千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

雪。

2020年03月29日 | Weblog


雪囲いを外し終わったかと思いきや、今朝は雪景色が戻りました。
春の雪なので、すぐにとけて問題はないのですが、ほんの少しの雪で倒されやすいのが、雪椿と竹になります。





2日前のしだれ桜。
つぼみに赤みがついてきましたが、今日の寒さで一時ストップ。明日以降、また暖かくなってくる予報です。

昨年より、つぼみの数は多くついている感じです。ただ古木ですので、年々樹勢は衰えているようには思います。☹

4月中頃に満開になるか?
もっと早いかもしれません。

思い出の場所が・・・

2020年03月24日 | Weblog
連日、コロナウイルスのニュースが続いています。

そんな中、上越市安塚のキューピットバレイスキー場の運営会社解散のニュースも早くから県内を流れていました。
思い出の多いスキー場でした。

キューピットバレイスキー場のオープン当初、コース設計や運営全般のアドバイザーだった魚沼出身の有名スキーヤーがいらっしゃいました。
私が当時通っていた大学の体育の先生と懇意にしていたこともあり、私も仲間達と何度も訪れ、練習に行きました

新しい設備に、どこかヨーロッパのスキーリゾートを思わせるようなコテージがゲレンデ脇に建ち並び、本当に楽しい時間を過ごせました。

今年でオープン30周年という事でしたが、当初からの小雪、加えてコロナウイルスで・・・残念でなりません。
どうか、新しい運営会社が見つかると良いのですが・・・。お寺とは関係のない、私の思い出話です。。。

すべての業界で、同じような苦境に立たされている会社がたくさんあると思います。
何とかならないものか・・・。




お大師様。

2020年03月21日 | Weblog
昨日は春の中日、そして今日は弘法大師様ご入定の日。
今日で春彼岸に伺うお宅へのお参りが大体終了しました。昨日の荒れた天気とは違い、穏やかな春の日よりでした。

今年のお彼岸はまったく雪がなかったので、お墓参りの姿もチラホラと見かけました。
墓地のゴミ箱や水場、看板の設置などまったくできていなかったので、ご不便をかけたかもしれませんがご容赦ください。

お参りが終わると、あとはひたすら春の準備となります。白山大権現像修復の報告もあります。
雪囲い外し、柵や賽銭箱の設置など、急いで進めたいと思います。お彼岸中に長野に住む弟がきて外仕事をかなりしてくれたので助かりました。
春の外仕事はほとんどが1人の作業になります。

私事ですが、春の中日が私の誕生日。ついに50代に入ります。
順調にいったとしても、思うように身体が動くのはせいぜい20年くらいでしょうか・・・その間にどれくらい伽藍、墓地の整備ができるだろうか?
先人達の教えを周囲に伝えていけるだろうか?何とかしておきたい大きな仕事がいくつかあります。どうか神仏の、お大師様のご加護がありますように!

お彼岸

2020年03月18日 | Weblog
14日、15日、月遅れのお釈迦様の涅槃会が終わり、17日から春彼岸に入りました。
いつもはまだ雪に埋もれているお墓も、今年は普通にお参りできます。

他の寺院では、お彼岸の中日法要などを行うところが比較的多いかと思いますが、千手院では春彼岸にはお檀家のお仏壇にお参りにでかけております。
春彼岸、お盆、秋彼岸にわけ、年に1回お参りをさせていただく方式です。(申し訳ないのですが、遠方のお宅は失礼させていただいております)

昨日からお参りが始まり、お参りの後、お茶を一服いただきながら近況のお話しを伺いますが、どこのお宅もコロナウイルスの影響で様々な弊害を受けているようです。「いつまで」という先が見えない中で本当に大打撃です。

この世界的な一大事は、私達への何かのサインなのでしょうか???

ヒマラヤユキノシタ

2020年03月13日 | Weblog


境内、しだれ桜の根元に咲くヒマラヤユキノシタ。花が咲き始めました。

今日も暖かな日でしたが、日々雪囲いをいつ外そうか、どうしようか?と悩んでおります。
全国どこでもそのようですが、今年の桜は相当早そうな感じですね。お寺の桜も日ごとにつぼみが大きくなってきています。

お日待~十二講

2020年03月12日 | Weblog
3月11日、東日本大震災、日本中、世界中の誰もが震撼させられた日・・・。
ただただ手を合わせ、祈りを捧げることしかできません。犠牲者のご冥福と、残された方々のさらなる復興をお祈り申し上げます。



今年から日程が変更し、3月7日の裸押合大祭(残念ながら中止)、そして昨日が毘沙門堂の扉が開く「お日待」でした。
1年の中でこの期間だけが毘沙門堂の閉まる時です。

やっとこかき集めた雪もこれだけしかありません。集めた雪がなければ、今年の大祭は積雪0㎝でありました。
本当にご住職、大祭実行委員会、多聞青年団、関係各位の皆様は大変な思いをされたことでしょう。何とか頑張って明年以降につなげて欲しいと願います。

お祭り後は慌ただしく、8日には先々代賢能和尚の二十三回忌法要などを厳修し、そして今朝は6時から十二講の祭礼が行われました。



毎年、たっぷりの雪で作られるお堂も、今年は信者さんが何とかこれだけかき集めてくれました。

御札と幣束、お膳に御神酒、信者さん手作りの弓矢、そして的は住職が手書きし、読経祈願の後は1人ずつ弓矢を放ちます。
1本は雪堂の上にある的をめがけて、1本は山に向かって放ちます。
今年も山仕事が安全でありますように!!!




奉納

2020年03月05日 | Weblog


毘沙門堂境内、古山門の本坪紅白紐を白山大権現様がお帰りになったこともあり付け替えました。
今までの物も、ひどく傷んでいたのですが、ようやく付け替えたという感じです。

これもお参りの皆様からの浄財のおかげでございます。誠に有難うございます。

また個人的には6年ほど前から、白山様の修復が完了した際の香炉を用意しておりました。
備前焼で大変壊れやすいのですが、名工の飛獅子香炉です。画像は載せませんので、どうぞお参りくださった際には、遠いですが覗いてみてください。
お参りされる方の願いが届くように、今の私にできる精一杯の奉納です。

裸押合大祭は中止ですが、明日の夕刻と7日には御護摩法要が何座か厳修されることになりました。
右往左往している日本ですが、どうか毘沙門天のご加護がありますよう、お勤めして参ります。

お帰りいただきました!

2020年03月02日 | Weblog
コロナウイルスの影響で、裸押合大祭は中止となりましたが、昨日、すでに準備をしていたお祭りのための餅つきを同級生達で行いました。



多聞青年団の幹部の方達もお手伝いに来てくれました。
1年間、一生懸命準備してくれたのに、本番が開催されず本当に残念です。しかし、青年団の挨拶の中に「今できる事を楽しみながら、しっかり取り組み、次につなげていきます」とあり、立派だなぁ~と感心しました。大したものです。



そして今日、3月3日にギリギリ間に合って、毘沙門堂境内の古山門の白山大権現様がお帰りになりました。
1年半以上かかりましたが、天保10年以来、181年ぶりの修復作業が無事に終わりました。
御喜捨をいただいた方には、改めて完了のご報告をさせていただく予定です。

国や県の指定文化財などではありませんが、そういうものはあまり関係ありません。
多くの人達が、ご先祖様が、心を込めてお参りし、願いを込めてきたのかが大切です。私にとって、そのような尊像はすべて国宝級の宝物なのです。