田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

柳川 沖端界隈と川下り

2016年02月14日 | 柳川

  穏やかな晴天の日、家内は友達とお出掛けです。私は美術展を観に行こうかと思案しましたが、春のような日差しに誘われて歩くことにしました。

 やってきたのは柳川の沖端(おきのはた)です。昨年来た時は、ここから川下りのコース沿いを歩きましたが、今回は沖端界隈をぶらりと散歩することにしました。前回の記事はこちら

 向こうに見える横断幕は柳川出身の琴奨菊関の優勝を祝う幕です。

 

  川下りの下船場から西へ10分も歩くと沖端漁港に着きます。有明海はすぐそこで、魚介類のほか海苔養殖も盛んですね。沖端には平家の侍が落ちのびて来て漁師になったという、六騎(ロッキュ)伝説が伝わっています。

 

 沖端漁港から川下りの下船場の方へ戻る途中です。昔、どこかで同じような風景を見た気がして懐かしさを覚えます。

 

 美容室です。今は営業していないのかも知れませんが、私が子どもの頃は、この様な造りの店をよく見かけました。当時はハイカラだったのだと思います。

  

 北原白秋の生家です。荒廃していた母屋を復元しています。生家は酒造業を営んでいました。

 

 生家の内部です。生家は撮影可でした。

 

 茶の間です。右手には雛祭の「さげもん」があります。買うと結構お高い値段です。

 

 柳川藩主立花家の別邸だった「御花」です。この建物は明治末期に建てられました。敷地全体が国の名勝であり、名園で知られる松濤園があります。有料ですが、本館は見学できます。

  

  前回は内堀コースを歩きましたが、この日は御花の裏手にある外堀コースを撮ることにしました。歩かずに船が下って来るのを待ちます。風が強く、少し波立っています。

 遠くに架かっているのは御花に通じる木橋です。 

 

  別の会社の船です。今のシーズンは炬燵舟です。炬燵といっても長机に毛布を被せたものです。船頭さんは竿さばきだけでなく、軽口でお客を楽しませたり自慢の喉を披露したりしなければならず、なかなか大変です。最近は若い船頭さんが増えているようです。

 

  外堀を空船が上っていきます。客を乗せていないので滑るように進んでいきます。

 

  柳川では雛祭の「さげもんめぐり」が始まりました。4月初めまで開催されているので、また訪れるつもりです。

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
水郷 柳川 (takezii)
2016-02-14 10:33:31
ゆったり 風情の有る いい街ですね。
昨年 生まれて初めて 九州を訪れた類で 各地の情報に疎い爺さんですが 九州様のレポートを拝見しながら 行ってみたい所が 次々 増えてきそうです。
これからも 楽しみにしております。

気まぐれブログにコメントをいただき 有難うございます。超高齢化時代、親の介護の問題も大変ですが 自分自身のことも 考えなければならない歳になっており・・・。
こんにちは (九州より)
2016-02-14 12:34:34
コメント有難うございます。
母は長命を保ちましたが、自分はどうなることやら。
気持ちだけは老化しないよう、好奇心の赴くままにあちこち出掛けています。
沖端漁港 (tango)
2016-02-15 06:38:42
久しぶりに柳川の風景を見せていただきました
私も3~4回訪ねました
ここの雰囲気は大好きです
(さげもんめぐり)もしたいのですよ~~
ウナギの食事も美味しかったことを覚えています
良い所!!
川下りも良かったですね……
こんにちは (九州より)
2016-02-15 10:22:43
柳川はいい町です。
親戚が住んでいたので、子どもの頃からよく来ていました。
従弟が結婚した時は日吉神社で式を挙げ、披露宴会場までどんこ船で行きました。良い経験でした。

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