千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

関凌太郎クンと桜吹雪。

2019年04月26日 | Weblog
強い南風が吹き、桜吹雪になったかと思いきや、春の雨が続いています。
明日には寒気が下りて雪?になるかもしれない天気予報です。



ポストに入っていたチラシ。
浦佐出身の関凌太郎クン他、皆さんの書画と貼り絵の展覧会が長岡市であるそうです。
是非皆さん訪れてみてください。気持ちを豊かにさせてくれる絵と書に出会えるでしょう。



桜と新緑もどんどんとスピードをあげて交代しています。
山もブナの新緑をはじめとして日ごとに青さが増しています。



水辺の近くには二輪草。
早春の草花は「次は俺の出番だ」といわんばかりに、次から次へと花開きます。
そして、それは可憐であると同時に自分たちが生き抜き、次へと生をつないでいくための逞しさがあります。何故順を追って咲いていくのか?きちんと理由があるのです。自然の世界から学ぶことは本当に多く、素晴らしいものばかりです。仏様の教えとはまさしく自然界の教えなのかも知れません。

満開の感謝!

2019年04月21日 | Weblog




昨日の桜たち、そして今日は満開を迎えました。
今年のしだれ桜は花が少なかったですが、それでもきれいに咲いてくれました。昨晩、そして今晩からほんの数日、夜の池に映し出される深淵の桜のピークになるでしょう。



昨日の夕方、今朝行われた浦佐城跡の整備に先立ち、二の丸跡の薬師様の祠前に五色の吹き流しを設置してきました。
残雪の越後三山と本当にきれいな光景です。



これも昨晩、夜のライトアップを終えるためライトを消しに行くとき、本堂正面の向拝(入り口)を開けると、満開の桜の向こうに見事に光り輝く満月・・・しばらくみとれてしまいました。本堂側から見られた桜と満月の光景です。



そして今朝は7時から浦佐城・薬師様の会の登山道整備と、二の丸跡、稲荷大明神様鳥居再建のための資材運搬作業を行いました。
浦佐町内の檀家さんにもハガキ連絡をし、10名ほど来てくれたら・・・と思っていましたら、なんと40~50名ほども参加してくださいました。
ただただ感謝としか言えません。



女性、子供、高齢者、地域の方まで・・・登山道入り口でセメントや砂利などを分け、各自が持てる分だけ担ぎ上げていただきましたが、少し残ったため、あとは来週中に何とかしようと思っていたところ、なんと皆さん一度下山し、再度担ぎ上げてくれました。

登りは約25分程度ですが、ただ登るのとは違い、数キロでも何かを持って上がるのは随分と勝手が違うのです。
皆さんの体力とお気持ちに本当に感謝の一言に尽きます。本当に有難うございました。

山の上での水の準備も整い、あとは4月29日前後から工事に入り、5月8日、薬師様山頂祭までに鳥居再建が完了できる予定でおります。
今回の記録や、「檀家一同」とした奉納者名も入れさせていただくようになっております。

今日はちょうど良い曇り空で、登山道も乾いており、最高の作業日和でした。
稲荷様、薬師様のご加護、各家の発展繁栄の御利益をいただけるものと感じております。

作業後はご法事があり、夕方から浦佐城・薬師様の総会が満開の桜の中、本堂で行われます。
心の底からありがたく、そして本当に充実した1日となりました。

ご協力いただきました皆様、心より感謝申し上げます。

気温差・・・

2019年04月19日 | Weblog
昨日は暑い?くらいの陽気になったかと思いきや、今日は雨模様で肌寒いお天気・・・身体がついていきませんね。



桜たちも同じ生き物・・・、昨日の陽気で一気に開き始めた花も今日は元気がなく、暖かくなるのを待っています。
同じ浦佐でも、日照時間が長い町内などではほぼ満開です。千手院境内はまだ満開にはなっていませんが、あと数日で満開になるでしょう!

また、昨日の記事には間違って作業途中の諏訪大明神様の鳥居写真を載せてしまいました。



完成したのはこちらの方の写真です。
奥に見えるのは浦佐城跡・薬師様。21日は登山道整備と薬師稲荷大明神様の鳥居再建のための砂利等の運搬作業があります。どうかお天気が良くなりますように

しだれ桜

2019年04月18日 | Weblog




今日もグングンと気温が上がり、どんどんと桜も開花しています。
しだれ桜も開花を始めましたが、やっぱり今年は花芽が少ないようです。



本堂前のソメイヨシノは例年通りの花がついています。3~4分咲きといったところでしょうか。

準備が間に合ったら今晩からライトアップしたいと思います。
時間もお寺の都合でまちまちで申し訳ございませんが、21時くらいまでは点灯したいと思います。



昨日、千手院の鎮守様のひとつ、諏訪大明神様の鳥居を塗り直しました。

桜、咲き始めました。

2019年04月16日 | Weblog


今日は暖かい1日でした。
境内の桜たちも、ポツポツと花が開き始めましたよ。

明日も暖かくなりそうな天気予報ですから、満開まであと1週間ほどでしょうか?ただ、花が咲き始めてから一気に気温が上がった時には、ほんの3日で満開になった年もありましたから、分かりませんけどね!

今日は心配事相談、ご祈祷やご供養などもなく、1日中、外仕事。

午後からは浦佐城跡、二ノ丸跡のお稲荷様鳥居再建のために杉の木を2本伐倒するため、森林組合の人と現場確認。時間調整がうまく合わず、少し山の上で待つことになりました。



浦佐城跡登り口から千手院の墓地と越後三山、ホントいい景 色です。



早春の花たちもどんどん見頃を迎えています。キクザキイチゲ。



カタクリ。
この紫色、何とも言えない素晴らしさです。



所々で群生していたり。



一株ではありませんが、まとまって咲いていたり。



オクチョウジザクラ(ヤマザクラ)



オオバキスミレ。



ユキツバキのつぼみも膨らんできています。





ショウジョウバカマの紫と白。



最後は木の芽のブッカキ。ピントが合っていませんが・・・
これからツルが伸びて摘めるようになりますが、待てずに最初の部分も摘んで食べることができます。

魚沼で木の芽とは、アケビのツルのことを言います。

春はやっぱりいいですね!
暑くもなく、虫もほとんどいないし、鳥たちのさえずり、眺めも最高、花もたくさん。

今日はたくさん野花を愛でることができました。

つきかえし?

2019年04月14日 | Weblog


昨日の朝、祓川の脇でおばあさんが何かを摘んでいました。

今の時期はヨモギかな???

ヨモギの新芽を使って作る「つきか(が)えし」は魚沼の昔ながらの伝統菓子です。

作り方もそれぞれの家で様々のようですが、私も今亡き祖母にもっと教えてもらっておけばよかったと思うことがよくあります。

食が溢れ、食べ物の季節感が薄れたからなのか、先人たちの食文化は実に理にかなったものだとつくづく思います。

ペットボトルひとつとっても、本当に私たちの身体に良いものかどうか、心底考えさせられます!

しだれ桜、開花状況

2019年04月12日 | Weblog


樹齢200年・千手院のしだれ桜・・・ほんの少しだけ赤みをおびてきましたが、今日も晴れたり、時折雨があたったり、おかしなお天気で気温もイマイチあがりませんでした。

新潟市内では満開のようですが、浦佐はまだ時間がかかりそうです。

今年はつぼみの付き方が例年と少し違うような気がします。具体的には上手く言えませんが、所々で妙につぼみがまとまっているというか、まぁ、もう少し赤みが増してくると様子が変わってくるのでしょうか??



ちなみに昨年4月20日に満開を迎えたときの写真です。
今年もこのように咲いてくれると良いのですが・・・どうなるか???


薬師稲荷大明神様の鳥居を再建いたします。

2019年04月11日 | Weblog
数日前の「山見」の記事でも少し書かせていただきましたが、市の指定史跡・浦佐城跡二の丸跡には千手院の鎮守様のひとつ、薬師稲荷大明神様が祀られております。浦佐城跡は薬師山にそびえることから、薬師稲荷様と呼び習わしております。



このような小さな祠ですが、長く、大切に守られてきました。いつから祀られるようになったかという記録は残っておりません。
屋根は冬の間、雪で壊れないよう下におろしてあります。(祠左下に少しみえています)



写真の左側に今にも倒れそうな鳥居が建っております。
約50年ほど前、信者さん数名の寄進で奉納された鳥居です。鉄製の鳥居を山の下から何回も何回も休みながらやっとの思いで担ぎ上げたのだそうです。
当時は基礎までを行う余裕もなく、手作業で土を掘って建てました。

鉄製の鳥居、冬は当然2~4mの雪の下になり、鉄ですから徐々に錆び、強度がなくなり倒れては設置し直しながら今にいたります。
ですから元々2mほどあったはずの高さも、今では子供さえもくぐれないほど低くなってしまいました。

その当時を知る方から、昨年の5月8日、薬師さま山頂祭の時、今ならまだ協力できるぞ!との一声で私の気持ちも固まりました。

その翌月、先代の遷化を迎えたため、準備が遅れましたが、新元号を迎える5月8日の薬師さま山頂祭に間に合うように段取りが整いました。この冬の雪が多ければ、縁日には間に合いませんでしたから、ありがたいことです。

この度の鳥居再建は、基礎もしっかり行い、雪にも耐えられるようにアルミ合金の鳥居です。

ただ、なにせ山の上、資材を運び上げないとなりません。経費の問題もありますが、少しでも檀信徒の皆さんや地域の人にご縁を結んでいただきたいと思い、4月21日(日)、午前7時、登り口集合にて、基礎に使う砂利などを小分けにして、各自が運べる分だけを運び上げていただけるよう計画し、浦佐区内の檀家さんにはてハガキにて御案内させていただきました。

もちろん自由参加です。難しく考えないで、ご協力できる方には気軽に参加していただけたら幸いです。

当日は、浦佐城・薬師様の会の登山道整備作業と同じくし、会の皆さんからもご協力いただける予定です。
ほんのささやかですが、参加してくださった方には御神酒1本プレゼントお天気がよくなりますように

いい香り~

2019年04月09日 | Weblog


6月に先代の一周忌と新住職の晋山式(しんざんしき)という法要を執り行います。
私にとっては一生に1回だけの、住職として心新たにする記念日になります。

その記念として、千手院本堂の畳を総入れ替えすることになり、順番に畳を入れ替え始めました。
お参りされる方にはしばらくご不便をおかけしますがご容赦ください。

しかし新しいイグサの香りはいいですね~。畳も本堂も、みんな生きていると感じます。
刈り取られてもなお生き続ける・・・活かし続ける・・・きっと人の一生も同じ事なのでしょうね。

先人たちの残してくれた有形無形の財産、教えを活かすも殺すも自分次第、その人次第です。

よく学び、よく考え、それを論じるだけでなく、実践していくことを肝に命じたいと思います!

お地蔵様

2019年04月08日 | Weblog


毎春、境内のお地蔵様に頭巾を奉納してくださる方がいらっしゃいます。
お子さん、お孫さんの健やかな成長と安全、ご自身の事も祈願をしながらの手作りの逸品です。

何でも売っている時代ですが、こうやって自分の手で作れる人は本当に少なくなりました。
また細部にも様々な施しがしてあるそうで、これは同じように作っている人でないと分からないのだそうです。

1年かけ続けた頭巾も新しくなり、とても気持ちがよさそうです。本当に有難く、尊い善行に感謝の言葉しかありません。