千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

残念。

2020年02月28日 | Weblog
まれに見る小雪の後には、新型コロナウイルス・・・、浦佐の小中学校も3月3日から一斉に休校になると連絡が入りました。

その3月3日、今年から日が変更し3月7日に開催予定だった、サンゲツミッカの浦佐毘沙門堂・裸押合大祭も中止とのことです。
今の状況を考えれば仕方ないことでしょう。残念ですが・・・。

ただ、3月6日夜と7日の御護摩修行は回数は不明ですが、行うとのことです。
これからオリンピックもあります。毘沙門天のご加護がありますように祈りを捧げたいと思います。

感動。

2020年02月19日 | Weblog


昨日の午後、綺麗な越後三山が望めました。

今日はシトシトと雨模様。
ご詠歌講の役員会があったり、心配事相談の日々が続いております。

先々代の賢能老僧から言われたことがあります。
「どんなにお金を貯めても、あの世には持って行けない。ただ、ひとつだけ方法がある。自分の棺に入れて全部燃やすことだ。お前にはそれができるか?」私は「できないと思います」と答えました。

お寺に来られたある母親が、こんな事を聞かせてくれました。
病気を患ったお爺さんが自宅で最後を迎えました。遠く離れた地で、働き始めたばかりのお孫さんが葬儀にかけつけてくれました。
お孫さんは1年間、仕事を覚えるのに精一杯・・・やっと初めてのボーナスが出たばかり。

そのボーナスからお札を出して、「六文銭の代わりと、これで大好きだったビールを飲んで」と棺の中に入れてあげたそうです。

故人の好きな物を買ってきて、お供えすることはありますが、お札を入れてさしあげる行いは初めて聞きました。
同じ行為であるように思えますが、20代前半の若者が、このような行為ができることに感動してしまいました。
私も含め、なかなかできない事だと思います。大切なお金、皆、懐にしまってしまうでしょう。

これがお爺さんの生き様だったのでしょう。お孫さんはその背中を見て育ってきたのでしょう。

そのお孫さんとは数回会ったことがあります。その成長ぶりが本当に嬉しかったです。
遠く離れていても、お爺さんの孫として誇り高く、気高くこれからを生きていくと思います。誇りを持っている人間は強いのです!

貼り絵と書画の展覧会

2020年02月14日 | Weblog


チラシが届きました。
関凌太郎さん達の「貼り絵と書画の展覧会」。

今回は小千谷市のお寺様を会場に行われるそうです。
実物は本当に気持ちをホッコリさせてくれるものばかりですので、皆様、是非足をお運びください。

このような展覧会も何回目になるのでしょう?
今では県内各所で開催されるまでになりました。

頑張っているなー、こっちも頑張るぞ

墓地積雪状況

2020年02月12日 | Weblog
この冬はあまりに小雪で、これが初めての墓地積雪状況。



一昨日の朝、墓地に通じる道路は私の股下くらいの積雪。
ピーンと冷え込んだ空気に包まれました。とても清らかな、透きとおった朝でした。

今朝も冷え込んだものの、日中は春のような陽気になり、積もった新雪も一気に水気をおびて沈み込みました。
墓地も積雪30cmほどでしょうか。

2月も中旬ですが、このまま春を迎えるのかな???

思わず…

2020年02月08日 | Weblog
一昨日、北朝鮮による拉致被害者、有本さんのお母様、有本嘉代子様の訃報をニュースで知りました。
どれほどの無念であったでしょう。計り知ることさえできません。心からのご冥福をお祈り申し上げます。

思わず涙がこぼれてしまいました。
有本さんと、日本人を救えない日本という国の弱さにです。

比較してはいけないのかも知れませんが、アメリカであれば、どんな手段を使ってでも自国民を助けだすでしょう。

前からそうですが、ここのところ頻度を増して「小さなお葬式」「直葬」などのCMが目立つようになりました。
また、実際に直葬は見かける機会が急増しました。

「死生観の変化」「節約志向」「見栄と世間体」「喪主の高齢化」「迷惑をかけたくない」など、葬儀に関する様々なキーワードがでてきますが、恩義ある家族をどうやって見送るかは当然個々の自由であります。

自分をここまで精一杯の力で育て上げてくれた大切な人・・・本人がそこまでしなくてよいと言ってもそうはいかない。俺のできる精一杯の力で送り出させて欲しい。お金の事も気にするな、働けばすぐに元に戻るから大丈夫だ。そうありたいと思う人は結構いるのではないかと思う。

しかし現実は・・・仕事は厳しく給料も上がらない、消費税は上がる、明日はどうなるか分からない、時間もない、夢も感動もない、誇りが持てない、気持ち的にも経済的にも、すべてにおいて余裕がない。心身のエネルギーがない。それが今の葬儀事情の背景にあるように思う。それはイコール日本という国が貧しく、弱くなっているのだと思う。





この数日の寒波で、やっと浦佐らしい雪景色が広がった。
寒くとも、こんな晴れ晴れした気持ちで過ごしたいものだ。未来の子供達のために。

節分

2020年02月03日 | Weblog
節分を迎えました。
星祭の世界では今日が大晦日、明日が令和2年の始まりになります。

千手院の総本山、奈良県の長谷寺でもこの節分にあわせて星祭りのご祈祷が行われます。

2月1日から心配事相談を再開しており、今日も相談事でしたが、星祭のご祈祷を上げて今年1年の安穏を祈願いたしました。

今日は毘沙門堂で豆まきが行われた後、井口巻の代表が千手院まで来てくれて本堂内に豆まきをしてくれました。毎年の恒例行事です。

コロナウイルスで世界中が大騒ぎの中、どうか鬼を追い払ってほしいものです。
どうか良い年になりますように!