないプルトニウムは持たないという国際公約をさせられたのです。
しかし、もんじゅを含めて高速増殖炉は動かない。それなら、もう仕方がないから、ウランを燃やすために設計された普通の原子力発電所で燃やしてしまおうという、誠に愚かで危険な策謀を始めまして、それがプルサーマルと呼ばれてきた計画です。
でも、そのプルサーマルで燃やしたとしても燃やせる量が知れているので、なんとかプルトニウムをひたすら燃やせるような原子炉を造りたいということになりまして、大間原子力発電所というのはフルMOX。つまり、プルトニウムをひたすら燃やすためという目的のために造られた原子炉です。
石井:
小出さん達専門家の目から見て、単にウランを燃やすだけじゃなくて、そこに大変濃度が高いプルトニウムを混ぜるという事は、非常に難しい技術が求められるのではないかと素人考えで思うのですが。
小出さん:
はい。おっしゃる通りです。特に、今、日本がやろうとしてるプルサーマルというものは、もともとウランを燃やす為に設計された原子炉の中に一部プルトニウムも混ぜ込んで運転しようとする計画です。
皆さん石油ストーブをお使いだと思いますけれども、石油ストーブの燃料はは灯油です。灯油を燃やす為に設計されたのが石油ストーブですけれども、石油ストーブでガソリンを燃やそうとすれば火事になってしまうわけですね。ですから、本来ウランを燃やすために設計された原子炉でプルトニウムなどを燃やしてはいけないのです。
私は、ですからプルサーマルという計画に反対してきました。ただし、今度の大間の原子力発電所は初めからプルトニウムを燃やすために設計するという、そういう原子炉ですので、設計の考え方としては私はプルサーマルよりはいいと思います。
しかし、プルトニウムという物質は、ウランよりも核分裂の連鎖反応をコントロールしにくいという。まず、基本的な性質を持っていますし、おまけにプルトニウムという物質はウランに比べて放射能の特性が20万倍も高いというほどの猛毒物質なのです。
100万分の1グラムのわずかなちりをもし誰かにすり込ませることができれば、その人は肺がんで殺せるというほどの猛烈な猛毒物質であって、それを取り扱うということ自身に危険がともないますし、万一事故でもなれば、また事故の被害の危険が大きくなってしまうということになります。
石井:
こういう新しい形の原子力発電所というのは、小出さん世界にはいくつかあるんですか?
小出さん:
ええ、フルMOXという原子力発電所は世界にひとつもありません。
石井:
この大間だけですか?
小出さん:
そうです。先程聞いていただいたように、日本の場合にはちょっと特殊な事情がありまして、核兵器材料であるプルトニウムを大量に貯め込んでしまって、それを何とかしなければいけないという所に既に追い込まれてしまっているという。その事情のために、こんな原子炉も必要になっているわけです。
石井:
ありがとうございました。
小出さん:
はい、ありがとうございました。
ラジオフォーラム様より
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プルサーマル - Wikipedia
【プルサーマル原発】
プルサーマルとは、プルトニウムで燃料を作り、従来の熱中性子炉で燃料の一部として使うことを言う。
運転停止中の原子炉
関西電力 高浜発電所3号機 2010年(平成22年)12月25日より試運転開始。2011年(平成23年)1月21日より、営業運転を開始[11]。2012年2月20日より定期検査で運転停止。
関西電力 高浜発電所4号機 2011年(平成23年)夏から導入予定だったが、運転再開のめど立たず。
九州電力 玄海原子力発電所3号機 2009年(平成21年)11月5日より試運転開始。同年12月2日より、営業運転を開始[8]。2010年12月11日より定期検査で運転停止。
東京電力 福島第一原子力発電所3号機 2010年(平成22年)9月18日より試運転開始。同年10月26日より、営業運転を開始[9]。2011年3月11日、福島第一原子力発電所事故により運転停止。3月14日に水素爆発。
四国電力 伊方発電所3号機 2010年(平成22年)3月2日より試運転開始。同年3月30日より、営業運転を開始[10]。2011年4月29日より定期検査で運転停止。
関西電力 高浜発電所3号機 2010年(平成22年)12月25日より試運転開始。2011年(平成23年)1月21日より、営業運転を開始[11]。2012年2月20日より定期検査で運転停止。
現在までに事前合意が成立しているプルサーマル発電計画
中部電力 浜岡原子力発電所4号機 2012年(平成24年)3月以降に導入予定だったが、運転再開のめど立たず。
関西電力 高浜発電所4号機 2011年(平成23年)夏から導入予定だったが、運転再開のめど立たず。
中国電力 島根原子力発電所2号機
北海道電力 泊発電所3号機
東北電力 女川原子力発電所3号機 2015年(平成27年)度までに導入予定。
現在計画中のプルサーマル発電計画
電源開発 大間原子力発電所1号機 2014年(平成26年)度に運転開始予定。(建設中)
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みんなが知るべき情報
/過酷事故で琵琶湖壊滅、近畿の水瓶!
危険なプルトニウム原発!
再稼働は来春以降に
みんなが知るべき情報
高浜原発、年内に審査合格証案 規制委、
再稼働は来春以降に 原発再稼働問題
福井新聞ONLINE 2014年12月13日
原子力規制委員会が、再稼働の前提となる審査を進めている関西電力高浜原発3、4号機(福井県)について、新規制基準に適合していることを示す「審査書」の案をまとめ、年内に公表することが13日までに分かった。事実上、審査合格証の原案となる。
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福井県高浜町にある関西電力の原発。1~4号機全てが加圧水型軽水炉(PWR)。1号機は1974年、2号機は1975年に運転を開始し、出力は各82・6万キロワット。3、4号機はいずれも1985年に運転を開始し、出力は各87万キロワット。原発30キロ圏には京都府舞鶴市や綾部市などのほか、関電大飯原発(福井県おおい町)が含まれる。
福井新聞ONLINEより
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/npp_restart/59616.html
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プルサーマルとは、プルトニウムで燃料を作り、従来の熱中性子炉で燃料の一部として使うことを言う。
関電、今夏【大飯、高浜原発】の再稼働を狙う!若狭湾原発が事故れば=水瓶の琵琶湖壊滅!!
川内原発の新安全神話/もし福島みたいなことが起きても、もう【命の問題なんか発生しない】狂気の鹿児島県知事… 事故が起きて「避難の必要がない。普通に生活してもいい」とも述べ…
玄海原発は大爆発する【九州から大阪まで壊滅】老朽化原発!!
浜岡原発・再稼働“恐怖のシナリオ”8時間で東京に放射能が襲う!…東海地震…小出裕章氏
忘れるな、日本は終わっていたかもしれない、原発事故あれで済んだのは偶然!第二原発も女川原発も危機一発!
富士山噴火ついにカウントダウン?長野地震の現場付近で地磁気異常が発生中、Xデーは2015年? カーナビのGPS機能が狂う!日本列島大地動乱!
川内原発・鹿児島県知事とは真反対/泉田新潟県知事、僕は自殺しませんから!命をかけて国・東電と対峙する ! 柏崎刈羽原発… 泉田裕彦知事x岩上安身インタビュー 。遺書が残っていても自殺ではない!自殺なんて事になったら、絶対に違うので調べてください!
青森・大間プルトニウム原発の危険性、
石油ストーブで“ガソリンを燃やす”と同じ!
小出裕章ジャーナル
プルトニウムという物質は、
ウランよりも核分裂の連鎖反応を
コントロールしにくいという。
まず、基本的な性質を持っていますし、
おまけにプルトニウムという物質は
ウランに比べて放射能の特性が
20万倍も高いというほどの猛毒物質なのです。
世界にひとつフルMOXという原子力発電所、
…大間プルトニウム原発
使用済み核燃料ー再利用、効率わずか1%=99%が核のゴミ!〈プルサーマル原発〉 MOX燃料ー詐欺!
建設差止め訴訟に揺れる大間原発
フルMOX。つまりプルトニウムを
ひたすら燃やすためという
目的のために造られた原子炉です。
~第71回小出裕章ジャーナル
ラジオフォーラム様より
http://www.rafjp.org/koidejournal/no71/
2014年05月17日
ラジオ放送日 2014年5月16日~23日
Web公開 5月17日
石井彰:
北海道の函館市が4月3日青森県大間町で建設中の大間原発について、事業者の電源開発J-POWERと国を相手取り、建設の差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こしました。原発差し止め訴訟で自治体が原告になるのは、日本では初めてのことです。
この訴訟が特別な意味を持つのは、函館市が原発のいわゆる立地自治体。自分の所の土地にある原発ではなくて、周辺の自治体であるということが大変注目をされています。
そこで、小出さんに今日はこのお話を伺いたいんですが、まず、この大間原発そのものについて、ちょっと教えていただけますか?
小出さん:
はい。青森県の下北半島の最北端にあります。本州最北端ですね。で、すぐ向かい側が北海道ということで、函館市まで市役所のある所まで30数キロだと思いますし、函館市の一番大間原発に近い所は、20キロ程度しかないという、そんな所なのです。
そして、もともと大間町というのは、青森県ではありますけれども、青森市とのつながりは大きくなくて、むしろ海峡を挟んだ函館市とのつながりが大きい。要するに、生活文化圏としては函館市と一緒に生きてきたという、そういう町なのです。
そこに電源開発株式会社、最近はJ-POWERとか呼ばれていますけれども、その会社が大間原子力発電所を建てるという計画を随分昔に立てたのですけれども、すったもんだ様々なことがあって、なかなか実現に至らなかったのですが、2008年だったでしょうか? ようやく着工して現在造りつつあるということなのですが、福島第一原子力発電所の事故を受けて、一時期工事すらができない状態でした。それが、また今再開されてるという状態です。
石井:
この原発自体に他の原発とは違う特徴があるそうですが。
小出さん:
そうです。私達の間ではフルMOX炉と呼んでいます。
石井:
フルMOX炉?
小出さん:
はい。モックスと言うのは、MOXと書くのですが、ミックスとオキサイドという英語の単語の頭文字を取っていまして、日本語で言うと、混合酸化物燃料と私達は呼んでいます。
一体、何を混合してるのかと言うと、普通の原子力発電所の燃料はウランで造られているのですけれども、大間の原子力発電所の燃料はウランだけではなくて、それにプルトニウムという物質を混合させて燃料に使うという特殊な原子炉です。
石井:
これは、他にもあるんですか? 日本には。
小出さん:
はい。もともと日本にある原子力発電所は、ウランを燃やすというために設計されてこれまで運転されてきました。しかし、原子力発電所を運転すると、使用済み燃料の中にプルトニウムという物質が自動的に溜まってきます。
そのプルトニウムという物質は、長崎に落とされた原爆材料だったのです。原爆に使えるぐらいだから、原子力発電所の燃料にも使えるということで、日本では日本の原子力発電所の使用済み燃料の中から、プルトニウムを取り出してきました。
と言っても、日本がそれを実行できるわけではなくて、イギリスとフランスに送って再処理という作業をしてもらってプルトニウムを取り出してもらってきたのです。長い間、それを続けてきてしまいまして、今、日本にはいわゆる日の丸という印が付いたプルトニウムが44トンあるという状態になっています。
それを日本では、原子力発電所で燃やすと言ってきたのですが、本来それを燃やすための原子炉というのは高速増殖炉という、今まで日本にはない原子炉なのです。そして、もんじゅという原子炉を高速増殖炉ですけれども、完成させてそこで使うと公式には言ってきたのですが、もんじゅ自身が全く動かないのです。
そのため、44トンものプルトニウムが行き場がなくなってしまっているわけですが、先程聞いていただいたように、プルトニウムというのは原爆材料そのものなのです。44トンのプルトニウムでもし、長崎型の原爆を造れば、4000発もできてしまうというほどのプルトニウムを日本は懐に入れてしまったのです。
ところが、その使い道もないということで、日本は国際的に大変不審の目を向けられていまして、使い道のないプルトニウムは持たないという国際公約をさせられたのです。
しかし、もんじゅを含めて高速増殖炉は動かない。それなら、もう仕方がないから、ウランを燃やすために設計された普通の原子力発電所で燃やしてしまおうという、誠に愚かで危険な策謀を始めまして、それがプルサーマルと呼ばれてきた計画です。
でも、そのプルサーマルで燃やしたとしても燃やせる量が知れているので、なんとかプルトニウムをひたすら燃やせるような原子炉を造りたいということになりまして、大間原子力発電所というのはフルMOX。つまり、プルトニウムをひたすら燃やすためという目的のために造られた原子炉です。
石井:
小出さん達専門家の目から見て、単にウランを燃やすだけじゃなくて、そこに大変濃度が高いプルトニウムを混ぜるという事は、非常に難しい技術が求められるのではないかと素人考えで思うのですが。
小出さん:
はい。おっしゃる通りです。特に、今、日本がやろうとしてるプルサーマルというものは、もともとウランを燃やす為に設計された原子炉の中に一部プルトニウムも混ぜ込んで運転しようとする計画です。
皆さん石油ストーブをお使いだと思いますけれども、石油ストーブの燃料はは灯油です。灯油を燃やす為に設計されたのが石油ストーブですけれども、石油ストーブでガソリンを燃やそうとすれば火事になってしまうわけですね。ですから、本来ウランを燃やすために設計された原子炉でプルトニウムなどを燃やしてはいけないのです。
私は、ですからプルサーマルという計画に反対してきました。ただし、今度の大間の原子力発電所は初めからプルトニウムを燃やすために設計するという、そういう原子炉ですので、設計の考え方としては私はプルサーマルよりはいいと思います。
しかし、プルトニウムという物質は、ウランよりも核分裂の連鎖反応をコントロールしにくいという。まず、基本的な性質を持っていますし、おまけにプルトニウムという物質はウランに比べて放射能の特性が20万倍も高いというほどの猛毒物質なのです。
100万分の1グラムのわずかなちりをもし誰かにすり込ませることができれば、その人は肺がんで殺せるというほどの猛烈な猛毒物質であって、それを取り扱うということ自身に危険がともないますし、万一事故でもなれば、また事故の被害の危険が大きくなってしまうということになります。
石井:
こういう新しい形の原子力発電所というのは、小出さん世界にはいくつかあるんですか?
小出さん:
ええ、フルMOXという原子力発電所は世界にひとつもありません。
石井:
この大間だけですか?
小出さん:
そうです。先程聞いていただいたように、日本の場合にはちょっと特殊な事情がありまして、核兵器材料であるプルトニウムを大量に貯め込んでしまって、それを何とかしなければいけないという所に既に追い込まれてしまっているという。その事情のために、こんな原子炉も必要になっているわけです。
石井:
ありがとうございました。
小出さん:
はい、ありがとうございました。
ラジオフォーラム様より
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プルサーマル - Wikipedia
【プルサーマル原発】
プルサーマルとは、プルトニウムで燃料を作り、従来の熱中性子炉で燃料の一部として使うことを言う。
運転停止中の原子炉
関西電力 高浜発電所3号機 2010年(平成22年)12月25日より試運転開始。2011年(平成23年)1月21日より、営業運転を開始[11]。2012年2月20日より定期検査で運転停止。
関西電力 高浜発電所4号機 2011年(平成23年)夏から導入予定だったが、運転再開のめど立たず。
九州電力 玄海原子力発電所3号機 2009年(平成21年)11月5日より試運転開始。同年12月2日より、営業運転を開始[8]。2010年12月11日より定期検査で運転停止。
東京電力 福島第一原子力発電所3号機 2010年(平成22年)9月18日より試運転開始。同年10月26日より、営業運転を開始[9]。2011年3月11日、福島第一原子力発電所事故により運転停止。3月14日に水素爆発。
四国電力 伊方発電所3号機 2010年(平成22年)3月2日より試運転開始。同年3月30日より、営業運転を開始[10]。2011年4月29日より定期検査で運転停止。
関西電力 高浜発電所3号機 2010年(平成22年)12月25日より試運転開始。2011年(平成23年)1月21日より、営業運転を開始[11]。2012年2月20日より定期検査で運転停止。
現在までに事前合意が成立しているプルサーマル発電計画
中部電力 浜岡原子力発電所4号機 2012年(平成24年)3月以降に導入予定だったが、運転再開のめど立たず。
関西電力 高浜発電所4号機 2011年(平成23年)夏から導入予定だったが、運転再開のめど立たず。
中国電力 島根原子力発電所2号機
北海道電力 泊発電所3号機
東北電力 女川原子力発電所3号機 2015年(平成27年)度までに導入予定。
現在計画中のプルサーマル発電計画
電源開発 大間原子力発電所1号機 2014年(平成26年)度に運転開始予定。(建設中)
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